「明日は行く!」と言ったのに行かない。そんな不登校の「行く行く詐欺」にがっかりする親も多いはず。この状況こそ信頼関係を深めるチャンスです!子どもの気持ちを理解し、肯定的に関わることで、自信を育て外出を後押しする方法を紹介します。
【目次】
1.行くって言ったのに!不登校の行く行く詐欺にがっかり
2.行きたいのに外出できない子どもの気持ち
3.行く行く詐欺をチャンスに変える親子関係の築き方
1. 行くって言ったのに!不登校の行く行く詐欺にがっかり
明日は行くって言ったのに!行く直前になってやっぱりやめたってがっかりしてしまいますよね。
実はこの行く行く詐欺、親子の信頼関係を築くチャンスなんです!
「行く」と言ったのに行けない時は、本当に行こうと思っているけれど、不安で一歩踏み出せない状態です。
けれど、親子の信頼関係が深まれば自信が育って、安心して外出ができるようになっていきます。

・病院に行くと言ったのに直前になって行かない
・何度も予告していたのに、行かない
病院など相手のあることや、お母さんの予定を変更してセッティングしたことだとイライラが爆発してしまうのも分かります。
ですが、子どもの「行かない」選択の捉え方を変えると親子の絆を深めるチャンスに変えられます。
この記事では、外出が苦手な不登校の子どもの気持ちを紐解きながら、行く行く詐欺をチャンスにする関わり方について解説していきます。
2.行きたいのに外出できない子どもの気持ち
子どもが「行く」と言うときは本当に「頑張って行こう」と思っているときです。
けれど、いざ行く時になると不安が押し寄せてきてしまって、行けなくなってしまうんです。
行けるなら行きたい!って本気で思っています。
だって大好きなお母さんに怒られたくないし、がっかりさせたくないから。
それでも、心が整わず、不安が強くて外出できないのは自信が育っていないからなんです。

不登校になる子の多くは、勉強についていけない、お友達と馴染めないなどの理由で自信をなくしています。
そのため、「行きたいけど行けない」気持ちといつも闘っているんです。
そんな気持ちと闘っている自分を大好きなお母さんに認めてもらいたいと思っています。
こんな時こそ、本物の親子関係を築き、自信を育てるチャンスです!
行く行く詐欺をどうやって自信にするか?次項で解説していきます。
3.行く行く詐欺をチャンスに変える親子関係の築き方
不安で行きたいのに行けなくなってしまった子どもに自信をつけるには。
ぜひ、行く行く詐欺になってしまったお子さんを肯定することにチャレンジして欲しいです。

子どものありのままを肯定して成功体験の記憶を積み重ねていくことで自信がついていきます。
自信のない子どもは、行かないと言ったら、「怒られる」「がっかりさせてしまう」と感じがちです。
そんな思いをしながら意を決して「行かない」と伝えられたのならば、
・行こうと思えたことが進歩だね!
・行かないって決めたね!
・時間ができたし、ケーキでも食べに行こうか!
と行けなくても、伝えてくれたこと、決められたことを認めてあげてください。
正直に伝えたら褒められた!そんな経験から「お母さんは自分の存在そのものを認めてくれている」と感じることができます。
この普遍的な愛情こそが悩み事をすぐに相談してくれる本物の親子関係を築きます。
そして、脳を緩め「うまくできなくても やってみよう!」という行動の源になり、本当に「行ける」ようになるのです。

お母さんの当たり前を変えるとお子さんは大きく変化し始めます。
行く行く詐欺が発動した時にどれだけ肯定的な言葉を伝えることができるか、チャレンジしてみてくださいね!
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♡小冊子のご感想
癇癪や暴力を起こす息子に、「なんでそんなことするの」と思っていましたが、原因がわかったことで、子どもを見る目が変わりました。これからは冷静に対応できそうです。
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執筆者:沢木十和子
(発達科学コミュニケーショントレーナー)
(発達科学コミュニケーショントレーナー)