不登校でゲームしかしないを解決!守れるルールと環境作りで毎日のルーティンも整ったゲームとの付き合い方

 

ADHDの子どもはゲームにハマりやすい!ゲームがやめられない!といった問題が起きやすい特性を持っています。子どもが守れるルールと環境作りをすれば不登校中のゲームしかしない問題が解決して子どもが動き出しますよ。
 

【目次】

1.ADHD不登校の息子はゲームしかしない!
2.ADHDキッズがゲームをやめられない理由
◆ゲームにハマりやすい
◆親の制止が効かない
3.ゲームとの上手な付き合い方~守れるルールと環境作り~
◆守れるルールの作り方
◆ルールが守れる環境作り

 
 

1.ADHD不登校の息子はゲームしかしない!

 
 
不登校中の子どもがルールを守らず、ダラダラ、ゲームしかしない姿を見ていると、親としては心配もするし、なんとかしなくては!と躍起になってしまいますよね。
 
 
子どもにとって納得のいくルール作りとルールを守れる環境を整えれば、夢中になってやっているゲームを自分からやめられるようになるんですよ。
 
 
 
 
今、子どもに守らせようとしているゲームのルールは誰が決めたルールですか?
 
 
ゲームをやめさせるために、理由もなく親から与えられたルールでは子どもにそのルールを守る意識は生まれません。
 
 
ゲームをやめさせようと、必死になって掛ける言葉には反抗するだけで聞き入れてもらえません。
 
 
ルールの作り方、環境次第で、子どもがルールを主体的に捉えて守れるようになるんです。
 
 
 
 
私には、かつて小学3年生の時に不登校となり、ゲーム沼にハマっていた注意欠如多動性障害ADHD)の息子がいます。
 
 
不登校中、ゲームばかりの状態になってしまうのもある程度は仕方のないこととは思っていても、勉強もせず、ずっと同じ姿勢でゲームしかしない子どもにイライラ。
 
 
「やめなさい!」と注意をすると癇癪を起す負のスパイラルに陥る毎日を何とかしたいと思っていました。
 
 
けれども、ゲームが止められない子どもの特性を理解し、子どもが守れるルールと環境を作りをすると、サッと切り替えてやるべきことをスムーズに取り組めるようになりました。
 
 
この記事では、ADHDの子どもがゲームにハマる理由と、ADHDの子どもとお母さんのゲームの上手な付き合い方が分かります。
 
 
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2.ADHDキッズがゲームをやめられない理由

 
 
発達障害、ADHDタイプの子どもは、その脳の発達の特性からゲームにハマりやすく、親の制止が効かない特性を持っているため、特にゲーム沼に陥りやすいんです。
 
 

◆ゲームにハマりやすい

 
楽しいことや達成感を感じた時に脳内に分泌されるドーパミンの調整をすることが苦手で、好きなことに没頭(過集中)しやすいことがゲームにハマってしまう大きな要因です。
 
 
ゲームはこのドーパミンを利用した仕掛けが盛りだくさんで、どんどんやりたくなるように作られています。
 
 
ですので、ドーパミンのコントロールが苦手なADHDの子どもたちがハマってしまうのも無理ないんです。
 
 

◆親の制止が効かない

 
 
ADHDタイプは活発な脳の持ち主なので、好きなことに没頭している時に、その行動を止められることを嫌います。
 
 
好きなことに没頭している時は、どのくらいの時間がかかるのかという感覚が薄れてしまい、途中でやめることが難しくなるケースがよくあります。
 
 
ですから当然、好きなことをしている時のお母さんからの一方的なSTOPの指示は通りにくいんです。
 
 
 
 
こういったADHDの特性を知ると、ゲームに熱中し、親の言うことが効けない子どもの行動への理解が少しは深まると思います。
 
 
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3.ゲームとの上手な付き合い方~守れるルールと環境作り~

 
 
では、そんなゲームにハマりやすい!ゲームが止められない!ADHDの子どもがゲーム沼から抜け出すにはどうしたらいいのか?
 
 
それは、子どもが守れるルール作り方とルールを守るための環境作りにあります。
 
 
ADHDの子どものためのゲームとの上手な付き合い方について解説していきます。
 
 
 
 

◆守れるルールの作り方

 
 
子どもが守れるゲームのルールを作るには、親子で話し合いをして、最終的に子どもに決めてもらうことがポイントになります。
 
 
自分の希望を無視して、勝手に決められたルールに子どもは従えません
 
 
今まで、私の常識の中だけで、一方的にゲームの時間を制限していたことにようやく気づき、私だけのゲーム時間の当たり前を捨てました。
 
 
子どもは何時間ゲームがしたいと思っているのか、私がどのくらいの時間でゲームを終わりにしてほしいと思っているかを話し合い、最終的に子どもに決めてもらいました。
 
 
我が家の場合は、21時にゲームは終了するというルールだけです。
 
 
すると、子どもは決まりを守らされているという受け身だった感覚から、「自分で決めた!」という主体的な感覚で捉えられるようになり、ルールを守れるようになっていきました。
 
 

◆ルールが守れる環境作り

 
 

①守れたらしっかり肯定

 
 
ルールが守れた時は、笑顔で目を見てしっかり褒めてあげてくださいね。
 
 
ママは指示指南は口酸っぱくするのに、できた時にしっかり褒められないことが多いんです。
 
 
「自分で決まりを守れた!」という成功体験の良い記憶を子どもの脳にしっかり定着させるために、ルールが守れた時はしっかり肯定をしてください。
 
 

②「ゲーム=悪」と思わない

 
 
「ゲーム=悪」ではなく「ゲーム=脳を発達させるツール」として捉えてみてください。
 
 
親に監視されている状況ではゲームを思いきり楽しむことができず、やってもやっても満足することがありません。
 
 
不登校の子どもに一日中、マンツーマンで付き合うのはさすがにお母さんもしんどいです。
 
 
だったら、想像力も創造力も高まるゲームを活用していきましょう!
 
 
教育水準が高いフィンランドなどの北欧では、国がゲームの教育利用を推進しているほどです。
 
 
これからの時代、AIに使われる側ではなくAIを使って未来を作っていく大人になるためにも楽しくAIの活用方法を学んで欲しいと思います。
 
 
 
 
 
このゲームのルールの作り方と、子どもがルールを守るための環境作りを実践したことで、一日中ゲーム三昧、やめさせようとするとすぐに癇癪を起していた息子は成長しました。
 
 
どんな風に成長したかというと、ゲームは時間を守りながら楽しみ、学校から帰ったらすぐお風呂、夜22時に就寝、朝は6時に何も言わなくても起きて7時には出発の準備ができています。
 
 
そんな息子になりました。
 
 
ADHDキッズとお母さんのためのゲームとの上手な付き合い方、参考になれば嬉しいです。
 
 
 
 
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執筆者:山本みつき
(発達科学コミュニケーショントレーナー)
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