癇癪から卒業できる!我慢が苦手な発達障害の子どもに「耐える力」を授ける2つの対応とは

 

発達障害・ADHDを持つお子さんが感情的になりやすいと悩んでいませんか?その場合、我慢する力を育てることが大切です。小さいうちから我慢する経験を積むことで、自分で問題解決する力が育ちます。そこで、耐える力が身につく2つの対応を紹介します。
 

【目次】

1.思い通りにならないと癇癪を起こすASD・ADHDの息子
2.発達障害の子どもが我慢が苦手な理由は脳にあった
3.癇癪から卒業しよう!〜耐える力を授ける2つの対応とは〜
①共感する
②代替案の選択肢を与える

 
 

1.思い通りにならないと癇癪を起こすASD・ADHDの息子

 
 
 我は発達障害自閉スペクトラム症(ASD)・注意欠陥多動性障害(ADHD)の4歳の息子を育てています。
 
 
小さい頃からこだわりが強く、なんでも自分の思い通りにやりたいと強く望む子でした。
 
 
できる範囲で息子の要望に答えられるように心がけてはいましたが、当然息子が望むすべてを準備することはできません。
 
 
・まだ遊びたかったのにお友達が途中で帰ってしまった
・お気に入りのおもちゃを無くしてしまった
・予定していた用事が雨でいけなくなってしまった
・欲しいおやつが売り切れていて買えなかった
 
 
このように私の努力ではどうしようもない状況になったとき、ひっくり返って泣き叫び、いつまでも泣き続けて気持ちを切り替えられない息子に悩んでいました。
 
 
最初は優しく対応していても、いつまでも文句を言い続ける息子にだんだんイライラして
 
 「そんなこと言っても仕方ないでしょ!」
「できないものはできないよ!」
「我慢しなさい!」
「何回言ったらわかるの!」
「ママに言ってもどうしようもないでしょ!」
 
 と声を荒げることもありましたが、何度言い聞かせても状況は変わらず、我慢できるようにはなりませんでした。
 
 
 
 
小さい子どもは我慢することが苦手なものですが、息子と同じ歳の子どもでも状況を説明すれば納得できる子どももいますよね。
 
 
ではなぜ、発達障害の子どもは我慢することが苦手なのでしょうか?
 
 
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2.発達障害の子どもが我慢できない理由

 
 
発達障害の子どもが我慢できないのは、脳の特性が関係しています。
 
 

◆①見通す力が弱い

 
見通しす力が弱い子どもは、れから先にどんなことが起こるか予測したり、想像したりすることができません
 
 
そのため、彼らにとっては
 
・遊んでいたお友達が時間が夕方になれば帰らなければならないことを想像できずに急に帰ってしまったような感覚
 
・明日は遠足に行く予定だった場合、”雨が降るかもしれない”とイメージすることができない
 
 ということが起こってきます。
 
 
想像もしていなかったことが起こると、パニックになり我慢できないとなってしまうんです。
 
 

◆②こだわりが強い

 
発達障害のこどもは、完璧主義であることも多く、自分のやりたいことや欲しいものが決まっていると「それをやらなければならない」と思い込んでいる場合があります。
 
 
そのため、やり切るまで納得できないのです。
 
 
 
 

◆③お母さんの言葉で感情が高ぶっている

 
「我慢する力」というのは、脳の思考エリアが担当しています。
 
 
実は、この思考エリアと感情エリアは隣同士にあって影響を受けやすいという特徴があります。
 
 
つまり、感情が落ち着いていれば、思考のエリアはよく働き我慢できるようになる。
 
 
逆に、感情が高ぶっていれば、思考のエリアの働きが抑制されて、我慢できない状態になるということです。
 
 
人は怒っている時は冷静な判断ができなかったり、好きな人の前でドキドキしすぎて思いもよらない言動をしてしまったりするのは、このためです。
 
 
このような理由から、我慢ができない子どもに対して上から押さえつけるようなしつけは効果がありません。
 
 
そこで、次に我慢が苦手なこどもの「耐える力」が育つ方法について紹介します。
 
 
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3.癇癪から卒業しよう!〜耐える力を授ける2つの対応とは〜

 
 

◆①共感する

 
予想外のことが起こって辛い状況に直面している子どもに、正論を言っても理解はできません。仕方のないことだとわかっていても、耐え難いことなのです。
 
 
そこで、お子さんの気持ちに共感する声掛けをして感情を落ち着かせてあげてください。
 
「悲しかったよね」
「まだ遊びたかったよね」
「残念だったね」
「お母さんも辛かったよ」
「本当ならお母さんも一緒にしたかったな」
 
このように、お子さんが安心できる声掛けをすることで、心がスッーと落ち着いてきます。
 
 
感情が落ち着くことで、状況を冷静に判断できるようになっていきます。
 
 
 
 

◆②代替案の選択肢を与える

 
やりたかったことと似ている活動を提案することで、我慢する力が身につきます。
 
 
お友達は帰っちゃったけれど、5時までママと遊んでから帰ろうか?」  
 
遠足には行けなかったけれど、変わりに水族館か博物館に行こうか?
 
 
など選択肢を与えてあげることで、気持ちを切り替えやすくなります。
 
 
また、思い通りにいかないことがあっても、他にも方法があることを知る経験になります。
 
 
どちらか選べた場合は、しっかりと褒めてあげてくださいね。
 
 
この繰り返しで耐える力が育ち、思い通りにいかないことがあってもその経験が「こうすればいいや」と自分で代替案を考えられる力にもなっていきますよ。
 
 
 
 
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♡小冊子のご感想
子どもの行き渋りにどう対応するのが正解か分からず困っていました。こちらの本を読んで、行き渋りが悪化する対応をしていたことに気付き、はやめに知れて良かったと思いました。また、どう対応したらいいのか、具体的な対応と声かけが書かれていたので、ありがたいです。今日から取り組んでみます。
 
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執筆者:中井春菜
(発達科学コミュニケーショントレーナー)
 
 
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