子どもの好きなこと、得意なことが分からない!お母さんと一緒に子どもの強みを見つけるために大事なこととは?!

 

子どもの好きなこと、得意なことって何だろう?1つでもいいので何か得意なことを見つけてあげたい!とパステルキッズのお母さんは特に思うのではないでしょうか?難しいことはありません。家でも出来る、子どもの強みを見つける方法があるのです。
 

【目次】

1.息子の知能検査が爆上がり!

 
 
皆さんのお子さんは知能検査を受けたことがありますか?
 
 
わが家には自閉症スペクトラム障害のグレーゾーンの息子がいます。
 
 
小学6年生の時、中学進学に向けて2年ぶりに知能検査を受けました。
 
 
2年間ほぼ学校の授業には出ておらず、学校に行っても保健室で過ごすことがほとんどで気が向いた時にフラッと授業にでる程度でした。
 
 
そういうわけなので、全く期待せず、むしろあまり良くない結果が出ることを覚悟して、結果を待っていました。
 
 
結果…、なんと全体的に検査の数字が伸びていたのです!
 
 
 
 
特に苦手なワーキングメモリーの伸び幅が大きく、臨床心理士の先生も驚くぐらいでした。
 
 
この結果を振り返った時に、息子に何かしてあげていただろうか…と考えてみました。
 
 
思い当たることとしては、息子は毎日、大好きなゲームをしたりアニメを観ることに没頭していた、ということです。
 
 
とにかくゲームとアニメが大好きな息子なので、元気を回復するためにも、息子の気持ちを優先していました。
 
 
好きなことをしている息子を見守ろうと決めていたのです。
 
 
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2.好きなことと得意なこと。それって何が違うの?

 
 
巷では、『子どもの得意を伸ばそう!』という言葉をよく聞きますよね。
 
 
そうは言うけれど、そもそも子どもの得意なことって何でしょう…。
 
 
うちの子の得意なことは「これです!」と言えるお母さんはなかなかいないと思います。
 
 
また、親から見た「得意」なことと子どもから見た「好き」なことが違うということはありませんか?
 
 
大人でも自分の好きなこと、得意なことが分からなくて仕事をする上で迷っている人はたくさんいます。
 
 
では、ここで「好きなこと」、「得意なこと」にはどのような違いがあるのでしょうか。
 
 
改めて調べてみることにします。
 
 
♦好きなこと(情熱)…その行為自体に価値を感じる・没頭する・熱中する・夢中になる・自分の絶対的な感覚
 
 
ぼくは、わたしは、これが好きなんだ!という想いにあたります。もちろん1つではなく、たくさん持っている人もいます。
 
 
♦得意なこと(才能)…苦なくできる・人より上手くできる・スイスイできる・自然とできる・他人との比較で気付く
 
 
人よりも上手く出来て、尚且つストレスなく出来ることにあたります。ストレスなく出来るので他の人が何で出来ないのか分からないという点もあります。
 
 
 
 
 
 
子どもに得意なことがあることはとても望ましいことかもしれませんが、それを早い段階で親が決めつけてしまうと、子どもの可能性を狭めてしまうことになるかもしれません。
 
 
子ども時代は子どもの「好き」を増やしていってあげると、より広い視野を持つことができます。
 
 
好きなことに没頭する時間がたくさんあることで、子どもはなぜ?どうして?という疑問が同時に沸いてきます。
 
 
そのなぜ?どうして?の解決策を探すために、情報を収集したり、物事を深く考えたり、分析したりということに繋がっていくのです。
 
 
結果、次第にそれらが得意なことになっていくという流れです。
 
 
好きなことが多くあると、それが得意なことに繋がり、子どもの可能性がグンと広がっていくことが想像できると思います。
 
 
ゲーム1つをとっても、
 
 
ゲームを攻略するために攻略方法を考える。
 
 
または攻略方法の情報を収集する。
 
 
攻略するために集中して取り組む。
 
 
ゲーム用語を覚えて記憶力が鍛えられる、など。
 
 
これらがまた、別の好きなもので疑問が生まれた場合に活かされることなり、更に得意なことに磨きをかけることになります。
 
 
ですからとことん好きなことに没頭できる時間を持つことは大事だと言えます。
 
 
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3.子どもの興味を認めて、肯定していこう!

 
 
うちの子は何にも取り柄がない…と心配になるお母さんもいると思います。
 
 
不登校中だったり登校しぶりで家に居る時間が長いと、どうしてもゲームやYouTubeばかりになってしまい、お母さんはイライラということもありますよね。
 
 
しかし、そのような時はお母さん側が発想の転換をしていきましょう!
 
 
ゲームなどに情熱を注いでいるなら、そこから開拓していくのが手っ取り早いのです。
 
 
先ずは子どもの姿を肯定していきましょう。
 
 
そして、子どもへいろんな質問をしてどのようなことを考えているのか知ることも大事ですね。
 
 
ゲームをしているお子さんには、
 
 
今日も一生懸命ゲームしているね!
 
 
今日はどんなゲームをしているの?
 
 
どこのステージまで進んだの?
 
 
簡単にそこまで進むことが出来たの?
 
 
そこまで行くのにどいういうところが難しかった?
 
 
自分でそこまで行けたの?
 
 
どこかでヒントを得たの?
 
 
いやーほんと集中力が凄いね!など。
 
 
 
 
動画を観ているお子さんには、
 
 
今日はどんな動画を観ているの?
 
 
へ―面白いね!
 
 
今度一緒に作ってみようか!
 
 
どんな材料が必要?
 
 
どこに行ったら材料が買えるかな?
 
 
この動画のどういうところが好きなの?
 
 
この動画に出ている人は他にはどんな動画を作っているの?
 
 
この人のどこが魅力的?など。
 
 
子どもの好きなことが広がるような肯定の声掛けと質問を重ねていくと、必ず子どもの脳は発達していきます。
 
 
またそれが、子どもが自ら行動するアクションへと繋がるきっかけにもなるので、お母さんの声かけも少し工夫してみてくださいね。
 
 
そして、改めて思うのですが、ゲームなど本当に奥が深いのです。
 
 
そこにお母さんが介入することでお子さんの世界は広がります。
 
 
私自身、息子で実験済みなので保障します!
 
 
皆さんのお子さんの好きなことがもっともっとたくさん増えて、脳もグングン発達することを期待しています。
 
 
また、同時に出来ることが増え、得意なことへ繋がっていくというサイクルを作り上げていきましょう。
 
 
 
 
 
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執筆者:いたがきひまり
(発達科学コミュニケーショントレーナー)
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