ゲームに夢中すぎる小学生がゲーム依存症にならないか心配になることありませんか?子どもがゲームをやめられないのには理由があります。スッとやめられるようになる対策がありますので、子どものゲーム依存を防ぎ上手に付き合っていきましょう。
【目次】
1.小学生の息子がゲーム依存症にならないか心配
2.子どもがゲームをやめられない理由
3.子どものゲーム依存症を防ぐ!スッとやめる対策5選
◆ルールを決める
◆予告する
◆お楽しみを用意する
◆興味関心を示す
◆子どもの気持ちを大切にする
1.小学生の息子がゲーム依存症にならないか心配
ゲームが大好きな小学生のお子さんが、ゲームをやめられなくてお困りのことありませんか?
我が家の小学1年生の息子もゲームに夢中すぎて、困り果てていた過去があります。
息子はご飯の時間になり「そろそろおしまいにして、ご飯食べよう」と声をかけても「もうちょっと」と言いながら、全くやめられません。
時間を決めておけばスムーズに終われるかなと考え、最初に「◯◯分にしようね」と声をかけ「わかった」と快く返事するも、結局、約束の時間がきてもやめられません。
なかなかゲームをやめない息子に私はしびれを切らして、最終的には「約束したよね。おしまいだよ。」と強制的に終了させていました。
息子も夢中で遊んでいるゲームを取り上げられ「まだ、やりたい~」「返して〜」と癇癪を起こしたり、不満を残しながら終わることも多くありました。
食事やお風呂とやるべきことがあるタイミングでもうまく切り替えることができず、ゲームをやめられない息子を目の当たりにして、私はもしかしてゲーム依存症なのかな?と心配になる日々を過ごしていました。
このようにゲームに没頭する息子に対して、私はゲーム依存症にならないように対策をたてないといけないなと考えるようになりました。
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2.子どもがゲームをやめられない理由
息子のように子どもがゲームがやめられないことには理由があります。
それは脳の仕組みによるものです。
私たちの脳はいつもは理性をつかさどる前頭前野の働きが強いのですが、ゲームをやっているときは前頭前野の働きが低下し、欲望をつかさどる大脳辺縁系の働きが強くなります。
ここでドーパミン(脳へのご褒美ホルモン)がつくられ、もっとやりたいという欲求が強まりやめられなくなります。
特に子どもは前頭前野が十分に発達していないため、自分でコントロールすることが難しくなるのです。
ゲームを始める前には前頭前野が働いているので「◯◯分でやめるね」と冷静に考えられるのですが、長時間ゲームをすることですっかり前頭前野の働きが抑制されると、感情や欲望が強く出るようになり、なかなかやめることができなくなってしまうのです。
切り替えができずに長時間ゲームをやることで、子どものゲーム依存症のリスクも高まっていくので、それを防ぐためにゲームをやめられる対策が必要です。
子どもがゲーム依存になる前の今こそ、子どもがゲームを切り替えられるように関わっていきましょう。
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3.子どものゲーム依存症を防ぐ!スッとやめる対策5選
私はゲームがやめられない息子にいくつかの対策を立てて実践したところ、こちらの声かけでスッとゲームをやめて次の行動にうつれるようになったため、ご紹介していきます。
◆①ルールを決める
基本的なルールはあらかじめ子どもと相談して決めておきます。
この時、一番大切なことは子どもの希望も聞くことです。
お母さんは「30分まで」と考えていても「子どもは1時間はやりたい」などの思いがあります。
子どもも自分が決めたことだと、守ろうと思う気持ちになれます。
お母さんの希望と子どもの希望をすり合わせて、お互いが納得のいくルールを決めておきましょう。
◆②予告する
夢中になっているゲームをやめるにはエネルギーが必要です。
あらかじめ、「あと◯◯分だよ」と予告することで子どもの心の準備ができます。
予告の仕方はバリエーションが豊富にあります。
たとえば「時計の長い針が〇になるまでだよ」という時計を使った予告
「あと◯◯回やったら~しようね」と回数での予告
「タイマーがなったら~しようね」
など、子どもが切り替えやすい方法で声をかけます。
我が家は、アニメを見ながらゲームをしているので、「アニメが終わったら~しようね」と事前に話し合い、「あと◯◯分くらいだね」と予告しています。
◆③お楽しみを用意する
夢中になっているゲームをやめるためには、ゲームをやめたあとにお楽しみが待っているということが大切です。
なぜなら、子どもはずっとゲームをやっていたいからです。
「ゲームをやめてもいいかな」と思えるようなお楽しみが待っていると子どもも切り替えやすくなります。
我が家は「ゲームが終わったら、美味しい~食べに行こうね」と大好きなおやつを用意しておいたり、子どもが夢中になっている「カルタやトランプを一緒にしようね」と子どもが喜ぶお楽しみを用意しておいたりします。
そうすることで、「次は~したいし、そろそろ終わりにしようかな」とポジティブな気持ちで切り替えられます。
◆④興味関心を示す
子どもの夢中になっているゲームに興味を示します。
「何のゲームしているの?」「楽しい?」など声をかけます。子どもはママから注目されると嬉しいものです。
我が家は子どもがステージをクリアすると報告してくれるので、「やったじゃん!さすが!」とハイタッチやハグをします。
ときには「お母さんも一緒にやっていい?」と子どもと一緒にゲームを楽しみます。
「どっちが強いかな~」
「◯◯ちゃんには敵わないな~」
「楽しいね」
と、親子でおしゃべりしながらゲームをすることで、会話も弾みますし、一人では味わえない五感も刺激されます。
そして何より子どもの好きなことを親子で共有することで子どもの気持ちも満たされます。
そうすることで、次の行動にも切り替えやすくなります。
◆⑤子どもの気持ちを大切にする
たとえルールが決まっていても、子どもがどうしても、もう少しやりたいときもありますよね。
そんな時は子どもの気持ちも聞きます。
そしてお母さんの希望も伝えて相談します。
ルール通りではないけれどおおらかに対応することもときには大切です。
我が家は「約束守れないんだけど、どうしても◯◯だけやりたいんだ。その後宿題頑張るからいい?」など相談されたときは「わかった。じゃあそれ終わったら宿題しようね」など聞き入れます。
それで、約束通り切り替えられたら「約束守れたね。ゲーム終わりにできたね」と笑顔で肯定します。
また、こちらの都合で、どうしても切り上げて欲しいときは、その理由を伝えるようにしています。
ルールも子どもの気持ちもお母さんの気持ちも大切にしながら、子どもが楽しく切り替えられるようにしたいですね。
子どものゲーム依存症を防ぎ、ゲームとは上手く付き合っていきたいですね。
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執筆者:菅野 美香
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)