発達障害・グレーゾーンの子育てには「先取り」と「心配力」が決め手〜今年こそ「子どもが伸びる夏」にするには?~

夏休みをうまく乗り切れるか心配、すでに2学期が心配というお父さんお母さん。夏休みを上手に利用すると発達障害・グレーゾーンのお子さんが短期間でグンと伸びてくるんです。「子どもが伸びる夏」にするための夏休みの過ごし方をお伝えします!
 

【目次】

 
 

1.1学期は発達障害・グレーゾーンの子どもにとってストレスの多い時期です

 
 
1学期が終わり、夏休みですね。さて、お子さんの1学期のご様子はいかがでしたか?
 
 
あくまで一般的な話ですが、4〜6月は、発達障害・グレーゾーンの子どもたちにトラブルが起きやすい期間です。
 
 
新しい学校や保育園・幼稚園に入学・入園したり、クラス替えがあったり、先生が変わったり、慣れ親しんだやり方やルールが変わったり。
 
 
3月までの環境とはガラッと変わることも多く、この時期は、「初めての環境・慣れない環境」が苦手な発達障害・グレーゾーンのお子さんにとって過ごしにくい時期です。
 
 
同時に、前年度までにある程度おさまっていた困りごとが、再燃しやすい時期なんです。
 
 
一般的に、年齢が高かったり、変化への適応力が高かったり、周囲の支援が十分に足りていれば、落ち着かない時期は短くて済みます。
 
 
しかし、年齢が低かったり、環境が大きく変わったり、担任の先生や友達との相性に苦労したり、支援が少なかったりする場合には、落ち着かない時期がより長くなります。
 
 
 
 
例えば、クラス内で多動が目立つようになったり、学校内をうろつくようになったりということが起きます。
 
 
衝動性が高まった場合には、特定の子とトラブルが起きることもあります。
 
 
不注意傾向が高まると忘れ物やなくし物が一時的に増えたり朝の支度がテキパキできなくなるお子さんもいらっしゃいます。
 
 
また、1学期に起こりやすい悩みとしては、学年が上がって勉強についていくのが以前よりも難しくなったと感じることもあります。あるいは、以前にも増して学校や園に行きたがらなくなったりメンタルが不安定になる場合もあります。
 
 
このように、発達が気になるお子さんにとって、1学期はストレスの多い時期なのです。
 
 
その上、1学期でようやく学校や園に慣れたと思ったらあっという間に夏休み。
 
 
発達が気になる子にとっては、家は慣れ親しんだ落ち着ける場所。夏休みに家で長く過ごす間は落ち着くものの、2学期の始まりでまた環境が変わる。
 
 
さらに、2学期は行事が多く、おのずと集団活動が増えやすいため、さらに落ち着かなくなる場合もあります。
 
 
このような2学期が待ち受ける中で、夏休みの過ごし方は非常に大切になります!
 
 
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2.夏休みの過ごし方は2学期に影響する!1学期の様子でわかる、夏休みの間にやっておきたいこととは!?

 
 
大変な1学期を終えたお子さん。年間最大の壁とも言える時期を乗り越えたお子さんに、「よ〜く頑張ったね!」と声をかけてあげてください。
 
 
まずは1学期の様子を一度振り返ってみましょう。1学期の様子に応じて夏休みの過ごし方を工夫すると、2学期がより過ごしやすくなります!
 
 
発達障害・グレーゾーンの子育ては「先取り」が決め手。夏休みを無駄にせず、今年こそ「子どもが伸びる夏」にするために、夏休みの間にできることをご紹介します。
 
 

◆①1学期が安定していたお子さんの場合

 
 
1学期を安定して過ごせたお子さんは、今が伸びどき!です。
 
 
学年が1つ上がるのは大きな変化です。その変化を上手に乗り越えられたなら、お子さんが伸びどきに差し掛かっていたり、支援が充実していたりする可能性があります。
 
 
つまり、この夏休みも引き続き成長が期待できるチャンスです 。そんなときに是非やりたいのが一番得意なことを磨く時間を増やすこと!
 
 
子どもも大人も、得意なことをやる中で成長するのです!
 
 
たった1つで良いんです。得意なことがあるのと無いのとでは発達のスピードが違います。虚勢ではなく、本当の自信を身につけるチャンスです。
 
 
得意なことが分かっているのなら、この夏休みは、好きなことに没頭できる時間を毎日作ってあげてください!
 
 
もし得意なことがまだ分からないなら、本人と夏休みの作戦会議をして計画を立ててもいいでしょう。
 
 
お母さんの見立てや本人との相談から現時点での見当をつけ、適性を伸ばす時間にできるといいですね。
 
 
 
 

◆②1学期が不安定だったお子さんの場合

 
 
1学期の環境の変化が大きく、生活が安定するまでにやや時間がかかった場合、本人もご家族も、「あ〜、やっと夏休みでホッとできる〜。」と感じておられると思います。
 
 
発達障害・グレーゾーンの子どもにとって、家は最も安心できる場所です。
 
 
そのため、愛着の問題(親子関係の問題)がなければ、家出のリスクより引きこもりのリスクの方が高いのは、家の安心感がどこよりも勝るからです。
 
 
「家で長期間過ごせる安心感」は、裏を返せば「外で思うように過ごせない不安感が大きい」ということ。つまり、1学期が落ち着かなかったり、問題が生じたお子さんの場合、「外が過ごし辛かった」可能性があります。
 
 
その原因は、もうご理解されていますか?2学期にどんな支援を追加したら落ち着けるのか、対策は立っていますか?
 
 
一般的に、夏休みは発達の相談が増える時期です。
 
 
・1学期の過ごし方を見て、やっぱり発達障害かもしれないと相談にいらっしゃるケース
 
・この際1度、発達の検査を受けてみたいとご希望されるケース
 
・1学期を引きずらないために、2学期以降の対策を相談したいケース
 
 
2学期は行事が多くなるため、集団活動が必要なことが増えたり、運動会や音楽会など騒々しい活動が続いたり、時間割の変更が増えたりします。
 
 
1学期でさえ不安定だったなら、2学期には支援の対策を立てないとさらに厳しい期間になってしまうかもしれません
 
 
もし、2学期の対策が未定なら、夏休みを有効に使って発達の専門家に相談する時間を1度持ってみましょう。
 
 
特に、今まで発達障害なのかな〜?グレーゾーンなのかな〜?と思っていて、一度も専門家に相談してない方は、ぜひこの夏休みを利用してみてください。
 
 
発達専門の病院、教育センター、開業している発達専門の心理士さんなどと相談し、1学期がなぜ不安定だったのかを分析し、2学期はどうすれば良いのか、一緒に考える夏休みにしましょう。
 
 
うまくいけば、担任の先生に「うちの子、こんなタイプなので」とお知らせして、2学期のスタート時には学校を過ごしやすい場所に近づけることもできるかもしれません!
 
 
夏休みのうちに行動を始めておけば、2学期をスムーズに開始することができます!
 
 
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3. 親の心配力で、子どもが伸び始める。親子のコミュニケーションを増やして子どもが発達する夏にしよう!

 
 
夏を前にして、色々な気持ちのお父さん、お母さんがいらっしゃいます。
 
 
長い夏休みをうまく乗り切れるか心配。もうすでに2学期が心配。4月に抱いていなかった悩みが増えていたり、進路選択を本気で考え始めたり。
 
 
不安や心配や悩みを抱えている状態は「あ〜もう、どうしよう」と心が重くなってしまいますよね。
 
 
また、夏休みの心配として「家で長い時間、子どもと過ごすことが不安」と感じられるお母さんもいらっしゃいます。
 
 
・お子さんとの関係がギクシャクしている
 
・お子さんにどう接したらいいか分からない
 
・なぜか親子で会話しようとすると子どもも自分もイライラしてしまう
 
・家では、かえって子どもが落ち着かない
 
こんなご相談も夏休み前は多いのですが、そう思うお父さんお母さん。ピンチはチャンス!!なんです。
 
 
たくさんの発達障害の保護者の方の相談を受けてきた中で、妥当な不安を抱く親御さんには子どもを変える力があると感じてきました!
 
 
お母さんが不安や心配や悩みを感じる力は、お子さんの成長の条件です。なぜなら、不安があるということは、変えなきゃいけないものが見えている証拠だから!
 
 
同じ子どもの様子を見ても、心配できる親御さんと心配できない親御さんがいらっしゃいます。
 
 
心配できない親御さんの場合、子どもには適切な刺激が与えられないので、子どもの成長もゆっくりのままです。
 
 
でも、心配できる親御さんの場合、子どもが伸びるための働きかけができるのでグッと成長し始めるワケです。
 
 
子どものことで不安がいっぱい。その不安の中身は、家庭によって様々です。
 
 
・落ち着きがないなどの「行動」
 
・人付き合いや集団活動などの「社会性」
 
・勉強についていけない「学業」
 
・将来の「進路」
 
・漠然とした不安
 
これらの問題は、一見さまざまな心配ごとに見えますが、発達科学の視点から捉えると「根は一緒」であることが多いんです。ですから、心配を抱えている状態は心が落ち着かずに大変ではあるのですが、「チャンスが来ている」と捉えてください!
 
 
子どもは、大人が思うよりも短期間で変わります。夏休みは、その変化のスタートをきるチャンスなんですよ!
 
 
ではどうすればいいのか…。それは、親子のコミュニケーションです!
 
 
社会性を支えるのも、問題行動を改善するのも、学習をうまく進めさせるのも、進路を考えてより良い人生を得るのも、なに一つ、コミュニケーション抜きには進みません。
 
 
どんなに良い教材を与えても、どんなに良い教育方針を得られても、コミュニケーションが円滑でないと、子どもの成長が進まないからです。
 
 
夏休みは、親子のコミュニケーションを高めるチャンスです!
 
 
子どもと接する時間が増える夏休みを利用して、
 
 
・親子のコミュニケーションを円滑にしたい!
 
・子どものコミュニケーション能力を高めたい!
 
・2学期に向けて、問題行動を減らしたい!
 
 
というお父さん、お母さん。親子のコミュニケーションを増やして、子どもさんをどんどん発達させちゃいましょう。
 
 
夏休みをうまく利用して子どもさんを伸ばしたい!!と考える親御さんを、私は全力で応援します!!
 
 
お子さんを心配できる親力があり、短期間で子どもが変わる現実を得たい人、お子さんの成長を願う方との出会いを楽しみにしています。
 
 
 
 
執筆者:吉野加容子
(発達科学コミュニケーショントレーナー、学術博士、臨床発達心理士)
 
 
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