発達障害・グレーゾーンキッズがダンスができなくて運動会を行き渋るお悩みはありませんか?これは脳の運動エリアの発達が遅いからです。でも大丈夫!お母さんとの遊びを通した対応で解決します。お家で楽しくダンスができるようになる対応をお伝えします。
【目次】
1.発達障害・グレーゾーンキッズの運動発達が遅いのは脳の問題
2.運動発達の遅れている不器用な息子がダンスをできず自信を失った話
3.運動発達の遅い子だからこそ運動をオススメする理由
4.不器用キッズがダンスできるようになる対応
1.発達障害・グレーゾーンキッズの運動発達が遅いのは脳の問題
発達障害・グレーゾーンキッズが運動会を嫌がる、ダンスができなくて行き渋ることがよくあります。
発達障害・グレーゾーンキッズは、生まれついて脳の特性上、体の動きに不器用さのあることが多くみられるからです。
この傾向が極端な場合、発達協調性運動障害(DCD)といいます。
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DCDではこんなことが見られます。
・走り方がぎこちない
・ボール遊びがうまくできない
・筆圧が強すぎる、または弱すぎる など
これは脳の運動エリアの発達が遅いためなので、本人の努力や頑張りが足りないとか、育て方のせいではないんです。
ですが大丈夫!お母さんとお家で遊ぶことで、ダンスができるようになる対応があります。
2.運動発達の遅れている不器用な息子がダンスをできず自信を失った話
我が家の息子は読書が好きなインドアタイプです。
ある時、「運動会に参加したくない」と言い出しました。
理由は「ダンスを上手くできる自信がない」とのこと。
聞くところによると、運動会のダンス練習として、運動会で踊る予定であるYouTubeのダンスが各々のパソコンに配信されました。
「これを見て各自で練習しておくように」と指示された、とのことでした。
今時の運動会でやるダンスは、私たちの頃と違って、速い、複雑な動きが非常に多いです。
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発達障害・不器用キッズがダンスが苦手なのは、視る力、見たものを模倣する力、思い通りに体をコントロールする力、リズムに合わせてタイミングよく体を動かす力などが未発達なためなんです。
つまり、脳の運動エリアの発達が遅れているからなんです。
3. 運動発達の遅い子だからこそ運動をオススメする理由
運動会への参加を嫌がる子を、無理やりにでも参加させなければいけないかというと、そうではありません。
ただこの問題は、単に運動会へ参加するか否かの問題ではないのです。
なぜなら、脳の運動エリアを育てることは、とても大切なことだからです。
脳の運動エリアは、脳全体の中で木の幹のようなもの。人間でいったら体幹(胴の部分)にあたります。
![](https://desc-lab.com/wp-content/uploads/2024/11/1140762_s-300x208.jpg)
運動をすることで、脳の中でネットワークが増え、理解や言語、意欲などあらゆる部分に繋がり、脳全体が成長します。
これには、全身運動がより効果的なんです。
また、子ども時代は体の基礎を作る大事な時期です。
全身運動で強い骨や筋肉を作り、体の土台を作っておく必要があります。
そして、運動会の練習を通してなされる、仲間とのコミュニケーションは、社会性も育てます。
そうしてやり切った自分の中の達成感は、子どもの中で自信になるでしょう。
それなのでできることなら、全てではなくても、運動会に参加した方がいいと私は考えています。
そのために、事項ではお家で運動脳を育て、ダンスができるようになる遊びをお伝えしますね。
4.不器用キッズがダンスできるようになる対応
ダンスできるようになる遊びは、「ミラーゲーム・どんぐりステップ・だるまさんが転んだ」です。
◆ミラーゲーム
対面で立ち、鏡のようにお母さんがとるポーズの真似を子どもはします。
片手をあげたり、片足立ちのまま反対手を上げたり、ボールなどを使ってボールを扱う真似をするのもいいですよ。
視る力・見て模倣する力・バランス力などが育ちます。
音楽に合わせて行うことで、リズム化力やタイミング力も育ちますね。
◆どんぐりステップ
地面と1段目を使ってステップする遊びです。
「どんぐりころころ」の歌に合わせて、左右の足を交互に入れ替えて1段目に上げます。
歌の節目ごとに一瞬ストップします。
慣れたら、節目でストップするのを2段目にするとなお良いです。
リズム化力・タイミング力・持久力などが育ちます。
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◆だるまさんが転んだ
「だるまさんが転んだ」のかけ声と同時に動いたり止まったりする、昔からある遊びです。
リズム化力・タイミング力・聞く力などが育ちます。
「止まる」練習は、脳の抑制機能も向上させます。
ポイントは声かけ
「お母さんのことをよく見れてるね」「手と足を同時に真似できるね」と見たままを褒める。
「お!歌に合わせてステップできるようになったんだね!」と驚いてみせて意欲を上げる。
「腕が伸びてていいよ!指先まで伸ばしてごらん!そう、もっとカッコよくなったね!」
やってほしい提案は、肯定の言葉の間に挟んで伝える。
「もう半分できたね。あと少しだよ」と励まして注意を持続させる。
「片足立ちでもグラグラしなくなったね」と気付きを伝えて、見ていることを示す。
「右手と左手をよく間違えずにできたね」とOKサインをして、褒めの効果を倍にする。
たとえできていなくても、できているところを一つでも見つけて肯定していきます。
そうすることで、子どもに自信がつき、「お母さんと遊ぶの楽しい」という気持ちになって繰り返しやりたくなります。
繰り返すことで脳の遅れている部分が育って、運動会のダンスもできるようになりますよ。
運動発達の遅い発達障害・グレーゾーンキッズへの効果的な対応のヒントをたくさんお伝えしています!
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♡小冊子のご感想
癇癪や暴力を起こす息子に、「なんでそんなことするの」と思っていましたが、原因がわかったことで、子どもを見る目が変わりました。これからは冷静に対応できそうです。
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執筆者:長野愛
(発達科学コミュニケーショントレーナー)
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