間違いを誰かに指摘されるのがこわくて行動できない。完璧主義のお子さんには多いですよね。そんなお子さんにはママが成功体験につながる声かけのコツをつかんで自信をつけてあげましょう。 |
【目次】
1.自信がなくて行動できない!そんなお子さんに悩んでいませんか?
我が子には、いろんなことに自信をもってチャレンジしてほしい!
だけど、最近自信がないのかな…とお悩みのママはいませんか?
保育園も年中さんや年長さんになると、子ども自身も周りと自分の違いに目が向くようになります。
周りの目を気にして、ものごとに取り組む前から「誰かに何か言われたらどうしよう…」と考えるあまり、行動できなくなることもありますよね。
特に完璧主義のお子さんであれば、その傾向は強いのではないでしょうか。
私の小1の息子は元・完璧主義。答えのある算数が得意なタイプでした。
それに加えて自閉っ子の姉がいて、息子は生まれた時から我慢ばかりでした。
保育園の年中くらいから、
「苦手なことには取り組みたくない!」
「間違えたくない!」
と完璧主義が際立ち、自信のなさが目立つようになりました。
年長の春頃には、間違えるのが嫌で、ひらがなを一切書こうとしなくなっていました。
2.完璧主義の子どもが自分の行動に自信が持てないワケ
完璧主義って、どんなことも責任をもってやり遂げようとする気持ちがあって、とってもすばらしいことだと思うのです。
だけど、
・何ごとも完璧にしようとして疲れすぎてしまう
・周りの目を気にしすぎて疲れてしまう
・失敗することが怖くなってしまう
このような理由から、行動する前にブレーキがかかってしまうことがあるのです。
息子も間違いを恐れるあまり、苦手なひらがなに取り組む意欲がなくなってしまっていたのです。
しかし私がコミュニケーションを変えて、できているところに注目するようになると、みるみると自信を取り戻していきました。
好きな数字を書くようになり、ひらがなも書くようになったのです。
ポイントは、「成功体験につながる声かけ」。
具体的に説明していきますね。
3.我が子の褒めポイントはたくさんある!部分褒めで成功体験を積み重ねよう
私が変えたのはたった一つ!とにかくたくさん褒めたんです。
「えっ⁈うちの子、褒めるところがないんだけど…」っていうママ、完璧にできたときじゃないと褒められないと思っていませんか?
私は、完璧ににできてから褒めるのではなくて、できたところに注目していきました。
先ほどのひらがなを例に挙げると、
「ここはまっすぐになっているね!」
と全体としては今一歩でも、部分部分を褒めていったのです。
すると息子は書くのを嫌がらないようになってきました。
完璧にできるのを待って褒めようとすると、褒めるチャンスを逃してしまいます。
だから、
・完璧でなくてもやったとき
・文句を言いながらでもやったとき
・当たり前のことでもできたとき
こんな時も褒めポイントなんです。
ひらがな以外でも、
パジャマを脱いで遊んでいても、「もう脱いだんだね!」
カレーを半分しか食べてないのに止まっていても、「おっ!もう半分食べたのね!いいね!」
という感じです。
全体を見るとできていないと思うようなことでも、途中途中でできていることがあるはずです。
できている部分を切り取って褒めることで、成功体験が積み重なり、好ましい行動が増えてくるんですよ。
実は私、先月朝の旗当番を忘れて、慌てふためきました。
ギリギリセーフで間に合ったものの、息子は私を不憫に思ったのか、次の旗当番を忘れないように、ひらがなで「あしたわはたとうばん」と書いて、寝室のドアに貼り付けてくれていました!
完璧主義でなかなか苦手なことをやりたがらないお子さんには、できたところに注目し、部分部分を褒めて声をかけてゆくと自信を取り戻していきますよ。
ぜひやってみてくださいね!
自信のない子どもが自信を取り戻す!ママの声かけを多数紹介しています
執筆者:今川ホルン
(発達科学コミュニケーショントレーナー)
(発達科学コミュニケーショントレーナー)
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