誰にでも得手・不得手はあるけれど、特に繊細な子どもは日常的に困り感を抱えています。弱みを強みに変える時代!そのためにママが正しく困り事を知り、正しい対応を身につけていくことが大切になりますよ。
【目次】
1.繊細さが将来強みになる!?
突然ですが、繊細さのある子どもってどのくらいいるのかご存じですか?
繊細な子どもはどの社会にも10~20%の割合で存在していると言われています。1クラス30人であればクラスの中に5、6人はいるということになります。
私は、以前、保育園の園長としてたくさんのお子さんとママたちをみてきました。
保育現場でも、繊細な子どもがいるのが現実です。
そもそも発達の特性ってどんなものでしょうか。
私たちの脳は全員凸凹をもっていて、誰にでも得意なこと・苦手なことがあるように脳にも得意・不得意があるのです。
その凸凹の差が小さい脳は、目立った得意・不得意もなく日常の生活に困り事はないかもしれません。
対して、凸凹が大きい脳というのはすごく不得意なところもあれば、逆に突出して得意なところがあるので日常生活においてできない部分でつまづいてしまうことがあるかもしれません。
今の子どもたちは常に変わり続ける未来を生きていく世代です。
「自分」というものを強く持つことを求められる社会にシフトしつつありますよね。
そんな中で、なにか突出したものを持っているというのは大きな強みになります。
2.繊細な子どもが傷ついている現実
そういう意味では大きな強みを持っている繊細な子どもたち。
自信をなくさず、不得意な部分を強みでカバーできるくらいに育ててあげたいですよね。
ですが、繊細さにより、苦手なことは失敗しやすく怒られることが多くなったり、周りにわかってもらえず傷ついてしまったりすることも日常生活では少なくありません。
我が家の息子も、七夕の短冊に「おこられませんように」と願いを書いたことがあります。
「できるはずなのになんでできないの?」とお家でも園でも学校でも理解されず辛い思いをすると自己肯定感、自己効力感がどんどん下がって行き渋り、不登校、無気力、体調不良になったりします。
そうならないために、子どもの特徴を理解し、本当は何に困っているのか、どうしたら子どもを伸ばしてあげられるのかを周りの大人、誰よりもママが知ることが大切になってきます。
一番身近くにいるママが子どものタイプを知り、環境を整えてあげることが子どもを伸ばす一番の方法になると思いませんか。
私は「脳と心を育む環境づくり」で、繊細さを弱みじゃなくて強みだと証明していきたいと思っています。
3.心と脳のタイプ診断で脳と心を育む環境を整える
具体的に「脳と心を育む環境づくり」をご紹介しますね。
◆① 子どもの困り事を知る
まずは、「子どもの成長タイプを知れば子育てに迷いがなくなる!ママが答えるだけで!未来が変わる10ページの魔法シート心と脳のタイプ診断」で子どもの行動、様子から、脳と心のタイプを分析します。
私たち親、そして園や学校の先生に今見えている子どもの困りごとや課題は、氷山の一角です。
心と脳のタイプ診断で子どもの本当の課題はなにかを知ることで、一番ケアすべき、目に見える困りごとの本質に対して、子どもに合った対応、声かけ、環境を用意してあげることができます。
心と脳のタイプ診断は個別相談でさせていただいてますよ。
◆② お家の環境を整える
次に、発達科学コミュニケーションで、親子のコミュニケーション、お家での環境を整えていきます。
親子の会話をスムーズにし、親子関係を肯定的な関わりへと変えていきます。
さらにここでも心と脳のタイプ診断を使うことで、我が子の脳のタイプに合った、我が子に届く声かけや言葉を理解することができますし、家での成功体験を増やすことで子どもも自信を持つようになります。
◆③ 外の環境を整える
お家での環境が整ってきたら、お家以外の環境、園での環境、学校での環境、習い事での環境を整えていきます。
大事なのは、一人でもいいので、我が子のことを分かってくれる味方を作ることです。
先生が子どものことを理解しコミュニケーションを変えることで、お家の外でも子どもがその子らしく生き生きできる環境を整えてあげることができますよ。
発達さがあっても環境を整えれば弱みを強みに変えられるということを保育園で出会った子どもたち、息子が証明してくれました。
「脳と心を育む環境づくり」で息子は本来の優しくて人懐こくて、愛らしさを取り戻すことができ、今は自信をもって、「ロボットつくる人になりたい」「けいさつかんになりたい」って夢を語ってくれるようになりました。
ぜひ、弱みを強みに変えることの心と脳のタイプ診断をたくさんの方に試していただきたいです。
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執筆者:むらかみりりか
(発達科学コミュニケーショントレーナー)
(発達科学コミュニケーショントレーナー)