幼児の特徴によって個人差がでるイヤイヤ期。成長の証とわかっていながらも、あまりの大変さに疲弊しているママも多いはず。イヤイヤ期がひどい発達障害・グレーゾーン幼児にも試してほしい、とっておきの対応をお伝えします! |
【目次】
1.発達障害グレーゾーンの子もそうでない子も、対応に困るイヤイヤ期
2.そもそもイヤイヤ期って? 幼児の特徴によって個人差が!
3. イヤイヤ期がひどい発達障害・グレーゾーンの幼児でも余裕で乗り越えられたとっておきの方法
1.発達障害グレーゾーンの子もそうでない子も、対応に困るイヤイヤ期
ママたちを悩ませるイヤイヤ期。
成長の証とわかっていながらも、一日中一緒にいたり、忙しい時間帯だったりすると、本当にしんどいですよね。
心穏やかに…とはいかず、イライラが爆発!のママも多いのではないでしょうか。
実際、わたしもそうでした。
一人目のときのイヤイヤ期。わたしは、「イライラしたら負け」自分にそう言い聞かせていました。
イライラしたらだめ!そんな風に考え、イライラしそうになっても、仏の心でただただ無心で対応していました。
しかし、そうはいってもやはり人間…限度というものがあります。
「あ、こんなんあるよ。」「イヤ」
「これは?」「イヤ」
「じゃあ、これは?」「イヤ」
あ~、もう!イヤイヤ言い過ぎ!
仏の心で、平常心で頑張ってみても、何度も否定されると、心が折れてしまいます…
さらに、忙しいそのときの状況や、自分自身の体調、他のどうしようもない欲求不満が相まると、今まで封印していたイライラが大爆発!
たまに自分ではどうしようもないほど感情を抑えることができず、大きな声を出したり、「もう、ママもいや! 」とイライラをぶつけてしまうことがありました。
今、わたしは二人目のイヤイヤ期真っ最中。
自分でズボンをはきたいけれど、履けないから泣く、手伝うと怒って大泣き!…はっきりいって理不尽です(笑)
大変といえばもちろん大変です。
しかし、一人目のときと違うのは、わたしが知識を身につけたこと。
具体的方法を学ぶことで、わたしの声掛けが変わり、楽に対応できるようになりました。
こう言ってみたら、だめだった。じゃあ、こう言ってみたら?それなら、これは?
なんて、楽しみながら、余裕で対応できる自分に驚いています。
さらに、この方法を続けていると、
イヤイヤと癇癪を起こすよりも、言葉でコミュニケーションをとるほうが得策だ!と、子どもの行動も変わってきました。
イヤイヤ期なんだから、どうしようもないんじゃない?
違うんです!ちょっとしたコツで、本当に楽に対応できるようになります。
イヤイヤ期がひどいのは発達障害のせいだからなのか…と悩むのではなくお母さんの対応を少し変えてみませんか?
知識を身につけて、子どものイヤイヤに余裕で対応できるようになりたい!と思う方、ぜひ最後までご覧くださいね。
2、そもそもイヤイヤ期って? 幼児の特徴によって個人差が!
イヤイヤ期というのは、子どもの自己主張したい気持ちの表れの時期です。
自我の芽生えの時期ともいわれていますね。
一般的に2歳前後ではじまるのが多いといわれています。
しかし、ここは個人差があるもの。0歳からはじまる子もいれば、3~4歳からはじまる子もいます。
ママの捉え方によっても違うかもしれませんね。
そして、程度もさまざま。あまりない子もいれば、手がつけられないほど、激しい癇癪を起こす子もいます。
そもそも、イヤイヤ期には、どんな行動をするのでしょうか?
あらかじめ理解しておけば、気持ちの準備もできるかもしれません。
◆①いきなり癇癪を起こす
何か気に入らないことがあったときに、いきなりかんしゃくを起こすことがあります。
自分の気持ちをうまく言葉にできないため、かんしゃくという方法で気持ちを表現しています。
言葉で気持ちを伝えられるようになれば、かんしゃくも次第に減ってくる傾向にあります。
◆②できないことでもやろうとする
自分でやりたい気持ちが強く、なんでもやろうとします。ただ、そこに実力が伴わないのです。
靴下を自分ではきたい!でも、うまくできないから怒る…といった具合です。
手伝うとさらに火がついたように怒り、じゃあどうしたらいいの?とお手上げ状態になる、ということを経験したママも多いのではないでしょうか。
◆③すべてのことに「イヤ」と言う
何を言われても「イヤ」と言うのは、まさにイヤイヤ期の特徴です。
意味もなく「イヤ」と言っているだけの場合もあると思いますが、何を言っても「イヤ」と言われ続けると、こちらのメンタルもやられてしまいますよね。
こんな厄介なイヤイヤ期…発達障害幼児の場合、そこに知覚過敏やこだわりなども合わせてでてくるわけですから、本当に大変です。
今日は、その大変さが少しでも楽になる方法!
私自身が実践し、イヤイヤ期を余裕で乗り越えられるようになった、とっておきの方法をお伝えしますね。
3.イヤイヤ期がひどい発達障害・グレーゾーンの幼児でも余裕で乗り越えられたとっておきの方法
、
イヤイヤ期を余裕で乗り越えらるようになった、とっておきの方法! それはズバリ!
①「子どもの感情に巻き込まれない」
②「子どもに選択させる」
③「指示を繰り返す」
この3つの合わせ技です。
この3つを組み合わせながら、うまく使っていくと、どんな理不尽なイヤイヤにも全く動じず、余裕で対応できている自分に気が付きました。
本当にうまくいくの?と思われるかもしれませんが…イヤイヤ期 がひどい発達障害・グレーゾーン幼児にも効く簡単な方法です!
我が家の実際の事例を紹介したいと思います。
朝から、おむつ替えでイヤイヤ勃発です。
「足だけスッポンしようか?」「イヤ」
「ウルトラマンみたいにお着換えする? 」「イヤ」
「お着換えしたら、パン食べようか? 」「イヤ」
「あ、パンにマヨネーズのせるのと、チーズだったらどっちにする? 」→急に顔色が変わりました!
「チー!(チーズ) 」すぐに、賢くおむつをかえました。
ところが次は、ズボンを自分でうまくはくことができず怒る、手伝うとさらに大泣き!という理不尽イヤイヤ。
できないから手伝ってあげてるのに!思わずそう言いたくなりますが(笑)
そんなときも、感情に巻き込まれず、とにかく様々な提案をしてみます。
「あ、ここ痛そうだから、バンドエイドはろうか?」「イヤ」
「可愛いやつあるからはってみる? 」「イヤ」
「どんな種類があるか、見に行く? 」「イヤ」
「どんな種類があるか、ママが行こうか? それとも〇〇(子どもの名前)だけ行く? 」
ここではじめて顔色を変えた息子。
ズボンが履けなかったことなんて、もう記憶の彼方です。
こちらがすっと手伝って解決!ちなみにその後、興味津々にどのバンドエイドがいいか選んでいました。
①子どもの感情に巻き込まれない
②子どもに選択させる
③指示を繰り返す
この3つを意識しながら、日々対応すると、子どもは変わります。
もちろん、同じ提案でも、昨日うまくいったからと今日もうまくいくとは限りません。
しかし、うまくいかなくても、ただこれを繰り返すだけ!
様々な方法を試す中で、うまくいった!と思える瞬間がきっとあると思います。
あ、ママの提案は、子どもの興味を引くよう、いかにもグッドアイデア!という風に言葉かけしてくださいね。
本当に大変で厄介なイヤイヤ期ですが、一度騙されたと思って実行してみてください。
みなさんの子育てが少しでも楽になりますように…
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執筆者:石原 みか
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)