高学年まで持ち越さない!発達障害児の勉強面の苦手をうまくサポートするコツ

 

「うちの子、勉強が苦手で…」と発達障害児の学習面での悩みはありませんか?勉強面でのつまずきは高学年まで持ち越したくないですよね。勉強面のお子さんの苦手をうまくサポートするコツは「観察」と「コミュニケーション」です。
 

【目次】

 
 

1.勉強が苦手な発達障害児はすれ違い支援になりやすい

 
 
私のところにご相談にこられる小学生のママたちも、心配事の1つとして「勉強面」を挙げられる方が多いです。
 
 
「うちの子、勉強が苦手で…学習障害とかあるんですかね?」そうおっしゃるお母さんもいらっしゃいます。
 
 
 
 
発達障害児が勉強を苦手な理由はお子さんによって様々。
 
  ・授業がおもしろくない
 
  ・授業がわからなくてつまらない
 
  ・板書が苦手
 
  ・不器用な特性のせいで鉛筆がうまく使えない
 
  ・聞いたことを記憶する力が弱い
 
  ・目で見る力が弱い
 
  ・目で見たものを書き写すのが苦手
 
  ・他のみんなが出す音が苦手
 
  ・目がチラチラしてノートが取りにくい
 
 
  などなど、いろいろな理由があるんです。
 
 
しかも、その理由を本人も、先生も気づいていないことだってあります。理由がわからないから支援がすれ違いやすい!
 
 
周りが必要だと思う支援と本人が必要としている支援がずれてしまいやすいんですね。
 
 
学校生活を送る上で避けて通れないのが「勉強」。だからこそ、勉強面でのつまづきは高学年まで持ち越したくない!
 
 
勉強面のお子さんの苦手をうまくサポートするコツは「観察」「コミュニケーション」です。
 
 
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2.苦手な勉強は観察することから

 
 
わが家の長男は「マスに文字が入らない問題」に悩んでいました。毎日のように宿題にでる漢字の書き取り。これが苦痛で仕方がありませんでした。
 
 
イヤイヤ言いながら1時間以上かけて書いた漢字ノート。
 
 
それを先生に見せたら「マスの中に丁寧に書きましょう」と書かれてしまい、漢字の宿題を拒否するようになってしまいました。
 
 
 
 
そりゃそうだ!!
 
 
だけど、息子は漢字自体は大好きなんです。部首や、読み方などを楽しそうに教えてくれます。
 
 
そこで、私はまず息子の様子をしっかり観察。すると、
 
 
  ・筆圧が強くて文字がつぶれてしまう。
 
  ・鉛筆が細いので滑って書きにくい。
 
  ・不器用なので、力のかけ具合が調整できない。
 
 
ということに気がつきました。 
 
 
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3.その子にぴったりあったサポートが学習を伸ばす!

 
 
そこで、私がとった策はシャープペンシルを使うこと!
 
 
えっ?シャープペンシルなんて芯がぼきぼき折れて使いにくいんじゃない?って思いましたか?
 
 
実は、シャープペンシルには、一般的に使われている0.5mmの芯だけではなく、鉛筆の芯と近い太さの0.9mmや1.3mmっていうのがあるんですよ。
 
 
 
 
わが家では、実際に試し書きをしてみて0.9mmをチョイス。さらに、シャープペンシルの軸は太めで滑り止めがついたものを試すことにしました。
 
 
あとは、見る力も弱めなので、漢字を書くマスを太く調整していざ実践!すると「母ちゃん〜!書きやすい〜!」と大絶賛!
 
 
以前に比べて短い時間で漢字の書き取りの宿題を終えることができました。
 
 
「勉強が苦手」=「勉強が嫌い」ではないんです。子どもたちは本来、学びを楽しむ力を持っています。
 
 
その子その子にぴったりあったサポートプランがあれば発達障害児はどんどん伸びていく
 
 
だから、そんな未来を信じて子どもをしっかり観察する!そして、子どもとたくさんコミュニケーションする
 
 
それが、親子の悲しいすれ違いをゼロにしてわが子がぐんぐん伸びていくためにお母さんができる最高で唯一のサポートなんです。
 
 
私の企画している親子の未来診断では、お子さんやお母さんのタイプに合わせた勉強面のサポートについてもアドバイスできるように準備中です。
 
 
詳しくは、電子書籍に書いてあるので、子育てに困っている方は、ぜひ読んでくださいね。
 
 
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執筆者:森博子
(発達科学コミュニケーショントレーナー)
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