子どものできないことばかりが気になって、毎日「頑張りなさい!」って言っているお母さんいませんか?応援しているつもりかもしれませんが、実は逆効果なんですよ!この記事を読んで、ぜひ正しい応援のテクニックを手に入れてくださいね! |
【目次】
1.ガミガミダメ出しするのが「応援」と勘違いしていませんか?
2.子どもの好きなことを応援できるママとできないママの違い
3.好きなことを否定された子どもはどうなるの?
4.子どもに「いいね!」自信を育てるママの応援テクニックとは?
①言葉での応援で「ちゃんと見守ってるよ!」を伝えてほしいタイプ
②応援を行動にして手伝ってあげたほうがうまく行くタイプ
ガミガミダメ出しするのが「応援」と勘違いしていませんか?
あなたは「応援」と聞いて、どんな様子を思い浮かべますか?
応援といえば、「がんばれ〜」「フレ〜フレ〜」って言うだけだと思っていませんか?
辞書で「応援」を調べてみると、2つの意味が出てきます。
1つは、
「競技・試合などで声援や拍手を送り選手やチームを励ますこと」
これは、多くの方が認識している「応援」と言う言葉の意味で、声に出して「頑張れ〜」と言葉をかけることです。
そしてもう1つは、
「人のために自分の力を使って手助けすること」
そう、具体的に行動することなんです。
この2つめの「応援」が、子どもの発達のためにはとても大切なんです。
子どもが自分でなんでもやらないと自信なんてつかない、そう思っているママによく出会います。
だから、なんでも一人でできるようにガミガミダメ出しをしてしまうんですね。
ですが、はじめからなんでも一人でできるお子さんはいませんし、特に発達凸凹を持つお子さんでは、「見ただけ」、「聞いただけ」では、自然にできるようにはならないことが多いです。
自分一人ではできないことをガミガミ言われる。そして結局できない。
これでは自信をつけるどころか自信をなくしてしまうと思いませんか?
2.子どもの好きなことを応援できるママとできないママの違い
以前、あるワークショップで「子どもの好きなことやものを10個描いてください」っていうワークをやったときのこと。
すらすらすらとすぐに10個あげられるママと、ものすごーく考えても1、2個しか出てこないママがいました。
この違いはなんなのか。
そのワークショップで話されていたのは、
「お子さんが好きなことをお母さん自身が嫌だと思うブロックがかかっているんでしょうね」
という言葉。
子どもが好きなこと、多くのご家庭ではおそらく最上位に「ゲーム」がきます。
ですが、ママが、「子どもがゲームを好きなこと」に対してネガティブな気持ちを持っていると、「うちの子、ゲームが大好きなんです」とは言いづらい。
だけど、そんなママの気持ちがお子さんに伝わることは避けたいですよね。
なぜ、お子さんの好きなことを否定しない方がいいのでしょうか?
3.好きなことを否定された子どもはどうなるの?
いろいろ理由はありますが、1番の理由は「好き!」っていう気持ちは、ものすごいパワーを持っているからです。
わが家でも、どれだけ私が言っても宿題を始めない時でも、「宿題終わったら母ちゃんと1回だけゲームで勝負しよう!」と言っただけでいつもより宿題が早く終わったりします。
それだけ「好き」の力って偉大なんです。
2つめは、「好き」という気持ちを一番大好きなママに否定され続けると、
「それが好きなままだと親に嫌われるかもしれない」
と思ったり、自分が「好きだ」と思う感じ方を間違っていると捉えてしまったり、何かを好きだと感じることに罪悪感を感じてしまうことだってあるんです。
これでは子どもが自分に自信を持つことなんてできませんよね。
そんな、ついついお子さんの好きなことを否定してしまう、応援できないお母さんにやってほしいことがあります。
それは、子どもの好きなものに「いいね!」を出すことです。
4.子どもに「いいね!」自信を育てるママの応援テクニックとは?
だけど、ただ「いいね!」を出しても子どもに自信は育ちません!
だから最初にママにぜひしてほしいこと。
それは、子どもを観察することです。
子どもたちには、してほしい応援としてほしくない応援がある。そしてそれは時と場合によって違うからです。
だから、お子さんに自信を授けるための応援のファーストステップは「観察」なんです。
言葉での応援で「ちゃんと見守ってるよ」を伝えてあげたほうがうまく行くのかな?
うちの子は、応援を行動にして手伝ってあげたほうがうまく行くのかな?
今うちの子に必要な応援はどっちかな?という視点で観察してみましょう。
我が子に必要な応援がどちらか分かったら、次はお子さんのタイプに合わせた「いいね!」を出してあげましよう。
◆①言葉での応援で「ちゃんと見守ってるよ!」を伝えてほしいタイプ
まずはストレートに「いいね!」って伝えてみましょう。
「いいね」、って言うのが難しいなら、
「どんなことやってるの?」
とか、
「どこまですすんだの?」
とか、
「ゲームやってるんだね〜」
という事実を言葉にする実況中継でもOK!
それをやることで、お子さんは、「自分の好きなことに対してお母さんが反対しているわけではない」って感じることができます。
◆②応援を行動にして手伝ってあげたほうがうまく行くタイプ
先ほどの「いいね!」という声かけとともに、思い切ってお子さんが好きなことをお母さんも一緒にやっちゃいましょう。
以前私のところに相談に来たお母さんに、「ゲームに興味を示してみましょう。なんなら、一緒にやってみちゃってください!」ってアドバイスしたことがあります。
そのお母さんは、思い切ってお子さんに「ゲーム教えて」って言ってみたそうです。
すると、お子さんが思いもよらずうれしそうな顔になり、事細かに教えてくれて、おかげで一緒にゲームを楽しむことができた!と報告してくれました。
その時のお母さんの顔!
最高にニコニコでした!!!
その出来事を通じて、
「うちの子、こんなにゲームが好きなんだな」
「いろんなこと考えてゲームをやってるんだな」
「いろんなこと知っててなんだかすごいな」
と、初めて理解することができたそうです。
「ゲームも、悪いばっかりじゃないんだなって思いました」そう言えたお母さんに私が目一杯拍手を贈ったことは言うまでもありません。
そんなの無理、なんて言わないで、まずはLet’s Try!
やってみることで新しく見えてくるものってある。
もしかしたら、お母さんにも新しく好きなことができちゃうかもしれませんよ!
読んで実践!子どものできたところをたくさん発見できるママになれちゃいます
↓↓
▼ママ小児科医直伝!これさえ読めばあなたも今日からほめ上手に変身♪▼
▼ダウンロードはこちらから▼
子どもの大好きを応援できるママになれるテクニックを手に入れることができます
執筆者:森博子
(発達科学コミュニケーショントレーナー)
(発達科学コミュニケーショントレーナー)