切り替えが苦手な子はネガティブな感情を引きずりやすく、学校での嫌なできごとを引きずってしまいます。ポジティブ日記を付けて「幸せ脳」が育つと学校嫌いは解消されていきますよ。
【目次】
1.学校のイライラからの切り替えが苦手な子にはどんな対応をしたらいいの?
2.幸せ脳ってどんな脳?どうやって育てるの?
3.切り替えが苦手な子がポジティブ日記で幸せ脳が育てば学校嫌いは解決
1.学校のイライラからの切り替えが苦手な子にはどんな対応をしたらいいの?
新学期が始まって、お子さんの様子はどうですか?
学校でのイライラを持ち帰って切り替えができず、お家でもイライラしていませんか?
今回は学校でのイライラからの気持ちの切り替えが苦手な子へのとっておきの対応についてお話していきます。
それは、ママがお家で子どもの「幸せ脳」を育ていくことです。
我が家の小4の息子は、いまでも「また学校か~地獄だ~」というくらい学校が嫌いです。
2年前は担任の先生との相性が合わないこともあり、先生のことを「優しいけど嫌い!」と言っていました。
ワザと床に寝転がる、ふざけて周りにちょっかいを出す、イライラした態度で友達に接するなどの反抗的な態度を繰り返して先生に叱られるという悪循環を繰り返していました。
悪循環を繰り返すうち、クラスの女の子とのトラブル発生!
たくさんの先生方に叱られて「学校なんか燃やしてやる!」と泣き叫んだことがあります。
そんな息子ですが、私が幸せ脳を育てることで今では毎日、自分で気持ちを切り替えて学校に通えるようになりました。
今日はこの幸せ脳をどう育てていくか、解説していきますね!
2.幸せ脳ってどんな脳?どうやって育てるの?
「幸せ脳」とはどんな脳の状態か?というと、日常生活において幸福感や満足感を感じやすい脳の状態を指します。
この状態をキープできたら、ポジティブな感情は膨らませて、ネガティブな感情はサッと和らげて行ける。
そんな思考回路が育ってきます。
そうすると、人はもっと自分を高めていきたい!って思えるようになっていくのです。
・今はできないようなことにも挑戦する
・不安を感じすぎず楽しく頑張れる
といった行動が増えていきます。
切り替えが苦手な子は、学校でのネガティブな感情を引きずってしまうので「学校行きたくない」「学校やだな」と行き渋りに陥りがちです。
「幸せ脳」が育ってくると、学校で多少嫌なことがあっても、学校が大変でいやだなって思っても、「まぁ大丈夫!」って自分で切り替えられるようになって、苦手な学校にも「行ってみよう!」って気になれるんです。
次項では「幸せ脳」の育て方について具体的にお話していきます。
3.切り替えが苦手な子がポジティブ日記で幸せ脳が育てば学校嫌いは解決
では、どうやって「幸せ脳」を育てたらいいのか説明していきますね。
お家では子どもの行動を肯定していく関わりで、お子さんの疲れた脳を癒しつつ、ポジティブに働く瞬間を増やしていきます。
具体的には、ママが子どもの肯定できるポイントについて書き出す「ポジティブ日記」の活用です。
一日の終わりに、1つでいいのでその日の子どもの褒めポイントを書き出して子どもに読み聞かせます。
子どもの脳は行動を肯定されることで発達が進みます。
ママから褒めポイントを伝えることで、子どもの脳にあるネガティブな思考の癖も和らぎ、ポジティブに、幸せに感じられることが増えていきます。
さらに!
子どもはママが書いたポジティブ日記を読んで、感情を動かしたり、アウトプットしたりすることで自分の過去に言ったこと・やったことに対して自分で「マル!」をつけることができます。
そうすると、日常のポジティブな出来事や感謝の気持ちが脳に定着されていくので脳の中でポジティブな感情を感じやすくなる傾向が強化されていきます!
ポジティブ日記を使って記録に残すと、切り替えが苦手な子も幸せ脳が育っていきます。
そして、学校でのネガティブな感情や記憶よりも、学校での楽しかったこと、満足感のある出来事についての記憶が残っていくので、学校嫌いも解消されていきます。
いかがでしたか?
切り替えが苦手な子の「幸せ脳」を育てるポジティブ日記始めてみてくださいね。
子どもが切り替え上手になるお家での対応をご紹介しています
執筆者:はらしおり
(発達科学コミュニケーショントレーナー)
(発達科学コミュニケーショントレーナー)