グレーゾーンの子育ては自分で学ぶと解決できる!子育て講座を選ぶときのチェックポイント

 

相談しても悩みが理解されにくく、解決策が見つからないグレーゾーンの子育ては、一緒に過ごしているママが子育てを学ぶことで病院に頼らず解決できます。安心して継続するための子育て講座選びのチェックポイントをご紹介します。
 

【目次】

1.相談先はいっぱいあるのに解決しないグレーゾーンの子育て
2.受診拒否で相談先がなくなった!
3.同じことを繰り返さないために子育てを学ぶと決意
4.子育て講座選びのチェックポイント
◆仲間と学べること
◆自分のペースで学べること
◆学び続けられること

 
 

1.相談先はいっぱいあるのに解決しないグレーゾーンの子育て

 
 
発達障害・グレーゾーンの問題を解決する相談先、支援先は周りにあるのに、納得のいく回答や支援が受けられないケースはよくあります。
 
 
グレーゾーンの子育ては、毎日一緒に過ごし、子どものことを一番理解しているママが学ぶことで、専門機関を頼らなくても自分で解決できるようになります。
 
 
悩みが多岐にわり理解されにくく、解決が難しいグレーゾーンの子育てだからこそ一人で悩まずに自分にあった信頼できる相談先、悩みを共有できる仲間の存在は必須です。
 
 
 
 
子育ての相談先をいくつ持っていますか?相談先で納得のいく回答や支援が受けられていますか?
 
 
あれ?おかしいな…。うちの子、周りの子とちょっと違うかも。
 
 
グレーゾーンの子育ては、こんなママのちょっとした違和感が大きくなっていくことから相談が始まります。
 
 
幼稚園の先生、市の子育て相談、かかりつけの小児科、身近にある相談先に相談をしても、
 
 
・この程度なら問題ないですよ
・様子をみましょう
・お母さんが頑張っていますね
 
 
似たような回答ばかり、子育ての専門家に相談してもそうなんだからとその時は納得しても、子育ての問題は大きくなるばかり。
 
 
相談しても悩みを理解してもらえないことから、発達障害・グレーゾーンの子育てはママが孤立していくケースがよくあります。
 
 
相談しても解決しないのならばママが学べばいいんです!
 
 
ママが我が子の専門家になれば毎日自宅で子どもを発達させることができるようになります。
 
 
今回は、私が子育てを自分で学ぼうと決意したいきさつと、私の経験から子育て講座を選ぶときのチェックポイントについてお話していきます。
 
 
 
 
私は、現在小学2年生の不登校の息子を育てるママです。
 
 
小さな頃から寝るのが苦手な息子は、入園当初から激しい登園渋りがあり困っていました。
 
 
外では良い子、園ではニコニコ楽しそうに過ごし、外出先でもお行儀よく待てる子でした。
 
 
けれども好きなことに没頭し、融通が利かず、なかなか寝ない、家に帰ると私を困らせる子でした。
 
 
激しい登園渋りに偏食、夜眠らないなどに困って、幼稚園の先生や市の子育て相談、小児科の先生に相談しても、私が話す家での様子は想像できない、様子を見ましょう、と言われるばかり。
 
 
子育ての専門家が言うのだからと、日々の困りごとを何とかやり過ごしてきましたが、年長の2学期に入ってから、園でのストレスからか動画視聴が止まらなくなっていきました。
 
 
叱ったり、制限したり、取り上げたり、こちらが対応すればするほど、動画への執着が酷くなり対応する私が怖くなるほどでした。
 
 
そして、年長の2学期に昼夜逆転気味になり登園できなくなってしまいました。
 
 
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2.受診拒否で相談先がなくなった!

 
 
かかりつけの小児科の先生にまず相談をし、病院をつないでもらって先生も施設も最高の環境にたどり着きましたが、息子は受診を拒否したんです。
 
 
年長で動画依存、昼夜逆転なんて!
 
 
こんな相談誰にしたらいいんだろう?相談したらなんて思われるんだろう?
 
 
まずは子どものアレルギーでお世話になっている小児科の先生に相談をしました。
 
 
相談内容を聞いた先生は、予約をするのに数か月かかるという、近所で評判の小児精神科に紹介状を書いてくださいました。
 
 
運よく紹介状を書いてもらった月に新規の患者募集の枠に入ることができ受診日も決定しました。
 
 
けれど、受診当日。息子は受診拒否。
 
 
本人不在の場合は保険がきかないので全額負担となりますが、相談というかたちで先生や心理士さんとお話しができます。
 
 
私が心理士さんと成育歴や相談内容を話している間になんとか夫が連れてきてくれ、なんとか診察を受けることができました。
 
 
そこでの問診の結果、「発達の問題はない、本人の問題」と言われました。
 
 
動画依存、睡眠の問題は入院が手っ取り早い、未就学児を受け入れる病院はない、就学したら院内学級のある病院を紹介するから入院するようにと言われました。
 
 
で?就学までの半年間、家で何をしたらいいの?
 
 
病院の受診でさえ嫌がる息子をどうやって入院させるの?
 
 
 
 
入院を薦められた院内学級のある病院は県内でも有名な医療療育機関でネット依存専門の小児精神科の先生もいらっしゃる病院でした。
 
 
自宅からは高速を使って車で1時間ほどの場所になりますが、お世話になる条件としてはとても整った環境です。
 
 
入院するかどうかは病院の様子を確認してからでも良いとのことで、見学ということにしてまずは受診をしてみることにしました。
 
 
けれども、私達のただならぬ雰囲気を感じ取った息子は受診を断固拒否!
 
 
大きな病院で予約が難しく、先生の診察日に予約を取り直しても1カ月後。
 
 
運よく隙間に入れてもらえることもありましたが、予約の変更を繰り返しても子どもを連れて行けることができず、受診も入院も断念しました。
 
 

3.同じことを繰り返さないために子育てを学ぶと決意

 
 
入院を断念したのには、子どもが受診拒否をしたほかに、私が子育てを学ぼうと気持ちと考えに変化があったことが影響しています。
 
 
約3カ月の間、予約の変更を繰り返しながら、私は毎日、一人では抱えきれない不安に押しつぶされそうになりながら答えのない質問を繰り返していました。
 
 
入院するには申し分ない環境。だけど、ほんとに入院させて良いの?
 
拒否する息子を無理矢理入院させて親子関係はどうなるの?
 
・退院して帰ってきたらどうなるの?
 
・入院して元の生活に戻れたとしても、私が変わっていなければ同じことの繰り返しにならない?
 
・良くなった過程を知らなくて、病院と同じ生活を今の私が続けさせられるの?
 
 
 
 
私と一緒に暮らしていた環境で起きたこの状況、一人で抱え込むことはないけど私が見ていない状況で誰かに治してもらっても意味がないと思いました。
 
 
私と一緒に暮らす環境で、親子で解決していかないと同じことの繰り返しになる、環境を変えるためには私が変わらなければ
 
 
私が変わるために、子育てを学ぼう!という考えにたどり着きました。
 
 
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4.子育て講座選びのチェックポイント

 
 
オンラインで学べる子育て講座は教育機関や発達支援団体が運営するものから個人起業家さんが行っている物まで規模や種類、スタイルはさまざまで、数も膨大です。
 
 
たくさんの情報の中から安心して学べる環境を選ぶために押さえておきたいポイントが3つあります。
 
 
私が発達科学コミュニケーションに出会った経験から、グレーゾーンの子育て講座を選ぶときのチェックポイントをご紹介します。
 
 
 
 

◆仲間と学べること

 
 
孤立しやすいグレーゾーンの子育ては仲間と一緒に学べることが最大のポイントです。
 
 
グループディスカッション形式で学べるものがお勧めです。
 
 
同じ子育ての悩みを抱えている人と悩みを共有し、お互いにアイデアを出し合って解決をしていくことができます。
 
 
ひとりで解決できないことは、ひとりで抱え込まず、仲間と励まし合いながら解決できるのが理想的です。
 
 

◆自分のペースで学べること

 
 
お仕事に家事に忙しいママは、自分のペースで好きな時間で学べることが学びを継続するためには重要です。
 
 
そのために、動画教材の有無は大事なポイントになります。
 
 
特にお仕事をしながら学ぶ場合は、ライフスタイルに合わせて時間が空いた時や好きな時に自分のペースで学べます。
 
 
また、何度も見返して学べるのも魅力です。
 
 
突然の予定で受講のキャンセルをしなくてはならない場合も動画の見返しができる仕組みがあれば無理なく続けられます。
 
 

◆学び続けられること

 
 
講座が終わった後に、学び続けられる、何度でも学び直しができる環境があれば安心です。
 
 
子育ては一生続きます。今の問題が解決したら終わりではありません。
 
 
イヤイヤ期、1年生プロブレム、9歳の壁、思春期、反抗期、のように成長の過程でやってくる乗り越えなければならない場面があります。
 
 
そのたびに新しい環境を探したり、新しいことを学ぶのではなくいつでも戻れる場所があると心強いですよね。
 
 
 
 
グレーゾーンの子育ては、相談しても分かって貰えない、幼い子を置いて外に出られないなど、孤立しやすい条件が揃っています。
 
 
自分の今の生活圏内に見つからない相談先や学ぶ環境は、インターネットの普及でスマホやパソコンがあれば自宅から世界中と繋がって見つけることができます。
 
 
だから、絶対に諦めないで!ひとりで抱え込んで悩まないで欲しいんです。
 
 
悩む時間を自分に合った環境を探す時間、学ぶ時間に使って欲しいです。
 
 
自分の悩みを共有し一緒に解決する仲間を見つけて、次はその時間を自分の時間として自分らしく過ごす時間に変えていって欲しいと思います。
 
 
 
 
発達科学コミュニケーションでは仲間と子育てを学び続けられる環境が揃っています

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♡小冊子のご感想
子どもの行き渋りにどう対応するのが正解か分からず困っていました。こちらの本を読んで、行き渋りが悪化する対応をしていたことに気付き、はやめに知れて良かったと思いました。また、どう対応したらいいのか、具体的な対応と声かけが書かれていたので、ありがたいです。今日から取り組んでみます。
 
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執筆者:福原かおり
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)
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