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小1真面目系男子が2学期の登校渋りを乗り越えられた理由~わが家の体験記~

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2学期は登校渋りの子どもが増える時期です。1学期は元気に学校に通っていたはずなのにどうして?と不安になるお母さんも多いことでしょう。現在小4のわが子は小1の2学期に登校渋りになりました。当時を振り返って分かる登校渋りが克服できた理由とは?
 

【目次】

 

1.登校渋りのハジマリは突然だった!小1の2学期初日に高熱でダウンした息子

 
 
現在小4のわが家の息子は、毎日元気に学校へ通い、学校での勉強や行事も意欲的に取り組んでいます。
 
 
けれどもほんの数年前、小1の2学期には、ひどい登校渋りに悩まされていたのです。
 
 
そのハジマリは突然やってきました。
 
 
夏休み明けの2学期初日、何の前触れもなく突然39度の高熱が出たのです!
 
 
学校をお休みさせると、熱はウソのようにすーっと引いていき、翌日は台風のため学校が臨時休校。
 
 
2日ゆっくり休んで体調はすっかり回復した息子でしたが、2学期3日目から学校へ行きたがらなくなりました。
 
 
わが家は夫婦共働きで、わたしは息子が家を出てから出勤する毎日でした。
 
 
だから息子が学校へ行ってくれないと会社へ行けない!あせりました。
 
 
毎日学校へ行くまでは明るく元気な息子。でも家を出る時間が近づくとともにグズグズと言い出すのです。
 
 
 
 
 
それでも最初の頃は、気持ちを切り替えて登校できていたのですが、そのうち登校班の集合場所へ行けなくなって、学校まで車で送って行くようになり、
 
 
駐車場から一人で教室に入れていたのが入れなくなり…と、だんだん登校渋りの度合いがひどくなっていきました。
 
 
息子は1学期の頃はよく頑張っていて、懇談でも先生に
 
 
「よく頑張っていて、何も言うことないですよ!」
 
 
と言われるくらいでした。
 
 
だから、登校渋りになるなんて考えたこともなく、突然の変化に最初はただただとまどうばかりでした。
 
 
そしてなんとか学校へ行かせようと、無理やり登校班へ連れて行ったり、「頑張ったら行けるよ!」「気のせいだよ!」と子どもを追いつめる声かけをしてしまっていたのです!
 
 
実は息子の登校渋りの兆候は1学期の頃にすでに始まっていたのです。
 
 
それに気づかずに、わたしは間違った対応をしてしまいました。
 
 
 
 
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2.「ちゃんとしないと!」が強い真面目系男子の2学期は最初からストレスMAX状態

 
 
息子は自閉症スペクトラムで、支援級に在籍しています。
 
 
自閉症スペクトラムなど発達障害の子どもたちは環境の変化にとっても敏感。新しい環境の良しあしがダイレクトに心身の状態に現れます。
 
 
小学校入学後の新しい出来事ばかりの毎日は、息子にとっては不安の連続!そしてその中で、みんなに遅れないように「ちゃんとしないと!」と真面目に頑張ってしまうのが、息子のような発達障害の子どもたちなのです。
 
 
ちゃんと学校に行かないと!
 
 
ちゃんと先生の話を聞かないと!
 
 
言われたことはちゃんとしないと!
 
 
こんな日が毎日続いていたら、大人だって心身ともに疲れてしまいますよね。
 
 
 
 
1学期の懇談で先生が、
 
 
「何も言うことないですよ!」
 
 
と言っていたのは、息子が何も言われないように必死で頑張っていたからだったのです。
 
 
さらに息子は夏休みも学童にも行っており、ここでも「ちゃんとしないと!」とストレスをためていました。
 
 
だから2学期がスタートした時点で、息子の心身はすでに悲鳴をあげていたのです。
 
 
▼夏休み明け登校しぶりは学校と連携して対応しましょう!
 
 
 

3.お母さんの「こうあらねば!」の気持ちは手放して、子どもの心に寄り添おう!

 
 
毎朝、家を出る直前まで、学校へ行けるか行けないか分からない日々…。
 
 
でも息子のストレスの大きさに気づいたわたしは、腹をくくって息子の気持ちに寄り添うことに決めました。
 
 
ひとことで「学校へ行きたくない」と言っても、行けないレベルは日々違いました。
 
 
今日は家から全く出られない
 
 
今日は登校班では行けないけど、学校まで送ってくれたら行ける
 
 
今日は登校班の集合場所まで送ってくれたら行ける
 
 
心の中では「ちゃんと行ってほしい」という気持ちはありましたが、その気持ちはぐっと飲みこんで、まずは息子のその日の状態を一緒に確認するようにしました。
 
 
すると、最初は行きたくない原因について説明できなかった息子でしたが、そのうちその日にどうして学校に行きたくないのかを伝えてくれるようになりました。
 
 
「今日は音楽で鍵盤ハーモニカを弾かないといけないのが嫌だ」
 
 
「今日の○○はしんどいからやりたくない」
 
 
「学童に行きたくないから学校に行きたくない」
 
 
 
 
登校渋りが始まってからは、毎日のように担任の先生とその日の様子についてやりとりをしていましたが、理由が分かるようになってからは、より綿密に作戦を立てられるようになりました。
 
 
・音楽で鍵盤ハーモニカを弾くことが負担な日は、鍵盤ハーモニカをしなくていい選択肢を与える
 
 
・「今日はお昼までは頑張れる」と言った日には、お昼頃に担任の先生から息子に、 このままお母さんに迎えにきてもらうか、もう少し頑張れるかを確認してもらう
 
 
・「体育で鉄棒がもっとやりかったのにできなかった」日には、他の教科の授業を鉄棒の授業に変更する
 
 
・どうしても教室に入れない日には、1時間丸ごとUNO大会に変更して楽しい気持ちで過ごせるようにする
 
 
こんなふうに息子の気持ちを聞きながら、担任の先生とも連携して、対応していきました。
 
 

4.心の安全基地を手に入れた息子は自分で登校渋りを乗り越えた!

 
 
無理をしなくていい、安心できる環境作りに取り組んだ結果、息子の気力は少しずつ回復していきました。気が付けば、頑張れる時間が増えていたのです。
 
 
2学期は音楽発表会や、マラソン大会など、息子にとってストレスが大きいと予想される行事が続きましたが、最後まで練習を頑張り、本番をやり切ることができました。
 
 
3学期には、「学校へ行きたくない」という日がぐんと少なくなり、2年生になってからは毎日元気に学校へ行けるようになりました。
 
 
今になって振り返ると、わたし自身が「こうあらねば!」という気持ちを封印したことが一番効果的だったのだと感じます。
 
 
 
 
子どもが「学校へ行きたくない」と言うと、どうしても「ちゃんと行ってほしい」という気持ちが先だってしまいますよね。
 
 
でもあせりは禁物!
 
 
子どもの心が回復するのをじっと見守りましょう。
 
 
安全基地で疲れた心をしっかり癒した子どもは、そのうちきっと自分で学校へ行けるようになるはずですよ。
 
 
 
 
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執筆者:宮千明
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)
 
 

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