秋は大人も子どもも気持ちが不安定になりやすい時期。特に発達凸凹の子どもは少しの変化に弱く、周りに影響されがちです。そんな時こそ、お母さんが元気で笑顔でいて欲しい。今回は子どもの気持ちを不安定にさせないためにママができることをお伝えします。 |
【目次】
1.もしかしてママがお疲れではないですか?
2.子どももママも気持ちが不安定になるのはなぜ?
3.ママが元気になれるヒントとは
◆しっかり休息をとる、たくさん眠る
◆先に行動することで気持ちを引き上げる
◆気持ちをアウトプットする
1.もしかしてママがお疲れではないですか?
秋になると、学校や幼稚園のイベントも増えて忙しくなってくる時期ではないかと思います。
さらに、普段の仕事のストレスや周りの人間関係、お家のこと、子どもの発達のことなど気になること、やらなきゃいけないことがたくさん!
お疲れではないですか?
一生懸命頑張りすぎてはいないでしょうか?
一生懸命頑張りすぎてはいないでしょうか?
そんな時
「子どものこと、甘やかしすぎなんじゃないの?」
「もっとしっかりしつけておかないと、大きくなって困るのはこの子よ」
なんて、横ヤリが入ってきたり、頼んでいない助言を言われたりするとママも辛い気持ちになってしまいますね。
やらなきゃいけないこと、考えることがたくさん!もうどうしたらいいの~。1人じゃ無理~!と思うこともあるかもしれません。
なんとか助けて欲しい、どうにかこの現状を解消したい…
わたしもそんな気持ちで、何度もネット検索を繰り返していたことがあります。
特に子どもが小さかった頃は、こちらが言ったことも子どもにはうまく伝わらない、分かっているようで分かっていない、なんてこともありイライラが膨れ上がっていったのを覚えています。
こんなに頑張っているのに、どうしてうまくいかないんだろうかと、自分に自信がなくなることもありました。
2.子どももママも気持ちが不安定になるのはなぜ?
発達凸凹の子どもたちは、ちょっとした周りの変化に敏感です。
そして周りの影響を受けやすいという一面を持っています。
すると、ママの機嫌がよくない時には敏感に察知して、子どもも気持ちが不安定になってしまうのです。
なぜか子どもが落ち着かない、いつもよりぐずる、イライラするということがあれば、ママも余計にどうしていいか分からなくなってしまいますね。
ママが頑張ると子どものぐずりが収まることもあれば、全然うまくいかない、なんてことはよくあることです。
ただ、普段ならそんなことあるよねと思えることも、ママが疲れていると客観的に考えられず、ママ自身が不安に陥ることもあります。
夏に比べて、秋から冬にかけては日照時間も減ってくるため、幸せホルモンであるセロトニンが作りにくくなる時期。
そのため、子どもだけでなくママの気持ちも不安定になりやすいのです。
それでも、子どものためなんだから、無理して頑張って、ということが言いたいわけではないんです。
無理したって、発達凸凹の子どもには敏感に察知されてバレてしまいますしね。
無理をしすぎるのではなく、ママ自身がどうしたら元気でいられるか、どうしたら幸せでいられるか、その方法を探してみてほしいのです。
3.ママが元気になれるヒントとは
そこで、今回は子育てが少しでも楽に、そしてママが元気になってもらえればと、普段わたしが気持ちのバランスをとるために心がけている3つのことをお伝えします。
◆しっかり休息をとる、たくさん眠る
当たり前のことのようですが、元気でいるためにはゆっくり休むのが鉄則です。
発達凸凹の子どもが様々な刺激で脳が疲れるように、ママも日々の生活の中で子どものことや仕事、家事などあれこれしなきゃいけない状況に気が付くと心も体も疲れています。
そんな自分に注意を向け、普段からしっかりと休息をとる、たくさん睡眠をとることを心がけてみてください。
いや、そんなこと言っていられないよ!と思われるかもしれませんが、効率を考えるとゆっくり休んだ後の方が活発に動けて、結果、早く問題が解決したり用事が済むということもあります。
ママでなくてもできることは、積極的に誰かに頼んで、ママはしっかりと休む時間をとるようにしましょう。
そして、やらなきゃいけないことは脳をリフレッシュさせて気持ちよく行いたいものですね。
◆先に行動することで気持ちを引き上げる
ママが頑張っていても周りの理解が不十分だったり、嫌なことを言われたりすることがあるかもしれません。
そんな時は前向きでいようと思っても、難しいものです。
これはネガティブ・バイアスといって、受け取る情報がポジティブなものより、ネガティブなものに注目を向けやすいという人の心理傾向があるのです。
そのため、ネガティブな意見や出来事が起こると、そこに気持ちが引っ張られてママの気持ちまでもネガティブになってしまうのです。
そんな時は気持ちが盛り上がってくるのを待つより先に、行動を起こすことで気持ちを引き上げてみてください。
例えば、口角を上げてにっこり笑う、大声で歌を歌う、スポーツをする、踊ってみる、部屋の掃除を始める。
行動を先に起こすことで不思議と気持ちが引きずられて徐々に上がってきますよ。
◆気持ちをアウトプットする
何か問題が起こった時、自分で解決することも、誰かに解決してもらうこともすぐには難しい、なんてことがあるかと思います。
ですが、誰にも何も言わないでじっと自分の中で悶々と悩んで過ごすのでは余計に気分が滅入ってしまいますよね。
そんな時には、口に出して誰かに話す、文章にして書いてみるなど、考えや気持ちをアウトプットすることをやってみてください。
すると、今までイライラして冷静に見られなかったことも、客観的に見ることができて気持ちが整理されてきます。
思っても見なかったような解決策が出てくるかもしれません。
いかがだったでしょうか?
発達凸凹の子育ては定型発達の子どもの子育てよりも何倍も難しいと言われます。
そんな難しいことをやってのけている私たちママは本当にすごいんです!
だからこそ、子どもが好きと言ってくれる笑顔のママでいられるように、ママ自身が元気になれる方法をやってみてくださいね。
ママが幸せでいることで子どもの気持ちにも余裕が出てきますよ。
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執筆者:井上喜美子
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)