すぐに片付けない、準備しないなど、言うことを聞いてくれない子どもに怒っていませんか?すぐに動けない原因の一つに脳のはたらきが関係しています。子どもが行動するハードルを下げて、素直に動ける声かけテクニックをお伝えします!
【目次】
1.言うことを聞かない子どもにイライラしていませんか?
2.子どもがすぐに動けない原因
3.「笑顔」に縁がない子育て
4.子どもが素直に動ける声かけテクニック
1.言うことを聞かない子どもにイライラしていませんか?
お母さんの声かけに、お子さんがすぐに動いてくれなくて困っていませんか?
「片付けしてね!」
「準備してね!」
「歯磨きしてね!」
「宿題してね!」
お母さんの声かけに、「はーい!」と子どもが素直に動いてくれたら、
何回も言わなくていいのに、
イライラしなくていいのに、
怒らなくていいのに、
笑顔でいられるのに、
と、思わずため息をついてしまうことはありませんか?
何回も声かけするうちに、だんだんイライラがヒートアップ!
笑顔なんてどこかへ行ってしまいますね。
お母さんだって、本当は笑顔で過ごしたい!怒ってばかりいたくない!そう思っていらっしゃると思います。
実は、子どもがすぐに動けるように、行動するハードルを下げられる声かけテクニックがあります!
2.子どもがすぐに動けない原因
そもそもお母さんの声かけに子どもがすぐに動けない原因はなんでしょうか?
たとえば、お片付けさせたい場面では、
「片付けなさーい!」
と言って、「はーい!」と素直にすぐにお片付けをするお子さんは多くないのではないかと思います。
もちろん、今集中していることがある、疲れている、気分が乗らない…いろんな理由がありますが、すぐにささっと動けない原因の一つに「脳のはたらき」が関係しています。
脳は行動を始めるときに、生理的に負荷がかかります。
簡単に説明すると、車のエンジンとよく似ています。
車が止まっている状態から、時速30~40キロまで加速するとき、アクセルをぐー--んと踏み込みますよね?
そして、トップスピードになったら、アクセルを踏み込まなくてもすー-っと進む。
まさに!脳はこれと同じです!
「片付け」と言われて動き出すには、相当アクセルを踏み込まないと進めないんです。
ですから、最初のスタートで少し補助してあげると、グーンと加速がしやすくなります。
3.「笑顔」に縁がない子育て
わたし自身、昨年まで子育てと「笑顔」はいちばん縁がないものだと思っていました。
母子分離不安症で繊細な息子は小さな頃から、自分の考えを言葉にすることが大の苦手でした。
それは、私がガミガミお節介をやき、息子が失敗しないように何でも先回りしてしまっていたからです。
気づけば「ママやって〜」と自分で動けなくなってしまっていました。
・登校しぶり
・不登校
・分離不安
・癇癪・暴言
・ふさぎ込み
以前の息子はこんな状態でした。本当に壮絶でした。
それが、ちょっとしたコツを習得しただけで面白いぐらいに親子で笑顔になれたんです。
今日はその一つ、子どもが素直に行動する声かけテクニックをお伝えします!
4.子どもが素直に動ける声かけテクニック
子どもが素直にスッと動いてほしい、そんな時にオススメの声かけテクニックが、「質問形式」です。
「片付け、ママと一緒にする?
ひとりでする? どっちにする?」
この質問法、気づいた方もいらっしゃるかもしれませんが、片付けすることが大前提なんです!
子どもにしたら、
「一人でしたくない!から、ママと一緒にならする!」
「手伝ってくれるならする!」
と、一気に片付けのハードルが下がり、動きやすくなります。
つまり、文句なく素直に動きやすくなります!
「片づけしなさい!」
「イヤだ!」
とバトルを繰り返すイライラ生活よりも、ちょっとした声かけの工夫でお子さんが素直にスッと動き、親子の笑顔が増えますよ。
ぜひ実践してみて、お子さんに合った子育てのコツを手に入れてくださいね!
母子分離不安・HSCキッズの子育てのヒントをお伝えしています!
執筆者:北華ゆか
(発達科学コミュニケーショントレーナー)
(発達科学コミュニケーショントレーナー)