教室に入れない発達障害・グレーゾーンの子は、理由を聞いても教えてくれないことありませんか?だから「なんで?どうして?」と責めてしまうママも少なくありません。まずは、ママが「責めない習慣」を身につけ、子どもの気持ちを引き出せばいいのです!
【目次】
1.教室に入れない発達障害・グレーゾーンの子の気持ちがわからない
2.なぜ、教室に入れない子が気持ちを言えるようになればいいの?
3.ママの「責めない習慣」が子どもの気持ちを引き出す!
1.教室に入れない発達障害・グレーゾーンの子の気持ちがわからない
突然教室に入れなくなった…
理由を聞いても教えてくれない…
そのような事はありませんか?
目の前で突然このような事が起こったらママとしては、不安と戸惑いでいっぱいになることでしょう。
教室に入れない子どもに大事なポイントは、ママが子どもの気持ちを引き出すことなんです!す!
私も同じような事がありました。
学校の先生からは「固まって動けません」「声をかけても反応がなくて」と言われたり、引きずられて教室に入る事もありました。
結局、じゃあどうすればいいの?は家庭に丸投げの状態。

当時の私は、子どもに「どうしてなの?」と理由を一方的に聞いてました。
すると、返ってくる言葉は「わからない」「別に」と言うばかり。
はっきりとした理由が分からなかったのです。
このように理由も分からなくて教室に入れない我が子に、どうすればいいか分からなくて悩んでしまうママは少なくありません。
理由が分かれば、対応しやすいのかもしれません。
ですが、教室に入れない子どもにとって大事なことは、「今の気持ちを言えるようになるること」すると、子どもの思考が落ち着いていくのです!
2.なぜ、教室に入れない子が気持ちを言えるようになればいいの?
教室に入れない子の中には、学校や教室という場所に対して、不安や緊張で身体がこわばり、動けなくなってしまう子がいます。
また、空気を読みすぎて疲れてしまったり、教室の匂いや音などに敏感に反応してしまうといった感覚過敏が隠れていることも。
その中でも、不安な気持ちというのは、放っておくとますます膨張してしまう特徴があります。
なかなか気持ちを素直に言えない子にとっては、本音を吐き出せるように何かしらのサポートをしてあげたいところです。
本音や今の気持ちを子どもが言えるようになれば、それだけで気持ちがスッと落ち着いて、前に進み出す事ができるのです!
実は、不安という感情に脳が捉われてしまうと、落ち着いて考える事ができない、思考力が低下してしまいます。
つまり、不安な感情に捉われると、見えるものも見えなくなってしまうのです。

例えば、こんな事はありませんか?
教室に一歩足を踏み入れると、みんなの視線が一斉に自分に向かってきて怖かった…
そうなると身体は過緊張を起こして固まってしまいます。
そして、「じろじろ見られている感じがする」「何か言われるんじゃないかと怖い」そんなふうに感じてしまうお子さんがいます。
こういった感覚過敏により、不安で固まってしまっていても、周りから見ると不安で固まってる、とは気づかれにくいのが現状です。
場合によっては、「ただのわがまま」「甘えているだけ」と受け取られてしまう事も残念ながらあります。
さらには、子ども自身「どうして自分はこうなんだろう」と自信を失ってしまいやすい状況になることも…
「様子を見ていれば、そのうち慣れるかもしれない」
そう思いたくなるかもしれませんが、不安の感情に捉われてしまう事や感覚過敏は、対応しなければよくなりません。
むしろ、何も手を打たずにいると、子どもは「行けない自分」「みんなと違う自分」に心を傷つけることになり、ますます不安を強めてしまうこともあるのです。
だからこそ、今そばにいるママが出来ることとしては、子どもが気持ちを言えるようにサポートしてあげる事なのです!
では、具体的にはどうすればいいのでしょうか?
3.ママの「責めない習慣」が子どもの気持ちを引き出す!
子どもが気持ちを言えるようになる大事なポイントは「責めないこと」です。
「なんで行けないの?」「どうして?行けばいいだけじゃん!」「もっと頑張ってよ」といった一方的な言葉は、子どもの心を閉ざしてしまいます。
とっさに「なんで?」「どうして?」と思わず言ってしまうママがいたら、こういった言葉が習慣化されている可能性があるので注意しましょう。
ですが、今からでも変われますので、大丈夫ですよ!
脳の発達はいつも大人側から変わっていきます。
なぜなら、子どもはまだ脳が未熟だから。
大人の脳の方が変わるのが早いんです。
だから、まずは声かけが責めてしまう習慣になっているなら、今からガラッと変えてみよう!と決めることです。
今までの習慣を変えるのは、なかなか難しいことではあります。
だからこそ、変わる理由を明確にしたり、声かけに迷ったとしてもコレを言えば大丈夫!と声かけ一覧などを作ったり、いつも見えるところに貼っておく工夫をしておけば、意外と習慣を変える事は驚くほど簡単にできますよ!
声かけの習慣を責めない習慣にすれば、子どもは安心して気持ちを話せるようになります。
例えば、コロコロ言ってることが変わる親の声かけが続いてしまうと、子どもは「大丈夫かな…」「裏切られないかな…」と不安になってしまいます。
子どもの不安を増強させないためにも「責めない声かけの習慣」を実践してみましょう!
これは習い事でも、学校でもなく、お家だからこそ毎日出来るのです!

子どもは、安心できると自分の力で試行錯誤しながら本当の意味で自立していくことができます!
教室に入れない子には、入れない理由を問い詰めて聞くのではなく、安心して素直な気持ちを話せるようにサポートして、心の安定を取り戻すことを優先していくといいですよ!
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執筆者:浜山 いづみ
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)