突然の登校しぶりを予防する!頑張りすぎる自閉症の子どものための3ステップ

 

入学、進級など、新しい環境で頑張っているけれど、ちょっと無理しているかも…?そんな違和感を感じたなら、それは子どもの頑張り過ぎのサインです。今回は頑張り過ぎる子どもの心身を癒す、母さんの対応3ステップをご紹介します。
 

【目次】

 

1.新しい環境で頑張る子ども、実は無理していませんか?

 
 
入学、進級など、新しい生活が始まった方が多い4月から、1ヶ月が過ぎましたね。
 
 
お子さんが新しく小学校に入学したり、ひとつ進級したりしたお母さん、お子さんの様子はいかがでしょうか?
 
 
新しい環境、新しい先生、新しいお友達、すべてが新しいことだらけのなか、はりきっていろんなことに取り組んでいるかもしれませんね。
 
 
そんな我が子の様子を見て、入学や進級前に抱いていた不安から解消されて、ほっと胸をなでおろしているお母さんも多いのではないでしょうか。
 
 
特に発達障害・自閉症スペクトラム症(ASD)のお子さんのお母さんであれば、なおさらでしょう。
 
 
また、この時期は個人懇談や家庭訪問などもあり、先生から「お子さん、とっても頑張っていますよ!」なんて声をかけていただけたりすると、我が子への期待がどんどんふくらんでいって、
 
 
「あれもやってみよう」
 
「これもできるよね?」
 
 
と、ついついいろんなことをやらせようとしてしまうかもしれませんね。
 
 
 
 
でも、ちょっと立ち止まってお子さんの様子を観察してみてください。
 
 
普段のお子さんとちょっと様子が違うと感じることはありませんか?
 
 
もし少しでも違和感を感じる様子があれば要注意!
 
 
お子さんは頑張り過ぎて、心身ともに疲れ切っている可能性があるんです。
 
 

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2.自閉症キッズが頑張り過ぎてしまうワケ

 
 
子どもが頑張っているのになにがいけないの?そう思ったお母さんもいるかもしれませんね。
 
 
たしかに、目標とか取り組んでいることがもっと上達するように努力する、「頑張る」って、とってもすばらしいことですよね。
 
 
けれども、自閉症キッズが頑張るって、実はとっても大変なことなんです!
 
 
自閉症スペクトラム症の子どもは、
 
 
・環境の変化が苦手
・コミュニケーションが苦手
・先の見通しが立たないことが苦手
・感覚過敏
・空気を読めない、空気を読み過ぎる
 
 
など、さまざまな特性があり、新しい環境がとっても苦手!なのに、毎日周りに合わせようと神経をすり減らしているのです。
 
 
そう、目標とか目的のために頑張る前にも頑張らないといけないことがあって、「頑張る」のハードルがとっても高いんです!
 
 
さらに、「適度に」ということができず、常に0か100かでものごとを考えてしまうため頑張るときはいつも全力MAX!
 
 
自分を客観視することも苦手なことから、自分が頑張り過ぎていることにも気づかないのです。
 
 
そうして頑張り過ぎることが続くと、常に「頑張らなければいけない」という気持ちがますます強くなり、自分でも気が付かないうちに心身ともに疲れ切ってしまうのです。
 
 
 
 
だけど周りの大人は、「本人がせっかく頑張っているのだから」とか、「頑張っている我が子すごい!」なんて、思っちゃうことがとっても多いんです。
 
 
わたしもそんな大人のひとりでした。
 
 
頑張り過ぎる息子が神経をすり減らしていることに気づかず、つらい思いをさせてしまったのです。
 
 

3.頑張りすぎてパンクしてしまった自閉症スペクトラム症の我が子

 
 
現在小学5年の息子は自閉症スペクトラム症(ASD)の特性があり、支援級に通っています。
 
 
集団での指示が通りにくい、言葉の発達に遅れがある、不安が強くストレスをためやすいなど、小学校入学前は不安要素ばかりでした。
 
 
しかしいざ入学してみると、毎日登校班に遅れずに行き、片道3キロの道のりをみんなと一緒に歩いて通い、夕方は学童で宿題も済ませてわたしのお迎えを待つ、そんな平和な毎日でした。
 
 
家庭訪問や個人懇談では、
 
 
「とっても頑張っていますよ!」
 
「最初はどうなるかなと心配だったけど、全然大丈夫です!」
 
 
と先生からもうれしい言葉をいただき、わたしはほっと胸をなでおろしました。
 
 
ところが、2学期初日に突然の高熱で学校を休み、そこから長い長い登校しぶりに苦しむことになったのです。
 
 
 
 
登校しぶりになって改めて1学期の息子の様子を振り返ってみると、兆候がありました。
 
 
けれど、わたしは息子が頑張り過ぎていることに気づかず、むしろ意欲的に取り組めていると勘違いしてさらに頑張らせてしまっていたのです。
 
 
特に入学や進級から間もないこの時期は、子どもが頑張り過ぎて息切れしやすいため、突然の登校しぶりのリスクが高くなります。
 
 
だからこそ、お母さんが子どもの心身の状態を正しく把握し、頑張り過ぎをコントロールしてあげることが大切なんです。
 
 

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4.突然の登校しぶりを予防する!頑張りすぎる自閉症キッズの心身を癒す3ステップ

 
 
このように、子どもの心身をパンクさせ、登校しぶりに追い込んでしまった反省から、子どもが頑張り過ぎているサインを見逃さないように意識するようになりました。
 
 
現在では元気に楽しんで学校に通うようになった息子ですが、ストレスが溜まりやすい特性上、常に心身がパンクする前に予防するようにしています。
 
 
わが家で行っている頑張り過ぎ予防の3ステップをご紹介しますね。
 
 

◆ステップ1:顔の表情、声色、テンションはいつもと比べてどうかを観察する

 
 
頑張り過ぎる子どもは、自分が頑張り過ぎていることに気づいていないことが多いことから、パッと見ただけではいつもと変わりないように見えます
 
 
だけどよーく観察してみると、いつもよりもちょっと違うなと感じることがあるのです。
 
 
わが家の場合は、やたらとテンションが高く、元気過ぎるときがストレスが溜まっているサインです。
 
 
声は元気そうなのに、表情は無理している様子だったり、行動するたびに何かを発散するような声を出しているときは、だいたいストレスが溜まる出来事があった後だということが分かりました。
 
 

◆ステップ2:指示出しを減らす、心身の負担になる活動は無理強いしない

 
 
頑張り過ぎてヘトヘトなところにさらに指示を出すと、頑張り過ぎる子どもは指示通りやろうとして、さらにストレスを溜めてしまうことになります。
 
 
だから、指示出しは極力減らしました。
 
 
家に帰ってやるべきことをやらずに好きなことをしていても、指示出しをせず見守りました。
 
 
そして、ゲームを好きなだけやったり、だらだらしたり、自由に過ごせるようにしました。
 
 
 
 
また、勉強が苦手な子どもであれば、宿題はとても負担になる場合があります。負担が大きい場合は「宿題をしなくていい」という選択もできることを伝えることもひとつの方法です。
 
 
とはいえ、頑張り過ぎる子は、「宿題はやらなくてはいけない」という気持ちも強いことが多いです。
 
 
息子も「やりたくないけどやらなければ」という気持ちと葛藤して、わたしが「やらなくていい」と伝えることで、余計ストレスを溜めることもありました。
 
 
そんなときは、事前に担任の先生に子どもの家庭での様子を伝え、最初から宿題を出さないようにしてもらうなど、子どもが気づかないところで調整を行うようにしました。
 
 

◆ステップ3:子どもの気持ちに共感する

 
 
心身の疲れが少なくなってくると、子どもは自分から想いを吐き出せるようになっていきます。子どもが自分の想いを話し始めたら、お母さんが想いを受け止めてあげましょう。
 
 
「今日は学校でこんな嫌なことがあったんだ」
 
「こんなことが大変だったよ」
 
 
など、子どもが学校でどれだけ頑張ってきたのかが分かるでしょう。
 
 
「それは大変だったね」「頑張ったね」「疲れたよね」
 
 
お母さんが自分の気持ちを受け止めてくれたことで、頑張り過ぎた子どもの心は癒されて、また次の日を乗り切る力が湧いてくるのです。
 
 
その日のストレスをその日のうちに解消することで、継続的に頑張れる力、いざという時に頑張れる力が育っていきます。
 
 
いかがですか?
 
 
子どもによって、ストレスのサインはさまざまです。
 
 
我が子のストレスのサインを見逃さず、「その日のストレスはその日のうちに!」ぜひ取り組んでみてくださいね!
 
 
 
 
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執筆者:宮千明
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)
 
 
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