ゲームやYouTubeがやめられない問題は常にママの困り事上位。ダラダラといつまでも夢中になっている様子にイライラしていませんか?どうせハマるなら2学期に向けたお役立ちツールに変身させるヒントをお伝えしています。 |
【目次】
1.ゲームYouTubeをやめられない問題が解決しないワケ
2.自由気ままな夏休みから学校生活に戻れるのか不安
3.ゲームやYouTubeにこのままずっとハマり続けるの?
4.夏休みこそYouTubeで伸ばせるチカラがある
◆お役立ちツールとして活用する
◆子どもの切り替え力UPを狙う
◆2学期の学習力UPにつなげる親の関わり方
1.ゲームYouTubeをやめられない問題が解決しないワケ
長い夏休み。この暑さでは親子共に家で過ごすことも多かったのではないでしょうか。
そうなるとゲームやYouTubeの時間が長くなりがちですよね。
私の生徒さんにお聞きすると、ママが守らせたい約束・困り事の上位3位に必ず入るのが、ゲームやYouTubeがやめられない問題です。
もうすぐ学校が始まれば、YouTube漬けの毎日が解消されるとホッとされているかもしれません。
ただこれは落とし穴なんです。
時間が短くなればその分、帰宅後のゲームやYouTubeに過集中が強くなることもあります。
なぜなら、発達凸凹キッズの中には学校の授業を聞いていても
・つまらない
・内容がわからない
・ノートを書くのが苦手
こんな状況から授業に集中できず、学校ではなかなか脳が好ましく使えていない、というお子さんもいます。
つまり、学校であまり活動できなかった分、楽しい!と感じることや知りたい!と感じることを脳が求めるからこそ、余計にYoutubeやゲームにハマりやすいということがあるんです。
2.自由気ままな夏休みから学校生活に戻れるのか不安
これは我が家の小5の娘の話です。
算数が苦手な娘はパパに夏休みの宿題の解き方を教わっていたのですが、すんなり理解できなかったようで癇癪が始まりました。
「全然わからない」
「学校が始まってもついていけない」
「学校は行きたくない」
と宿題をやるどころではなくなってしまいました。
4年生ごろから学校の勉強がどんどん難しくなったことで、もともと不安を抱えていたようです。
ところで「10歳の壁」という言葉、聞いたことがありますか?
小3や小4頃からの学習面でのつまずきや精神的に不安定で反抗的な態度の現れを言います。
また、客観的に自分を見るようになれることで、同級生と自分を比較して落ち込んだりすることが出てくる時期です。
少しずつ積もったネガティブな経験が10歳頃に顕著になってくるんですよね。
我が子も夏休は自由にゲームやYouTubeを好きに楽しむ生活をしているので、学校が始まったらストレスがたまり、辛くなるのではないかと心配しました。
3.ゲームやYouTubeにこのままずっとハマり続けるの?
娘は注意欠陥多動性障害(ADHD)と自閉症スペクトラム(ASD)の両方の特性を持つ発達障害グレーゾーンです。
両方の特性もあり、ゲームにはまりやすい特性を持っています。
ADHDの特性からは自分の興味関心の高いことには没頭しやすい点があります。
ASDの特性からは、他人とのコミュニケーションがとりにくい特性から、ゲームやYouTubeの世界に居心地の良さを感じやすい点があります。
ただ単に面白いからという理由だけでなく、学校生活や友達関係でうまくいかない気持ちを癒してくれるのが、ゲームやYouTubeになる場合もあります。
そのため、時間がある夏休みから、日中のほとんどの時間を学校で過ごす2学期になったとしても、限られた時間の中で過集中になりやすいのです。
このように発達障害・グレーゾーンの子どもがゲームやスマホ、動画にはまってしまうのは、理由があることがおわかりいただけたと思います。
4.夏休みこそYouTubeで伸ばせるチカラがある
◆お役立ちツールとして活用する
そこで、どうしたら勉強の苦手意識をなくして2学期に備えられるか考えてみました。
それは、YouTubeをやめられないツールではなく、勉強に活用するツールとして視点を変えてみたのです。
大好きなYouTubeの動画なら、抵抗感もなくすぐに苦手な算数の解き方の動画を探しだせます。
「この動画いいね!これ分かりやすそうだね!」
「ママも忘れてたけどこうやって解くんだね!」
そんな風に一緒に動画を見ながらプリントを解いたり、Web上に公開されている問題を解いたりして秘密チャレンジをすることができました。
今は本当に便利な時代!分かりやすく教えてくれる算数が学べる動画がたくさん出てきますね。
ダラダラとマイクラのアイテムの作り方動画を永遠に見る生活ではなくて、勉強に使ったり、料理のレシピを調べたり、残りの夏休みに行きたい場所の下調べにも使えるんですよね。
◆子どもの切り替え力UPを狙う
Youtubeを敵視するよりも味方につけて活用することで、子どもの脳の発達にとってもプラスであり、親の気持ちも穏やかでいられるのです。
例えば、ゲームの攻略法などの動画はずっと続いていて続きが見たくなるので途中で止めるのは難しい。
ですが、夏休みの自由研究にも使える工作の作り方動画などは一つの作品が作り終わると、お子さんは「自分も作ってみたい」という気持ちの方に火がつきます。
そうすることで動画を切り上げて、次の行動に誘うと切り替えやすいということが生徒さんへのヒアリングからわかっています。
いろいろな経験や体験につながるような使い方を、親公認でどんどんオススメし、使う時間を制限する。
無理やり時間を守らせるのではなくて、使う内容を変えていくのです。
そこから、もっと上手に使いこなしたり、切り上げ上手になったりすることにチャレンジできる。
それができるのが、沢山の時間があるこの夏休みなのです。
◆2学期の学習力UPにつなげる親の関わり方
それでも、今まで否定的に見ていたゲームやYouTubeのことを急に好意的に捉えるのは難しい。
そんなお気持ちもよくわかります。
そこで、お母さんにはこれだけは意識してほしいのです。
それは、調べものに動画を活用することに気持ちを切り替えられたことを見逃さずに褒める、ということです。
つまり、動画を見ることを禁止するのではなくて肯定しながら、戦略的に切り替えやすい状況作って、実際にスッと動画をやめて次の行動に移した時に
「動画、自分から止められたね!」
とできたことをお子さんの成功体験にしていきましょう!
こんな風に叶えやすい目標を立てて、お子さんがその狙い通りの行動ができたら褒める。
これを繰り返していくと、自分からキリの良い時間で動画がやめられるようになるだけでなく、自分の苦手を克服したり、得意をもっと伸ばしたりする最適ツールとして活用できるようにもなります。
2学期からの学習で、わからない勉強を自分で調べて宿題を進めることだって目指せるのです。
いかがでしたか?
親子で一緒に、楽しく、がポイントです!
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執筆者:成瀬まなみ
(発達科学コミュニケーショントレーナー)
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