休み明けに子どもが「学校にいきたくない!」となって困っていませんか?働くママは子育てと仕事の両立ができるのか不安と焦りでいっぱいですよね。不登校にならないための登校しぶりの正しい対応を体験を交えてお伝えします。
【目次】
1.休み明けの登校しぶりで仕事の不安と焦り
2.休み明けに学校に行きたくない!となるワケ
3.不登校にしないために!登校しぶりの対応4つ
4.登校しぶり卒業!子育てと仕事の両立までの道
1.休み明けの登校しぶりで仕事の不安と焦り
楽しいGWが終わって、連休明けから子どもが「学校行きたくない!」と言って困っていませんか?
そんな言葉を聞くとママはドキッとしてしまいますよね。
実はママの対応を変えると、休み明けに登校しぶりをしている子どもが自分から学校に行けるようになります。
子どもが「学校に行きたくない!」となったとき、ママも一緒になって不安になったり、どうしようと焦ったりしてしまうかもしれません。
特に働いているママは不安な気持ちから「学校に行ってよね!」「お母さんもお仕事があるんだから!」なんて強い言葉でお子さんに学校に行くように言ってしまうこともあります。
しかし、ママの不安やイライラが伝わるとさらに子どもの不安が増します。
強い言葉を使っていない場合でも、不安な時ほど子どもは敏感にママの様子を察知しています。

登校しぶりをしている子どもに間違った対応をすると、長引かせてしまったり、不登校に発展してしまったりするので要注意です!
登校しぶりの正しい対応を知って、子育ても仕事も両立できる方法を実体験を交えてお伝えします。
2.休み明けに学校に行きたくない!となるワケ
休み明けに「学校に行きたくない!」となるのは生活リズムの崩れと不安になっていることが原因です。
GWは旅行やおでかけなど楽しいことがたくさん。
その分、生活リズムが崩れて、普段のペースには戻りにくくなってしまいます。
また、連休明けから運動会の練習が始まり、お子さんが不安になって、「学校に行きたくない!」となっているかもしれません。
4月の新学期、慣れない環境の中で頑張ってきた子どもたちは、疲れやストレスが貯まりやすい時期でもあるんです。
そして、休み中に学校から少し離れてほっとしていた分、休み明けに学校の大変さを思い出し、「また頑張らなきゃいけない」という気持ちが重くのしかかることだってあります。
子どもが登校しぶりをすると、「なんで行きたくないの?」と聞いて、原因を探りたくなるかもしれません。
しかし、子どもは言葉にして伝えることが難しく、学校に行きたくない理由がはっきりわからないこともあります。
働くママはこのまま学校に行かなくなったらどうしよう、と不安になるかもしれません。
しかし、学校に行きたくない理由がどうであれ、子どもが辛い状況には変わりありません。

大事なのは、登校しぶりの理由を探すことよりも、子どもの「辛い」という気持ちを受け止めてあげることです。
登校しぶりの子どもの気持ちを受け止め安心させる対応を次で詳しくお伝えしますね。
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3.不登校にしないために!登校しぶりの対応4つ
働いているママは子どものことはもちろん、仕事のことも心配になりますよね。
ママの対応で登校しぶりの子どもの心を回復させると、自分から学校に行き、子育てと仕事を両立できます。
不登校にしないために、登校しぶりの子どもへママができる4つの対応をお伝えします。
◆①笑顔で優しく話す
子どもが登校しぶりをしていると焦ってしまいますが、ここは女優になって、笑顔で優しく話しましょう。
明るく、優しい声で話しかけるだけで、子どもの心は少しずつ安心していきます。

◆②否定せずに子どもの話を聞く
子どもが話すことには「そうなんだね」「なるほどねー」と同意してひたすら否定せず聞いてあげてください。
嫌な気持ち、辛い気持ち、不安な気持ちを全部吐き出させてあげることがポイントです。
否定せずに受け止めるだけで、子どもは「自分の気持ちをわかってくれた」と感じることができます。
◆③帰ってからの楽しみを伝える
学校に頑張って行けたら楽しみがあることを話してあげましょう。
「学校に行って帰ってきたら〇〇があるからね!」「帰ってきたら一緒に〇〇しようね!」と声をかけます。
脳は行動するときに1番エネルギーを使うので、楽しみがあることで「しんどいけれども学校に行こうかな」と思って、動くことができます。
もし学校に行けた場合、帰宅後もご褒美を楽しみながら、しっかり褒めたり労ったりしてあげてくださいね。
◆④辛いときはお休みする
仕事の調整ができるときは、「辛いんだから休んでいいよ」と思い切って1日お休みしてみてください。
1日ゆっくり休んでエネルギー充電すると決めて、おでかけやお家で好きなことをしましょう。
思いきってリセットすることで、エネルギーを取り戻して、また動き出す力が湧いてきます。
4.登校しぶり卒業!子育てと仕事の両立までの道
我が家の中学1年生の娘は、小学校1年生から毎年春になると登校しぶりをしていました。
特に小学校4年生で転校してからは、「学校行きたくない」が続き、私も「どうしよう、仕事もあるのに…」と悩みました。
しかし、「無理に行かせるのは脳にとっても良くない」と知って、「学校行きたくない」と言うときは、思い切って休ませたり、遅刻したりしながら学校に行くこともありました。
始めは「本当にお休みしても大丈夫?」と不安がありましたが、一日休ませてゆっくり過ごしたら、二日連続で休むことはありませんでした。
休ませた時も無理に勉強をさせたり、ゲームを取り上げたりしないで、二人でお出かけや一緒にお菓子を作ったり体を動かす楽しい活動をしていました。
すると、夕方には元気になって「明日は学校に行くよ!」と自然と前向きになっていることが多かったです。
私が焦らず、優しく子どもの話を聞いたことで、娘が「やっぱり行く!」と学校に向かうこともありました。
そして、5年生の春、「もう遅刻しないで学校行くことにする!」と娘が自分で決めたんです。
今では遅刻しないように支度をし、毎日元気に学校に通っています。
「学校に行きたいけれど行けない」そんな気持ちを抱えている子は、実はたくさんいるんです。
行きたくないのではなくて、「いけない理由」があると気づけた時、子どもは少しずつ安心していきます。
ママが自分の気持ちを尊重してくれ安心できたら、学校に行けるようになります。

休み明けに「学校に行きたくない」と言った時は、どうぞ焦らずに子どもの気持ちを理解して笑顔で対応してあげてください。
もし子どもが辛くなっていると感じるのでしたら、1日お休みをして親子でリフレッシュしてみてくださいね。
登校しぶりの子どもへの対応の秘訣をお伝えしています!
執筆者:笹原 みらい
(発達科学コミュニケーショントレーナー)
(発達科学コミュニケーショントレーナー)