発達障害の子どもの癇癪がスーっと落ち着くママの対応

 

発達障害の子どもが癇癪を起したとき、見守ろうと思っても暴れるし押さえつけるしかない。本当にこの対応でいいのか悩んでしまうこと、よくありますよね。 子どもの癇癪がスーッと治まるママの対応をお伝えします。
 

【目次】

1.発達障害の子どもが癇癪を起こした時、対応に悩んでいませんか?
2.発達障害の子どもが癇癪を起こすのはなぜ?
◆感情の脳の発達が未熟だから
◆自分の気持ちを言葉にすることができないから
3.癇癪がスーっと落ち着くママの対応はこれ!
◆癇癪を起こしやすい状況を把握しておく
◆体を冷やす等、落ち着ける方法を探す
◆落ち着くまで待つ
◆褒める

 
 

1.発達障害の子どもが癇癪を起こした時、対応に悩んでいませんか?

 
 
頻繁に起こる子どもの癇癪、距離を取って、落ち着くのを待つのが良いとは聞くけれど、
 
 
・気に入らないと癇癪を起こす
 
・癇癪を起こすと、暴れて泣き喚くので、抑えつけるしかない
 
・大きくなるにつれて力も強くなるし、落ち着くのはいつ?
 
・正しい癇癪時の対応はないのだろうか?
 
 
こんなふうに、我が子の癇癪を間近で見ながら途方に暮れていませんか?
 
 
我が家の年長になる息子は、発達科学コミュニケーションを始めるまでこんな状態でした。そもそも、
 
 
・癇癪を起こすと自分の思い通りになるまで、制止されても振り切ってでもやる
 
・癇癪を起こしながら思いを貫き通そうとする
 
 
状態だったので、距離を取って落ち着くのを待つことができませんでした。 何が原因で癇癪が起きるのかも分からなかったので、毎日ヒヤヒヤして過ごしていました。
 
 
そんな息子も、発達科学コミュニケーションの基礎講座を学び、普段のコミュニケーションを見直すことで、癇癪を起こすことはグッと減りました。
 
 
 
 
しかし、それでも癇癪が起きてしまう事はあります。
 
 
そんな時、癇癪を長引かせず気持ちを切り替える方法があります。 子どもが癇癪を起こしたとき、その癇癪の背景を知ることで、ママが迷わずに対応できるようになります。
 
 
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2.発達障害の子どもが癇癪を起こすのはなぜ?

 
 
子どもの癇癪はなぜ起きるのでしょうか? 癇癪が頻繁に起こるのは、脳の特性が関係しています。
 
 

◆感情の脳の発達が未熟だから

 

 

1つ目は「感情の脳の発達が未熟」ということです。
 
 
脳の中では、感情を処理する領域が決まっていますが、発達障害・グレーゾーンの子どもは自分の感情自体に気づくことが苦手です。
 
 
自分の中の「負の感情」を過剰に強く感じて癇癪につながり、自分の感情が最優先なので周りの状況を理解する余裕がなくなります。
 
 
 
 
 

◆自分の気持ちを言葉にすることができないから

 
 
2つ目に「自分の気持ちを言葉にすることができない」からです。
 
 
嫌!疲れた!悲しい!モヤモヤする!など、自分の状況や気持ちを自分で感じとることが苦手で、その不快さを言葉にすることができずに身体で爆発させてしまいます。
 
 
感受性やこだわりが強い、自分の行動を調整することができない、などの特性も重なり気がつけばストレスが限界まで達しているのです。
 
 
つまり、子ども自身がどうしていいのかわからず、いっぱいいっぱいになった状態で、脳のSOSとして癇癪を起こしている状態であると言えます。
 
 
頻繁に癇癪を起こすと、それが脳のクセになってしまう可能性もあるので、早く対応してあげたいものです。
 
 
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3.癇癪がスーっと落ち着くママの関わり方

 
 
では、どのような対応をすると、癇癪が落ち着くのでしょうか?
 
 

◆癇癪を起こしやすい状況を把握しておく

 
 
どんなときに癇癪を起こしやすいか観察して記録を残しておくと、ママも心の準備ができるようになります。
 
 
・疲れているとき
 
・眠い時
 
・暑いとき、寒いとき
 
・慣れない環境で活動したとき
 
 
など、パターンがいくつかあると思うので、記録を残しておきましょう。
 
 

◆体を冷やす等、落ち着ける方法を探す

 
 
子どもが癇癪を起こしてしまった時に、氷や冷たいタオルで頭や体を冷やしてあげると、落ち着く場合があります。
 
 
これは、皮膚から感覚刺激が伝わり、感情の脳が活発になって抑えられない状態から、他の脳の部分に刺激が伝わるためです。
 
 
その結果、活発だった感情の脳の働きが抑えられ、癇癪が和らぐのです。
 
 
その他、場所を変えたり、他の事に気を向けさせることで、大きな癇癪の波に飲み込まれずに済む場合もあります。
 
 
 
 

◆落ち着くまで待つ

 
 
子どもが、感情の波に飲まれてぐずりや癇癪を起こし始めたときは、 ママがその癇癪の波に巻き込まれないように注意しましょう。
 
 
癇癪を起こしている子どもの言葉を否定するような事は言わないように気をつけましょう。たとえ、どんなに理不尽な事を言っていたとしても、
 
 
この場ではいったん受け止めるのが有効です。「○○だったんだね。でもね…」など諭すのもNGです。なぜならば、この状態の子どもの脳にはママが何を言っても入らないからです。
 
 

◆褒める

 
しばらくしてお子さんが落ち着いてきたら、落ち着けたね。と褒めてあげましょう。
 
 
その時に、悲しかったんだね。とか悔しかったね。など気持ちを代弁した声掛けをしてあげると、少しずつ気持ちや状況を言葉で表現をする事ができるようになっていきます。

 
 
私の息子の場合は、主に暑いときや疲れたとき、眠いときなどに思い通りにならない状況になるとよく癇癪を起こしてしまいます。 
 
 
このときに、「暑いね、たくさん動いたから疲れちゃったね。体冷やそうね。」と声をかけてタオルや氷で頭や首を冷やす事で、激しい癇癪にならずに気持ちを切り替えられることが多いです。
 
 
この対応を続けていくうちに、自ら落ち着こうとする様子もみられるようになりました。 癇癪は周りも本当に辛いですが、起こしている本人が実は一番苦しんでいるのかなと思います。
 
 
子どもの癇癪に困っている方はぜひ試してみてください。
 
 
 
 
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執筆者:守野有香
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)
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