自分の気持ちが言えない自閉症キッズがどんどん話したくなる!3つのポイント

 

自閉症の子に気持ちや考えを聞いても、「分からない」しか言われないと悩んでいませんか?だけど実は子ども自身にも言いたいけど言えない理由があったんです。ちょっとしたコツをつかむだけでどんどん自分の気持ちが言いたくなるポイントについてご紹介しますね!
 

【目次】

 

1.何を聞いても「分からない」しか言わない息子にモヤモヤする毎日

 
 
困っている様子に「何か困ってる?」って聞いても、
 
 
「分からない」
 
 
「何かやりたいことある?」って聞いても、
 
 
「別に…」
 
 
自閉スペクトラム症の息子との会話はいつもこんな調子。
 
 
なんだか冴えない表情なのに、何を聞いても「分からない」
 
 
 
 
話してくれたら助けてあげられるのに…何で話してくれないんだろう?
 
 
以前のわたしはそんなふうにモヤモヤしていました。
 
 
そして、
 
 
「わたしの聞き方が悪いのかな?」
「どうやったら話してくれるんだろう?」
 
 
と悩んでいました。
 
 
けれども、息子が自分の気持ちを言えないのは脳の特性によるものだったのです。
 
 
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2.自閉症キッズの自分の気持ちが言えないワケ

 
 
自閉症キッズが自分の気持ちが言えないのには大きく2つの理由があります。
 
 

◆自分の感情が分からない

 
 
自閉症キッズは自分の感情に気づきにくいという特性があります。
 
 
自分が感じている感情を表現する言葉が分からないので、言えないのです。
 
 

◆受け取った言葉を理解し適切に返す脳の発達がゆっくり

 
 
・言葉を受け取って理解する
・話す内容を考えて言葉にする
 
 
こういった処理をする脳の発達がゆっくりなため、ポンポンと会話のキャッチボールをすることが難しいのです。
 
 
 
 
このように自分の気持ちが言えない特性に加え、不安の強さもあるため、
 
 
「こんなこと言ったら怒られるかな?」
「どうやって返したらいいんだろう…?」
 
 
と考えてしまい、ますます自分の気持ちが言えなくなってしまうのです。
 
 

3.気持ちが言えないことで起こる癇癪・登校しぶり・体調不良

 
 
自分の気持ちが言えないとどうなってしまうのかというと、集団生活で我慢をすることが多くなります
 
 
・イヤなことがあっても「イヤ」と言えない
・助けてほしいのに「助けて」と言えない
 
 
するとイヤだ、つらいという気持ちを抱えたまま、我慢をしながら活動するので、当然ストレスが溜まります
 
 
お家ではそのストレスが爆発し、激しい癇癪を起こしたり、学校へのネガティブな感情の蓄積が、登校しぶりや体調不良につながったりします。
 
 
集団生活のコミュニケーションのほとんどは言葉によることが大きいので、気持ちを言葉にできないままだと、 自閉症キッズの困りごとはどんどん大きくなります。
 
 
 
 
現在の学校教育って、自分の気持ちや考えを述べることが求められていて授業でもディスカッションを取り入れたものがとても多いですよね。
 
 
だからこそ、集団生活の中で自閉症キッズが過ごすために、自分の気持ちが言える力を伸ばしてあげたいですね!
 
 
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4.自閉症キッズが自分の気持ちをどんどん話したくなる!3つのポイント

 
 
自閉症キッズの自分の気持ちが言える力を伸ばすには3つのポイントがあります。
 
 

◆①話しやすい環境を作る

 
 
自閉症キッズは不安が強く、
 
 
「これを言ったら怒られるかな?」
「うまく言えなかったらどうしよう…」
 
 
と、先の心配から気持ちを言うことに臆病になりがちです。
 
 
・子どもが話そうとしている時には、優しい表情や優しい声色で、「何を話しても受け止めるよ!」という安心感を伝える
 
・子どもが話してくれたことに対しては、「いいね!」と肯定のあいづちで受け止める
 
 
そうすることで、
 
 
「話してもいいんだ!」
「もっと話したい!」
 
 
という感情を引き出すことができます。
 
 
 
 
 
 
 
 
 

◆②子どもが話すタイミングに合わせる

 
 
自閉症キッズは、自分の話すことを整理してアウトプットするという脳の発達がゆっくりです。
 
 
そのため、まだ頭の中で理解したり整理したりしている最中に、お母さんが矢継ぎ早に話しかけてしまうと、脳が処理しきれずよけいに言葉が詰まってしまいます。
 
 
子どもが今話す準備をしているんだなというときには、お母さんは刺激を与えずにそっと待ってあげましょう
 
 

◆③感情に名前をつけてあげましょう

 
 
自分の感情をどんな言葉で表現していいのか分からない様子が見られたら、
 
 
「うれしかったんだね」
「悲しかったんだね」
 
 
子どもの気持ちをお母さんが名前をつけて代弁してあげましょう。
 
 
そうすることで、子どもが自分の感情がどんな言葉で表現されるのか学ぶことができ、次からはその言葉を使って、自分の気持ちが言えるようになります。
 
 
気持ちが言えるようになると、今まで言えずに我慢していたことが言えるようになるため、ストレスを受けることが減り、脳が伸びやすい環境が整います
 
 
癇癪がなくなり、登校しぶりや体調不良の改善にも良い変化が見られるはずですよ!
 
 
 
 
気持ちが言えない自閉症キッズの癇癪を止めるヒントをお伝えします。

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執筆者:宮千晶
(発達科学コミュニケーショントレーナー)
 
 
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