インドア派vsアウトドア派のきょうだいへの対応は?母子分離不安障害のインドアっ子が自然に外出できる法則

 

きょうだいでインドア派とアウトドア派で意見が分裂した時、母子分離不安障害の子がいる場合は対応にとても悩みます。わが子2人の不安の強いきょうだいから気づけた、子どもへの優先順位に悩まずどちらも成長させてあげることができる法則をお伝えします。
 

【目次】

 

1.インドア派の動かない子を外へ連れ出せれば解決すると思っていました

 
 
きょうだいのいるご家庭ではお子さんの意見がそれぞれ分裂することはきっと多々あるのではないでしょうか。
 
 
わが家の子の場合は超インドアなおうち大好きっ子と、一方では外への好奇心のある子なので意見は真っ二つです。
 
 
自閉症スペクトラム(ASD)の次女とASD傾向グレーゾーンの姉で、小1,小4の頃にはふたりともが母子分離不安障害の傾向が強くありました。
 
 
当時は常に私と娘達の3人でお団子のようにくっついた状態にならざるを得ない状態でした。
 
 
そのような状況下で、なんときょうだいの意見はほとんど正反対。
 
 
アウトドア派の長女は、
「前に行ったことのある〇〇公園に行きたいなぁ~。」
 
「公園に行って松ぼっくりが拾いたい♪」
 
と、外のことへ関心があります。
 
 
すぐそこの公園くらいサッと行けばいいのですが、たったそれだけのこともスムーズにはいきませんでした。
 
 
母子分離不安障害で母親と離れることに不安を抱く2人のきょうだいがいると、松ぼっくりを拾いに行かせてあげることすら叶えてあげることは簡単なことではなかったのです。
 
 
長女の要望に対して、次女は
「外には行きたくない!どこにも行かなくていい。家に居たい」
 
という、超インドアな子なのです。
 
 
困ったことに、次女だけをお留守番させて長女と私で短時間でも公園に行くということも、その逆も母子分離不安障害の娘達には精神的にとても厳しい状態でした。
 
 
ですので、毎回長女には

「(妹)が行けそうなら、行こうね!」

「(妹)に聞いてみるけど、今度こそは大丈夫ならいいね。」

と、なだめてあげることしかできませんでした。
 
 
全ては次女のタイミング次第で家から出れるかどうかが決まっているような状態だったのです。
 
 
 
 
私は、インドア派の次女がスムーズに外出できるようになってくれれば、私も長女も行動範囲が広がってきっと楽になる!
 
 
解決策はそれしかないと思っていました。
 
 
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2.きょうだい児や上の子に見落としがちなワナ

 
 
もしかすると、困りごとのある子の方を中心にケアをしてきょうだい児の子はおろそかになってしまう。そのようなご経験がある方は少なくないかもしれません。
 
 
きょうだい児とは、障害のある子の兄弟姉妹のことです。きょうだい児は、障害のある子の方へ手がかかってしまうため親に甘えられないというような悩みを抱える子が多いのです。
 
 
きょうだい児でなくても、下にきょうだいがいる場合は上の子が我慢。という経験は多いですよね。
 
 
まだ発達の途中段階で1人では何もできない場合の年齢でしたら、親のサポートが必要な子へ集中せざるを得ないと思います。
 
 
そのため、無意識のうちに親は下の子や困りごとのある子どもを中心に動いてしまうものです。
 
 
 
 
ですが、手がかかる子へ注力している時間は、きょうだい児や上の子にとっても同じように大切な成長期間。
 
 
自分には目を向けてもらえない間に、手がかからない子の成長のタイミングを逃してしまうこともあり得るのです。
 
 
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3.母子分離不安障害のきょうだい両方が成長できる2ステップとは

 
 
実際に、わが家は娘2人が母子分離不安障害で不安が強い状況の生活で、おうち派の次女のペースだけに合わせて1年以上が過ぎると、さすがに長女の限界を感じるようになりました。
 
 
せっかく色々なことへ興味を示したり、意欲的な気持ちがあったりする状態の長女。私は下の子に合わせてしまうことで押しつぶすしてしまっていいのだろうか?

 
 
そんな心配と焦りの入り混じった状態でした。
 
 
私は、このやり方ではいけない!と感じ、初めて舵を切ったのです。
 
 

◆ステップ1 母子分離不安がやわらぐコミュニケーション

 
 
まず最初に、私が大きく舵を切ろうとする前にやってきたことを紹介いたします。
 
 
長女と次女のふたりの成長を促していくために、自己肯定感と自己効力感が高まる声かけを実践してきました。
 
 
具体的にはこちらの記事をご参考ください。
 
 
このように、わが子の視点に立ってできていることを認めてあげる、褒めるということを実践していくだけで、長女にも次女にもそれぞれが自立へ向けての成長を実感することができました。
 
 
ですが、それだけでは母子分離不安で、私と一緒でなければ私も娘ふたりも活動範囲を広げることができないという部分への根本的な悩みを完全に解決することはできてはいませんでした
 
 
なぜなら、私の代わりのような存在の人が居れば娘は安心できるようにまで成長していったのですが、いざという時に私ひとりでは身動きできないことが少なくありませんでした。
 
 
そこで、私はこれからお伝えさせていただくことを実践したことで、3人のくっついたお団子状態から抜け出すことができました。
 
 
アウトドア派の長女とインドア派の次女のお互いにメリットがある状態で過ごすことができるようになったのです。
 
 

◆ステップ2 きょうだいへの対応に迷わない!きょうだい両方が伸びるお得な法則とは!

 
 
これまでの私は、困りごとの多くあった下の子ばかりに注目していました。
 
 
ですが、このままでは長女の成長を止めてしまうという焦りの気持ちの方が大きくなり、思い切って考えをチェンジしたのです。
 
 
ステップ1のように肯定の声かけを常にしてきたことで、母子分離不安障害だった娘達の様子は和らいでいました。
 
 
そして、長女も次女も次のステップアップができそうなタイミングを見計い、行動的な長女の要望を叶えることをしてみよう!と、実践していったのです。
 
 
まずは小さな挑戦からです。お姉ちゃんとなら一緒にお留守番できるようになっていたインドア派の次女に姉の希望を叶えてあげるために、ひとりでお留守番の提案をしました。
 
 
次女から承諾を得た上で、短い時間から次女のお留守番中に私とアウトドア派の長女で外出するという挑戦をしたのです。
 
 
最初は母親の私自身が母子分離不安の強かった次女をひとりにして大丈夫かな?とソワソワ状態で落ち着けなかったのですが、好きな動画を見て過ごせたようです。
 
 
そして、長女は私とふたりの時間に少しだけでも外の空気を吸うことができたり、自分の外出したいという願望を少しづつ行動に移すことができるようになっていきました。
 
 
その頃の長女の様子は急成長!!自宅の中での行動力もグングンと伸びていきました
 
 
私はようやく、長女が伸びる対策を1つ確保できた!という嬉しさと同時にある納得をすることができたのです。
 
 
テント理論という言葉はご存じでしょうか?
テントの真ん中を高く持ち上げれば周りの裾野も必ず上がるという理論があります。
 
 
今回の経験は、テントの真ん中の部分をアウトドア派のお姉ちゃんへ例えることができます。
 
 
私は行動への意欲のある長女へ合わせた動きを取ることにより長女の行動を引き上げたことから、妹にとってもとてもいい結果があったのです!
 
 
それは、外に出ることへの抵抗のとても強いインドア派の次女が私と長女と一緒にスムーズに出かけれるようになったり、ひとりでお留守番が平気になるほど成長できたのです。
 
 
 
 
わが家の母子分離不安障害の娘2人についての体験談、いかがでしたでしょうか?
 
 
きょうだいの子どもへの愛情は同じように注ぎながら、何を優先してあげればきょうだいみんなが伸びるのだろう?ということに迷った時には、このテント理論を思い出していただけたらと思います。
 
 
背伸びをして高いところを目指している子を優先すると、周りのきょうだいにも好影響となればお母さんの子育ても楽になります。
 
 
ぜひ、ひとつの軸としてご参考になりましたら嬉しいです。

 
 
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執筆者:おおむらさえ
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)
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