話しかけても反応がない!?3歳自閉症キッズに言葉の理解を促し振り向かせるコツ

 

3歳は自閉症の子どもの言葉の遅れが気になる年頃。話しかけても反応がなくて困ることはありませんか?実はそんな自閉っ子も、声かけの仕方一つで、振り向いて行動できる方法があります。言葉の理解を促し動くきっかけとなる声かけのコツ、お伝えします。

 

【目次】

 

1.自閉症の子どもに話しかけても反応がないのはどうして?

 
 
自閉症の子どもに話しかけても反応がない、目が合わないなどの特性で困ってはいませんか?
 
 
特に好きな遊びに没頭していると、いくら声をかけても無視される!なんていうこともありますよね。
 
 
この状態、実はお子さんが“自分に向かって話しかけられている”ということに気付けていないために起こるものです。
 
 
言葉の理解やコミュニケーションの成長がゆっくりな子ほど、こういった症状が現れやすい傾向があります。
 
 
親からすると、言葉の遅れがあるのは心配ですよね。
 
 
「そんな時どのような声かけをすれば良いでしょう?」というお悩み相談を受けることがあります。
 

これは周りの人の声の重要性に気付けていないために、いくら話しかけても声に注意を向けることができないのです。
 
 
特に自閉っ子たちは目で見た情報処理が得意な子が多く、“テレビを見る”など、目で見た情報を優先して脳内で処理しています。
 
 
ですから、「着替えるよ」と背中に向かって出したママの声はほとんど脳内で処理されないため、無反応となりスルーされてしまうんです。
 
 
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2.3歳自閉症の娘の言葉の遅れが気になる!

 
 
私の娘は、自閉スペクトラム症で現在は特別支援学級の4年生です。
 
 
3歳で自閉症と診断され、知的障害もあります。
 
 
特に言葉の遅れがとても気になっていました。
 
 
その頃は私が話しかけても反応がなく…。
 
 
「靴履くよ」
「着替えるよ」
 
 
など、短い言葉で分かり易く伝えていたのですが、それでも振り向かないことも多かったのです。
 
 
 
 
反応がない、ということは言葉の理解ができていないのか?それとも、自分のことに集中していてこちらの声に気が付いていないのか?娘が一体どういう状況なのかが、分かりません。
 
 
ですから、どうしたら私の言うことを聞いて、行動してくれるのか?ということも分かりませんでした。
 
 
私自身が娘の言葉のことで日々の対応が大変だったことはもちろんですが、娘の人生をより良くしたいと思い、対応についてたくさん調べて試行錯誤してきました。
 
 
そんな中、出会ったのが発達科学コミュニケーション。
 
 
娘のため、娘の成長に必要なこと、大切なことを学び、それを実践する日々。
 
 
学びながらも工夫し、実践したことを記録し、研究を深めていきました。
 
 
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3.自閉症の子の言葉の理解を補って反応しやすくなる2つの声かけポイント

 
 
なかなか反応してくれない自閉症の子が、パッと動く2つのポイントと対応についてご紹介します。
 
 

◆Point.1)目の前にいく

 
 
時間がなくて急いでいるママがやってしてしまいがちなのが、背後から肩を叩いたり、揺すったりすること。
 
 
これはパニックにつながることがあるので避けましょう。聞く耳を持てなくなってしまいます。
 
 
まず大事なのが、子どもの目の前に行って、話し始めることです。
 
 
目で見た情報を処理することが得意だからこそ、ママが子どもの視界に入ることで、「あれ?ママが何か言ってる!」と気づき、聞く耳を持ってくれます。
 
 
聞く耳を持つ。聞こうとしているから言葉の理解ができるんですね!
 
 
お母さんが視界に入っても、声掛けだけでは動けない場合、こちらを見ない場合もあります。
 
 
そのときは、靴、お洋服、スプーンなど実際の行動に関連する具体物を見せながら「〇〇するよ」と声をかけてみてください!
 
 
ママが笑顔で「やるよ~♪」と楽しそうな雰囲気で声をかけるのがポイントです!
 
 
ママの笑顔が視覚刺激になりますので、安心しますし、やってみようかなという気持ちを起こすきっかけとなります。
 
 

◆Point.2)短い言葉で話す

 
 
指示の声かけは短くシンプルに、が鉄則です。
 
 
「着るよ」「履くよ」と1語文で話しかけるか、「シャツ着るよ」「靴履くよ」と二語文で話しかけ、長くならないように気をつけます。
 
 
私は
 
 
靴を見せながら「靴履くよ」
服を見せながら「着替えるよ」
 
 
と、実物を見せながら話すことから始めました。
 
 
すると、「ああそれね」と言わんばかりに遊んでいたおもちゃをパッと手放し、靴を履こうと玄関に移動するようになったのです!
 
 
これを機会に、私は遊びに夢中な娘に何かをして欲しい時はいつも、実物を見せて声を掛けることで乗り越えてきました。
 
 
 
 
聞く力は特に幼児期に育てておきたいチカラ。なぜなら、学校に行くと、耳で聞いて動かないといけないことがたくさんあるからです。
 
 
2つの声かけポイントを使い続けて、言葉の理解を促しお子さんに聞く力をプレゼントしてあげてくださいね。
 
 
呼びかけても無反応だった自閉っ子が、ママの声かけに反応して振り向く。
 
 
そんなお子さんの成長を楽しんで見守ってあげてください。
 
 
参考にしていただけましたら幸いです。
 
 
 
 
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執筆者:今川ホルン
(発達科学コミュニケーショントレーナー)
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