偏食が多い発達障害・グレーゾーンアスペルガータイプの子どもに届く親子のコミュニケーション術

発達障害・グレーゾーンアスペルガータイプの子どもたちの偏食、困っていませんか?感覚過敏によるものであれば対応はまた別ですが、独自のこだわりや思い込みにより食べない場合もあります。親子のコミュニケーションで食に興味をもってもらいましょう!
 

【目次】

 

1.お母さんを困らせる発達障害・グレーゾーンアスペルガータイプの子どもの偏食

 
 
「子どもの好き嫌いが多くて困っちゃう!」
 
「栄養が偏ってしまって、大丈夫かしら?」
 
とお思いの方、多いのではないでしょうか?
 
 
発達障害・グレーゾーンの子どもたちは偏食が多いと言われています。理由として、感覚過敏や過去のトラウマによるものも少なくないことがわかっています。
 
 
その場合は、また対応の仕方もかわってきますが、独自のこだわりや思い込みであったり、食べず嫌い、見た目や味が嫌いなどの場合は、親子のコミュニケーションで改善する場合もあります。
 
 
味覚の種類は、
 
甘味…エネルギー源のシグナル
 
塩味…ミネラルのシグナル
 
酸味…腐ったものや未熟なもののシグナル
 
苦味…毒のシグナル
 
うま味…タンパク質のシグナル
 
があります。こう見ると、子どもが酸味や苦味を受けつけないって何となく納得しますね。
 
 
そして、子どもを惹きつけてやまないお菓子などは、甘味だったり、塩味がいっぱい!
 
 
親としては、栄養のあるものを食べさせたい!体にとって、よいものを食べさせたい!と思いますよね。
 
 
 
 
食事をバランスよくとることによって、
 
 
・集中力・学習能力アップ
 
・運動力アップ・免疫力アップ
 
・情緒安定
 
ということも言われています!
 
 
バランスのとれた食事をすることは、心身の健康やこれから生きていく力をを身に着けるためにも大切なことです。
 
 
いま「食育」を通じて、生涯にわたって「食べる力」=「生きる力」を育むことが重要になってきているんです。
 
 

2.発達科学コミュニケーション的なアプローチで食育すると?

 
 

◆①『笑顔で・楽しく・ワクワク感!』を遊びに、取り入れてみましょう!

 
 
それは、子どもと一緒お料理ごっこ
 
 
おうちに、おもちゃのお鍋はありますか?ないお家では、ブロックで作ってもいいかもしれませんね。
 
 
お鍋に色とりどりのものを入れてみましょう。折り紙を使っても、ブロックを使ってもいいですね。
 
 
親子で楽しむことがポイントです。お料理ごっこをして、食べ物に興味をもってもらえるといいですね!
 
 

◆②子どもに根拠のある説明をしてみましょう!

 
 
「根拠のある説明」は、頭のイイ子たち、発達障害・グレーゾーンアスペルガータイプの子たちへの惹きつけポイント!なんです。
 
 
3色食品群6つの基礎食品群 覚えていますか?
 
 
3色食品群は、私たちが普段たべているものを体内の働きや特徴によって、「赤」「黄」「緑」の3色に分類したものです。
 
 
「赤」は、体をつくるもととなるもの(食肉・卵・納豆・牛乳・のり・わかめ・小魚など)で、主にたんぱく質が多く筋肉や血をつくるもととなります。
 
 
「黄」は、エネルギーのもとになるもの(ごはんやパンなどの穀類・いも類・さとう・油など)で、主に炭水化物を含みます。
 
 
「緑」は、からだの調子を整えるもとになるもの(ほうれん草やカボチャ、にんじんなどの緑黄色野菜・キャベツや玉ねぎ、きゅうりなどの淡黄色野菜・くだもの・きのこなど)で、ビタミンやミネラルを含むものです。
 
 
3色食品群は、一回の食事で 3つの色の中からそれぞれ2種類以上の食品をとりいれるとバランスのとれた食事になるよう考えられたものなんです。
 
 
6つの基礎食品群は、3色食品群の「赤」「黄」「緑」をそれぞれ栄養素の特徴とごとにさらに2つにわけたものになります。
 
 
 
 
 
小さい子であっても発達障害・グレーゾーンアスペルガータイプの頭のイイ子はこういうの大好きなんです。その子に合わせて、栄養の種類を説明したり、バランスの重要性を教えてあげてください。
 
 
子どもと一緒に3色食品群をもとに、楽しみながら絵をかいたり、クイズしたり、工夫して遊ぶのもいいかもしれませんね!
 
 
「ほうれん草はどこにはいるかな?赤、黄、緑色?」
 
「○○くんの好きなさつまいもは何色かな?」
 
「このピーマンは、どこで作ったものでしょうか?」など
 
産地をあてたり、こだわりの野菜だったら「どこそこの○○さんが作った野菜だよ」など楽しくおしゃべりしながら、興味がありそうならどんどん広げていっても楽しいですよね!
 
 
そうすると、すんなり嫌な食べ物も受け入れてくれることってあるんです。これによって、逆にママの料理が突っ込まれるかも!?
 
 
「ママ~、今日、緑のお野菜足りないよー!」なーんて。ちなみに、わが子がそうでした。
 
 
そんな日は、「すごい!バランス考えてくれてありがとう!ごめんね。明日は緑の野菜、絶対入れるから~!」 と、子どもをたくさん褒めてあげてください。
 
 
褒め褒めコミュニケーションです。
 
 
食育もいろいろあると思いますが、お子さんに合う方法をお試しくださいね!
 
 
あなたの明日が少しでも笑顔で過ごせるよう、応援します!
 
 
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執筆者:今村裕香
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)
 
 
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