発達障害の子どもがマイペースで行動が遅いのはなぜ?特性に合わせた対応4つのポイント

発達障害の子どもがマイペースで行動が遅いことに毎日イライラしてしまうことはありませんか。そんな時は、脳の特性に合わせた対応をすることで、子どもが自ら行動できるようになるんです。今回は、すぐに実践できる対応4つのポイントをお伝えします!
 

【目次】

 

1.マイペースで行動が遅い!!発達障害グレーゾーンの我が家の娘

 
 
我が家の娘は診断はついていませんが、発達障害の自閉症スペクトラム(ASD)の傾向があります。
 
 
娘が保育園に通っていた頃は、
 
・なかなか着替えようとしない
 
・着替えを持ってきたと思ったら、ぼ~っとして進まない
 
・手を動かしているのに時間がかかる
 
という感じでした。
 
 
毎日、出発の時間がせまっているのに行動しない娘に
 
「着替えて!」
 
「止まらないで!動いて!」
 
「早く!」
 
など、私はガミガミ矢継ぎ早に指示ばかりして、楽しい会話をする暇もありませんでした。
 
 
 
 
小学校に入学すると、明日の準備だけではなく宿題もあります。保育園時代のときよりやることがたくさん!
 
 
やらないといけない事がたくさんあればあるほど、発達障害グレーゾーンの娘は、どこから手をつけていいやら分からず、さらに行動は遅くなるばかりでした。
 
 
そんな娘に私は、ヘトヘトイライラ、どうしたらいいのか悩む日々でした。
 
 
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2.マイペースで行動が遅くなってしまうのはなぜ?

 
 
発達障害の子どもは、どうしてマイペースで行動が遅いのでしょうか。
 
 
大人の私たちは、その日のすべきこと、したいことを、頭に並べて段取りを組んで行動しています。
 
 
「今日は習い事があって帰りが遅いから、就寝時間まで2時間!
 
ご飯とお風呂に30分ずつとして、残り1時間!
 
宿題とピアノの練習、通信教育の〇〇もさせなきゃ!」
 
 
というように、子どもの用事に関してもお母さんの頭は動いていますね。
 
 
でも、子ども本人はどうでしょう?
 
 
 
 
発達障害の子どもは、
 
 
✓段取りを組むことが苦手
 
 
自分がやりたいことを優先してしまって、宿題や明日の準備などやらなくてはいけないことが後回しになり、なかなか進まない。
 
 
また、やろうと思っても何から始めたらいいか迷って決められない
 
 
✓時間感覚の発達がゆっくり
 
 
この作業にこのくらいの時間が必要ということの見積もりができなかったり、時間を逆算して行動したりすることが難しい。
 
 
✓運動発達がゆっくり
 
 
体を動かすことが十分に発達していなかったり、不器用だったりするため、動きが遅くなってしまう。
 
 
という特性があるんです!
 
 
子ども自身も、
 
「お母さんの言っていることはわかるけど、なんかできない」
 
と思っているかもしれません。
 
 
子どもも、やろうと思っているのにできない、お母さんから毎日怒られるという状態が続くと、自信を失ってしまいます。
 
 
そうならないために、発達障害の子どもの「できない」という感覚をなくし、自信をつける対応に変えていきましょう。
 
 
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3.発達障害の子どもの特性に合わせた対応4つのポイント

 
 
では、どうしたら発達障害の子どもが、自らスッと動くようになるのでしょうか。
 
 
我が家で実践していた特性に合わせた対応を4つご紹介します。
 
 

◆①段取りを組むことが苦手な子への対応

 
 
段取りが苦手な子も、好きなことにはすぐに取りかかって集中して取り組むことができませんか?
 
 
「やりたい」という気持ちがあればすぐに行動できるんです!
 
 
そこで、子どもにとってなかなか行動できないことを、子どもが「したい!」と思う行動に変えてあげることがポイントです。
 
 
「お着替え終わったら何する?」
 
 
行動が進まないことの後に何かやりたいこと、心がワクワクすることを用意してあげてください。
 
 
そうすることで、発達障害の子どもの気分が盛り上がって行動しやすくなります。
 
 

◆②時間感覚の発達がゆっくりな子への対応

 
 
何かをしながら時間を気にする、というのは「ワーキングメモリー」という記憶の機能が働いてできることです。
 
 
ですが、発達障害の子どもは、ワーキングメモリーの発達がゆっくりな子が多いんです。
 
 
また、ワーキングメモリーが働いていても誘惑に負けるのは、脳の前頭葉の抑制機能が働いていない場合です。
 
 
子どもはワーキングメモリーも前頭葉の抑制機能も十分に発達していないので、時間を守るということはそもそも難関なんです。
 
 
まずは、生活の中の1つだけを決めて時間を守る習慣をつけることがポイントです
 
 
特に大事なのは就寝時間です。脳にとって睡眠は必要不可欠な栄養源す。
 
 
記憶を司る海馬を成長させ時間感覚を育てたいなら、睡眠時間を確保しましょう。
 
 
「9時には寝るよ。」など、約束の時間を意識させます。
 
 
「9時まであと20分だから歯磨きしよう」 と、終了の時間を意識させ、逆算して行動する考え方を伝えましょう。
 
 
視覚的に残り時間を示すタイマーもお勧めです。
 
 

◆③運動発達がゆっくりな子への対応

 
 
そもそも体や手足を動かす能力が未熟だったり、不器用だったりすることから、何をしても遅いのかもしれません。
 
 
脳の発達にも運動は必要!
 
 
そこで、生活の中で活動する量を増やしていくことが大切です。
 
 
買い物などの簡単なものから始めて、徐々に運動量を増やしてみてください。
 
 
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家事を手伝ってもらうことで、お母さんも「ありがとう」と褒めるが増えます。
 
 
お母さんの褒めの声かけで発達障害の子どもにも自信がつき、一石二鳥です!
 
 
 
 

◆④次の行動の指示は、肯定と楽しいことでサンドイッチ!

 
 
肯定的な言葉次にしてほしいこと楽しいことを想像させる言葉とセットの声かけで、発達障害の子どもの行動力が加速します!
 
 
「ご飯、全部食べたね」(肯定的な声かけ)
 
 
「じゃ、歯磨きだね」(次にしてほしいこと)
 
 
「歯磨きの後、好きな絵本読もう」(楽しいことを想像させる)
 
 
やってほしいことだけを伝えたときと比べると、子どもの行動が早くなります。
 
 
できていることに注目し、苦手なことはサポートすることで、子どもの行動力があがるだけでなく、脳が発達することで行動力がアップし、子どもの自信にもつながりますよ。
 

 
 
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執筆者:おざわ つきこ
(発達科学コミュニケーショントレーナー)
 
 
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