「お風呂、入りたくない!」そんな毎日のバトルに悩んでいませんか?繊細な子のお風呂嫌いは、わがままではなく「感覚過敏」が原因かもしれません。繊細な子のお風呂イヤ!が安心に変わる、工夫のヒントをお伝えします。
【目次】
1.繊細な子の「お風呂イヤ!」が毎日続く理由とは?
2.繊細な子のお風呂嫌いはわがままじゃなかった
3.お風呂イヤ!が安心に変わる工夫のヒント
1.繊細な子の「お風呂イヤ!」が毎日続く理由とは?
「お風呂、入りたくない!」
毎晩のように始まる“お風呂イヤ”に、どう対応すればいいのか悩んでいませんか?
優しく声をかけてもなかなか入ってくれない・・・
やっと入っても、洗うのを拒否されたり、顔に水がかかるのを嫌がったりと、なかなかスムーズにいかない・・・
時間がなくて焦る中、つい「早く入りなさい!」「いいかげんにして!」と、怒ってしまうママも多いのではないでしょうか。

わが家の息子もお風呂が嫌いで、「お風呂の時間だよ」と話しかけても無視。
なんとかお風呂に入れても、体を洗われるのが大嫌いで泣く、途中でお風呂から出ていく、顔に水がかかるとすぐに拭かないといけないなど、毎回バタバタ・・・
ゆっくりお風呂に入るどころではありませんでした。
「どうしてこんなに嫌がるの?」と悩む日々。
でも、それにはちゃんと理由があったのです。
2.繊細な子のお風呂嫌いはわがままじゃなかった
繊細な子が「お風呂イヤ!」となる理由のひとつに、「感覚過敏」があります。
感覚過敏とは、聴覚・視覚・触覚・嗅覚などの感覚から受け取った刺激に対して、脳が過剰に反応してしまう状態のこと。
脳が受け取る刺激を過敏に受け止めてしまい、心地よく感じられない状態なんです。
繊細な子は、刺激に敏感で、感覚に強いこだわりや過敏さを持つ子が多いです。
たとえば、
・お湯が熱く感じやすい
・シャワーや湯が「顔にかかる感覚が嫌」
・湯気が暑くて息苦しい
・タオルで洗われるのが痛い
など、大人には些細に思える刺激も、繊細な子にとっては大きなストレスになるのです。

つまり、お風呂が嫌いなのは、わがままではなかったんです。
不快なことを言葉で伝えられないので、嫌がったり泣いたりして表現していたのです。
3.お風呂イヤ!が安心に変わる工夫のヒント
では、そんな繊細な子とどう向き合えばいいのでしょうか?
ポイントは、「無理にお風呂に入れようとしないこと」です。
子どものイヤ!に寄り添って、安心できるお風呂時間にしてあげることが大切です。
まずは、子どもが
「どんなときに嫌がる?」「どこで困っているのか?」を、ママが気づいてあげることが最初のステップです。
そのうえで、できる範囲でお風呂の環境を整えてあげましょう。
たとえばわが家では、こんな工夫が効果的でした。
・お湯の温度をぬるめに設定する
・シャワーは手足の先からゆっくりかける
・湯気がこもらないように換気する
・「シャワーかけるね」など予告してから動く
・体はママの手で撫でるように洗う
・途中でいったんお風呂を出て、顔を拭いて、休憩タイムをとる
こうした対応をしたことで、息子は落ち着いてお風呂に入れるようになり、次第にお風呂を嫌がらなくなっていきました。
お風呂が「嫌な場所」から「安心できる空間」へと変わっていったのです。
「わがまま」ではなく「その子にとってのつらさ」として尊重することが、お風呂に入りたくなる第一歩になります。
繊細な子の感覚に合わせたちょっとした工夫で、「お風呂、イヤじゃないかも」と、お風呂への拒否感を少しずつ減らすことができます。
また、脳が育つにつれて、感じる刺激の心地よい範囲も広がっていきます。
そうすると、感覚過敏もやわらぎ、自分からお風呂に入れるようになっていきますよ。

繊細な子の「お風呂イヤ!」の背景には、ちゃんと理由があります。
だからこそ、その子の感じ方に寄り添った関わり方がいちばんの近道なんです。
毎日のお風呂タイムが、がんばる時間から、ホッとできる癒しの時間に変わっていきますように。
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♡小冊子のご感想
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執筆者:くぼ あかり
(発達科学コミュニケーショントレーナー)
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