子どもの癇癪のときの怒り方が自分(母親)にそっくりで、親のせいなのかしらと不安になることありませんか?癇癪がひどくなる原因は母親の感情が影響しています。すぐに怒る子どもがごきげんになる対応がありますので、お伝えします。
【目次】
1.子どもの癇癪は親のせい!?怒り方が私にそっくり!
2.癇癪がひどくなる原因は母親の感情の伝染!?
3.すぐに怒る子どもがごきげんになる対応
1.子どもの癇癪は親のせい!?怒り方が私にそっくり!
子どもが癇癪起こしてるとき、怒ってる姿が私にそっくりなんだけど…
母親のせいなの!?
こんなこと感じたことありませんか?
まさに私もそうでした。
うちの息子たちが癇癪を起してるとき、私に対してやきょうだいに対する口調が何か見たことあるなと思っていました。
私が怒ってるとき、ふと我に返ると息子の癇癪のときの口調にそっくりでした。
子どもの癇癪が起こるのは基本的に親のせいではなく、脳の特性だと言われますが、私はその言葉に甘えがあったかもしれません。
子どもの癇癪を増やしたり、ひどくなったりする要因が私にあったのかもしれないと反省しました。
と言うことは逆に、お母さんの声かけしだいでは子どもの癇癪が落ち着いたり減らせたりするのでは?と気づいたんです。
2.癇癪がひどくなる原因は母親の感情の伝染!?
なぜ、母親が原因で癇癪がひどくなってしまうんでしょうか。
それは、お母さんの感情の表現のしかたを子どもは真似して同じようにやっているからです。
子どもはまだ感情の表現がうまくできないから、自分の中で湧いた気持ちを泣いたり怒ったりという風に表現するしかできないので癇癪になってしまいます。
適切な感情表現は自然に身についていくものではないんです。
子どもは、自分の中に湧いた気持ちの名前すらわかりません。
うれしい、悲しいなど日常でよく見聞きする言葉はわかっても泣くのは全部悲しいからってわけじゃないですよね。
恥ずかしいとか悔しいとか別の感情が混じってることもあります。
そんな複雑な気持ちが伝わらなくて、言葉に表せられなくてもどかしい気持ちが爆発してしまうのです。
そんな時に、「思い通りにならない時はお母さんは怒鳴ってたな」と思ったら同じように真似して怒鳴ってしまうのです。
これは誤学習と言って、誤った学習ですが、子どもはこうやって体験や行動を通して感情の表現のしかたを学んで実践しています。
また感情は伝染します。
子どもがイライラしていたら、お母さんもイライラしませんか?
もちろんこれは逆でも同じで、お母さんがイライラしていたら子どももイライラします。
怒りの感情は特にうつりやすく、気づいたらお互い感情的に言い合いになってしまっているということもよくあることです。
ではどのようなお母さんの声かけをすれば、子どもの癇癪が落ち着いたり減らせたりするのでしょうか。
3.すぐに怒る子どもがごきげんになる対応
お母さんがごきげんでいるのが一番、これで子どもの癇癪を減らせます。
ポジティブな感情のシャワーを常にかけてあげられている状態だと、子どももポジティブな時間が長くなっていきます。
ごきげんでいるために、自分の好きなことをして、自分を甘やかしてストレス解消しましょう。
その上で子どもの『できていること』に注目してみてください。
人間は誰しもできていないことに目がいってしまいます。
子どもの将来が心配で、できるようにさせてあげなきゃいけないと思う気持ちも痛いほどわかります。
だけど、お子さんはどんどん成長していきます。
例えば、年長さんのお子さんは来年には成長して1年生になっていますよね。
年長さんのお子さんの『今』はもう2度とやってきませんよね。
将来より『今』この瞬間を大切にしようと考えられれば、子どもが『今できていること』を喜び、ほめることができると思います。
そうすれば自然と、ごきげんなお母さんでいられますよ。
子どもも『ごきげん』がうつってごきげんになります。
さらに、肯定の効果で自信がついて癇癪がだんだん減っていきます。
ぜひごきげんでいられるように、好きなものを食べたり、好きな音楽を聴いたり友だちとおしゃべりしたり、何でもいいので自分を甘やかしてくださいね。
子どもの癇癪に困り果てているママ!対応策をご紹介しています!
執筆者:いぐち ゆか
(発達科学コミュニケーショントレーナー)
(発達科学コミュニケーショントレーナー)