返事が遅い発達障害の子どもにイライラが止まらない!ママのお悩み解消法

ママは毎日忙しい!そんなときに子どもと話をしていても返事が遅い。話聞いてる?もしや無視?思わず、ママのイライラ度が急上昇…!実は10秒待つだけで、発達障害の子どもから返事がぐっと増える場合があるのです!
 

【目次】

 

1.「なんですぐに返事返してくれないの…!」返事が遅い息子にイライラしていました…

 
 
育児に仕事、家事などママは毎日忙しいですよね!
 
 
忙しいときに、子どもと話に話しかけても返事が遅い話聞いてる?もしや無視?
 
 
思わず、ママ自身のイライラ度が急上昇…!してしまった経験のあるママいませんか?
 
 
 
 
私は、以前、息子の返事が遅いことに対して、よくイライラしていました。
 
 
私は、診断はついておりませんが、注意欠陥性多動障害(ADHD)と自閉症スペクトラム障害(ASD)の特性を合わせ持った発達障害凸凹傾向の小学生2年生の息子と3歳の娘を持つ働くママです。
 
 
息子に話しかけても、返事が遅い…。「本当に聞いているの?」と疑いたくなる反応。
 
 
私自身に余裕があるときはいいのですが、やるべきことが沢山あったり急いでいるとき、息子の返事が遅かったりすると、私自身がイライラした気分になっていました…。
 
 
そして、私自身が息子の返事を待つ時間がもったいなく感じてしまい、「返事してよ!」と返答を促したりしていました。
 
 
また、息子の返事があっても、すでにイライラした気分の私は、息子の話を途中で遮ってしまうこともありました。
 
 
せっかくの親子の会話なのに、イライラしてしまう始末…。
 
 
しかし、私自身、子どもの特性を学ぶにつれて、以前よりも子どもの返事を待つ時間を伸ばした結果、私自身もイライラすることなく、待てるようになったのです。
 
 
さらに、子どもからの返事もぐっと増えたのです!
 
 
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2.なぜ、話しかけても、発達障害の子どもの反応や言葉が遅い場合があるの?

 
 
発達障害の子どもに限らず、子どもの脳は、大人に比べて未熟です。
 
 
私たち大人は、子どもと話している時、話を聞いているような反応であれば、話の中身も理解してくれているように感じますよね。
 
 
でも、子どもにとっては、相手の話を聞いているからといって、すぐに話を理解していることには直結しません
 
 
ママにすぐに言い返されたり、まくしたてられたりすると、耳では話を聞けても、言葉の意味を考える余裕がありません
 
 
言葉の意味を考える余裕がないと、そもそも話の中身を理解できないですよね。
 
 
子どもは言葉の意味を考え理解したうえで、自分なりに言葉を組み立てた上で、反応を返します。
 
 
その時間に、子どもの脳は活発に活動し、必死に理解したり考えたりして言葉を組み立てているのです!
 
 
脳が活発に活動していると、子どもの発達に繋がります。
 
 
 
 
もし、ママが口を挟んでしまうとどうでしょうか。
 
 
おそらく、子どもは話の中身を理解し考えたりする時間がないので、途中で考えるのをやめてしまいますよね。
 
 
私たち大人に置き換えてみると、どうでしょうか。
 
 
例えば、大人が会社で大勢の前に立って、10分後に何か発表をしなければならないとします。
 
 
ぶっつけ本番で喋る人もいるかもしれませんが、多くの人は発表前に何を話そうか考えるのではないでしょうか。
 
 
考えている間、頭の中で考えたり、紙に書きだしたりして、集中して必死に考えますよね。
 
 
もし、必死に考えている途中に、同僚が次々と割り込んできたら、集中して考えられないですよね。
 
 
集中して考えたいから喋りかけないでほしいですよね。
 
 
このように、大人でも何か発表しようとするとき、発言前は考えたり言葉を組み立てたりして、脳は活発に活動させます。
 
 
大人でもそうなんですから、発達障害傾向の子どもの場合はなおさらです!
 
 
子どもが言葉を選んで組み立てる時間を、ママが意図的に待ってあげる必要があるのです。
 
 
ママが「待つ時間」を作ることが、子どもの発達に繋がるのです!
 
 
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3.まずは返事を10秒待とう!ママはその間、他の事したり、考えててOK!

 
 
待つ時間を作るって言っても、ずっとは待てませんよね。
 
 
ずっと待っていたら、ママは家事も育児もできません!
 
 
子どもは大人と違って聞いた内容を理解し、返答するまでに時間がかかります。
 
 
そのため、子どもが言葉を選んで、言葉を組み立てる時間を作ってあげましょう!
 
 
まずは、10秒待ってみませんか?
 
 
いつもよりほんの少し待ってあげて、子どもから発言するのを促してあげるのはいかがでしょうか。
 
 
 
 
たかが10秒、されど10秒です!
 
 
待つ時間が長く感じるママは「今日はこの後何しよう?」とか「子どもが寝た後、これやろう」など全く別のことを考えててもOK!
 
 
別の事考えていた方が気がそれて、あっという間に10秒経つ場合もあります。
 
 
実際、どのくらい待てばいいのかは、子どもによって異なります。
 
 
5秒で返答する子どももいれば、20秒かかる子どもだっているでしょう。
 
 
まずはママが実験気分で、子どもとお喋りしているときに、返答までにどのくらい時間がかかるか、心の中で数えてみましょう!
 
 
10秒の日もあれば、5秒の日もあると思います。
 
 
何度か繰り返すうちに、子どもが喋りだすまでに、どのくらいの時間がかかるのか、その子なりの傾向が分かってきます。
 
 
子どもが喋りだすまでに、どのくらい時間がかかるか、事前に分かっていると、待つ側であるママの心持ちが全然違いますよね。
 
 
事前に分かっていれば、その分、ママも心穏やかにいられ、親子のコミュニケーションが円滑になるので、ママの気持ちも楽になるのです!
 
 
忙しい毎日の中ですが、「待つ時間」が子どもの発達に影響してくることを忘れないで子育て楽しんでいきましょう!
 
 
 
 
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執筆者:なつきみき
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)
 
 
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