発達障害の子どもが行動が遅いために友達との遊びについていけず、上手く遊べないお悩みはありませんか。そんな場合、お家でできる運動遊びでスピードを上げていくことができます。今回は、すぐに実践できる遊びをお伝えします!
【目次】
1.発達障害グレーゾーンの息子が友達と遊べなかった話
2.子どもの行動が遅くなる理由
3.行動が遅い発達障害の子どもの行動スピードが上がる運動遊び
1.発達障害グレーゾーンの息子が友達と遊べなかった話
我が家の息子は診断はついていませんが、発達障害の自閉症スペクトラム(ASD)の傾向があります。
息子は人は好きで、友達と遊びたい気持ちはあります。
ですが、気持ちを上手く伝えたり仲間の輪に入ったりすることができず、保育園の頃は一人で遊んでいることがほとんどでした。
小学校に入学すると、学童に入ったことを機に仲間との距離が縮まりました。
しかし、グランドで遊ぶ様子を見ると、走ったり台から飛び降りたり、あっちに行ったりこっちに行ったり、遊ぶ仲間達の動きに全くついていけない。
まだ低学年ですから、仲間も待ってくれる配慮はありません。
後から必死に走って追いかけていましたが、そのうち置いてけぼりになってしまっているのを見て、私は胸が締め付けられるようでした。
そして息子もいつしか、仲間のペースに合わせることをやめて、また一人で過ごすようになっていました。
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2.子どもの行動が遅くなる理由
発達障害グレーゾーンには、発達性協調運動障害(DCD)を併発していることが多くあります。
そのために素早い動きや滑らかな動き、右手と左手、上半身と下半身が違う動きをすることや、目と体を協調させて動かすことが苦手なんです。
これは生まれついての脳の特性なので、本人の努力や頑張りが足りないとか、育て方が悪いとかいうことではありません。
子どもの頃の外遊びは、脳を育てることに大きく繋がります。
外遊びは体中にたくさんの刺激を得ることができるからです。
友達と遊ぶ中で、社会性も育ちます。
何より、このままでいると、子どもは疎外感を感じて、自己肯定感はどんどん下がってしまうでしょう。
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3.行動が遅い発達障害の子どもの行動スピードが上がる運動遊び
そこで我が家では、お家で親子で楽しく体を動かすことをしました。
その例は、体ジャンケンや片足すもう、くぐりぬけ競走などです。
◆体ジャンケン
パーなら、手と足を大きく広げます。グーなら、手と足を固く閉じます。
ダイナミックな動きと、頭で思い描くポーズを瞬時にとることで、動きのスピードと切り替え力アップが図れます。
◆片足すもう
片足立ちで、体を軽く当て合います。歩く・走る動作は、片足立ちの連続です。
片足立ちの練習をすることで、体幹から足指の筋肉を上手に使えるようになります。
すると、バランスが良くなって、グラグラしにくくなります。
さらにお母さんとすもうで体を当て合うことで、よりバランス力が楽しく磨かれます。
◆くぐりぬけ競争
四つ這いになったお母さんのお腹の下をくぐり抜けたら、背中を乗り越えることを素早く繰り返します。
体をしっかり縮める、そして起き上がって乗り越えるという、姿勢の大きな変換動作は、全身的な筋力と持久力をアップします。
親子で勝負を競うことで、より楽しんで行えました。
また、歩いて一緒に買い物に行ったり、お家のお手伝いをしてもらったりして、活動量を増やすことが大切です。
そうして過ごすことで、これまであまり使えていなかった部分の筋肉を使えるようになってバランスが良くなり、自分の体を動かしやすくなりました。
息子は今では、チャンバラや鬼ごっこ、かくれんぼなどをして友達と楽しく遊べるようになっています。
皆さんもお家で楽しくできる運動遊びを取り入れてみませんか。
子どもの脳を伸ばす子育ての方法を毎日お届けしています!
執筆者:長野愛
(発達科学コミュニケーショントレーナー)