発達科学コミュニケーションリサーチャーの大西ゆかです。
子どもが安心して眠れるようになるにはどうすればいいのでしょう?これをすれば眠れるという入眠儀式があると眠りやすくなります。
安心してぐっすり!オススメの入眠儀式3つ
レッスンスクリプト
発達科学コミュニケーションリサーチャーの大西ゆかです。
子どもが安心して眠れるようになるにはどうすればいいのでしょう? これをすれば眠れるという入眠儀式があると眠りやすくなります。
よく旅先で枕が変わると寝られないという話がありますね。子どもだと毎晩同じお気に入りのぬいぐるみや毛布を持つのも、入眠儀式と呼ばれることがあります。
要は、入眠儀式とは寝る前の習慣です。定着すれば、その行動をすることで、脳は「あー、今から寝るんだな。」と判断して、眠りやすくなります。
言ってしまえば、お風呂・歯磨き・読み聞かせ・おやすみの挨拶・電気を消すなども入眠儀式です。
もし、それがうまくいっていない場合は、毎日決まった時間に決まった行動を、脅す口調でなく優しい口調でうながせているか、できたら「できたね」と認めているか、振り返ってみてください。
自分の部屋で寝るようになったなど年齢や環境の変化とともに見直しが必要だと思うので、もう大きいからできて当たり前と思わずに、変化があるたびに根気よくうながせるといいかなと思います。
次にそうした習慣はついているのに、なぜか寝る前になるとぐずぐず言い出し、すんなり眠れない子におすすめの入眠儀式を3つお話します。
1つ目は、スキンシップ。頭をなでる・ギューッとする・マッサージをするなどですね。「こわい」「さびしい」漠然とした不安を抱えている子、もしくは否定されることが多くて不安定な子におすすめです。
2つ目に、足を動かす。レストレスレッグズといって、寝ようとすると足がムズムズすると感じる子もいます。ほかにも多動の子など、布団の中でじっとするのが苦手な子なら、足上げストレッチをするのがおすすめです。心地よい疲労が眠りを誘います。
逆に目がさえてしまうという子には、片足の親指で、反対の足のツボを押すという方法もあります。このくらいなら宿泊学習でみんなと寝るときにしても迷惑にならないですね。
3つ目。日記もしくはお話。今日の出来事、とくにネガティブな記憶がぐるぐる回って止まらない子なら、日記に書くことをすすめてみましょう。書き出すことで、もやもや嫌な気持ちも出ていきます。書けたら「見せて」とは言わずに、「いいね、頭空っぽになったね」と、書いたことを肯定しましょう。
文字を書くのがまだ難しければ、親が話を聞いて肯定してあげましょう。 「今日よかったことある?」「こんなことしたよね」と振り返ってみましょう。
お話してくれたら、「そうだったね、よかったねえ」「あれもできたし、これもできたね」といい一日だったことを一緒に喜ぶと、いい気分で眠れると思います。
失敗してしまったことなど、眠りを妨げる原因になっていることについては、本人も言いたくないものです。でも、一日を肯定されているうちに案外普通の顔でこんなことがあったんだよと話してくれることがあります。
「そんなことがあったんだ」「大変だったね」と同意して、「話して頭すっきりだね」「今笑ってる」「いい感じだよ」と言ってあげると、受け止めてもらえたと感じ安心できると思います。
安心して眠るためのコツは以上です。今回、紹介した工夫がお役に立つかはわかりませんが、睡眠リズムを整えることが子どもの発達には不可欠です。
もし今、子どもの睡眠リズムがどうも不安定だと感じているなら、睡眠日記をつけて確認しましょう。睡眠日記のつけ方を解説した動画も用意していますので、ご覧ください。
講師:大西ゆか
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)