子どもが行きしぶりしたときのワーママのマインドキープ術

 

お子さんの学校への行きしぶりに焦ってしまいませんか?仕事もあるし行ってもらわないと!と必死になりつつも、泣く子どもへの罪悪感に悩まされることもありますよね。そんなお母さんが落ち着いた対応をできるマインドキープ術をお伝えします!
 

【目次】

1.子どもの行きしぶりに焦っていませんか?
2.泣く娘に後ろ髪を引かれる思いで会社に向かう罪悪感
3.親の気持ちと子どもの気持ちのギャップ
4.ワーママのマインドキープ術

 

1.子どもの行きしぶりに焦っていませんか?

 
 
お子さんの学校への行きしぶりに、お母さんは焦ってしまいませんか?
 
 
朝、突然子どもに、
 
 
「行きたくない」
 
「お休みしたい」
 
「ママが一緒じゃないと行かない!」
 
 
なんて言われてしまうと動揺してしまいますよね。
 
 
 
 
特に、ワーママだと、
 
 
「仕事あるのにどうすればいい?!」
 
「熱があるわけでもないし、仕事休む理由が…」
 
「留守番させるのも心配」
 
 
と焦ってしまいますよね。
 
 
私もそんなことがよくあったのでお気持ちわかります!
 
 
子どもが登校しぶりをしたときに、お母さんが落ち着いた対応をできる、気持ちをキープする方法がありますよ。
 
 
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2.泣く娘に後ろ髪を引かれる思いで会社に向かう罪悪感

 
 
私には高2の息子と小5の娘がいます。
 
 
 2人の子どもたちを0歳から保育園に預けて働く会社員ワーママでした。
 
 
 娘が保育園時代には、毎年新しい教室になるたびに行きしぶりをして泣かれてしまっていました。
 
 
 後ろ髪を引かれる思いで会社に向かう…毎年4月になるのが憂鬱でした。
 
 
 こんなにしてまで会社に行っていていいの?という罪悪感でいっぱいでした。
 
 
 そして小学校入学後も行きしぶりの日々は続きました。
 
 
 不安でいっぱいな娘を、校門まで手をひいてなだめながら連れて行き、校門にいらっしゃった先生に引き渡したり、お友達に手を繋いでもらい登校させ、会社に行くこともありました。
 
 
 毎年4月になると繰り返される行きしぶりに頭を悩ませながらも、保育園や学校に行かせなくては仕事に行けない!と、とにかく行かせるのに必死だったんです。
 
 

 
 

3.子どもの気持ちと親の気持ちのギャップ

 
 
ワーママであれば、自分が仕事に行かなくてはならないという理由で、どうしてもNG対応になりがちなんです。
 
 
 今、子どもの登校しぶりに困っているお母さんは、子どもの気持ちと親の気持ちにギャップがあることに気がついていますか?
 
 
 子どもの学校が楽しいっていう気持ちは、友達と休み時間に遊んだり、クラブ活動をしたり、給食を食べたり、好きな教科の勉強が面白い、というような気持ちで起こるんです。
 
 
 そもそも、発達凸凹があると、
 
 
 ・先生や友達との関わりがうまく行かない
 
 ・友達に興味がない
 
 ・発達凸凹が影響して勉強は苦手
 
 ・自分の好きなことがあるわけでもない
 
 
 こんな風に興味が限られていたり、学校であまり楽しいことがない場合が多いんです。
 
 
 一方、親の気持ちは、
 
 
 ・学校に行かせたい
 
 ・学校に行くべきだ
 
 ・学校に行って勉強をしてほしい
 
 ・勉強をして高校や大学に行ってほしい
 
 ・小学校からつまずかないでほしい
 
 
 あるいは、
 
 
 ・私が仕事に行かないといけない
 
 ・会社で謝ったり、遅刻したくない
 
 ・周りに迷惑をかけたくない
 
 
 とこんなふうに感じているんです。
 
 
 だから、お母さんの「登校してほしい」気持ちと子どもの「行きたくない」気持ちのギャップを必死で埋めようとすることが苦しいんですよね。
 
 
 
 
子どもは今を生きています。
 
 
 親は今じゃなくて、その先を見ています。
 
 
子どもは見通しが立たないし、いくら「学校に行かないと後で困るよ」とか先のことなんて言われたって想像もつきません。
 
 
親はこれまでの人生経験から、学校に行かないとこうなる、という良くないイメージを持っているんです。
 
 
本当にそうでしょうか。
 
 
では、行きしぶりに困っているお母さんが、どうやってマインドを整えていくかその具体的な方法をお伝えしますね!
 
 
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4.ワーママのマインドキープ術

 
 

◆親の気持ちと子どもの気持ちを切り離して考える

 
 
子どもと自分の情報量も経験も全くちがう。
 
 
その上で、今楽しくないところに無理やり通わせるのはどうなのかな、とちょっと考えて欲しいんですね。
 
 
学校に行かせることは、子どもの幸せにとって何より重要なわけじゃないんです!
 
 
子どもはこう感じている、親はこう感じている、双方の感じ方が違うと理解することで、マインドを整えます。
 
 

◆お母さんができることを考える

 
 
嫌がっている子ども本人を変えるのは難しいので、お母さんができることを考えるといいですね!
 
 
たとえば普段から、
 
 
・子どもがエネルギー充電できるように短時間でも笑顔で話を聞く
 
・子どもに自信がつくように褒めて行動しやすくする
 
 
お休みをしたのなら、
 
 
・一緒にお出かけしてママと二人で社会科見学の日にする
 
・職場の上司に朝ゆっくり行けるようにできるか相談をしてみる
 
 
そんなふうに、自分と子どもの環境を整えるように動いたり、子どもの学びになることをやる日、と割り切って考えるのもいいですね!
 
 
親ができることは、今、子どもが楽しめるように整えていくことです。
 
 
学校に行かなくても、楽しんで成功体験を積んでいったら、子ども本人にエネルギーが溜まっていくんですね。
 
 
そうして行動ができて、さまざまに経験を積み重ねていったらいい脳に育つんです。
 
 
いい脳に育てられたら、この先自分でやりたいことに向けて行動する中から、ちょっと苦手なことにもやる気が出てきます。
 
 

 
 
お母さんが不安を感じて右往左往しないで、ドーンと構えていたら、自分から支度してあっさり学校へ行くってなることも多いです。
 
 
何があっても期待や落胆を感じることなく淡々と普通に過ごしていくから、子どもが「自分のせいでお母さんが苦しんでいる」と責任を感じることもないし、これでいいと思えて、「安心」が溜まっていくと思っています。
 
 
 子どもも、行きたくない気持ちを受け止めてもらえたら、一日ゆっくり休んでエネルギー充電して元気になって、次の日からスッキリ学校に向かう気持ちが出ることもあります。
 
 
 子どもの脳を育てて幸せにするんだ!と切り替えて、行きしぶりにも焦らず前向きにマインドキープして対応していきましょうね!
 
 
 
 
 
 
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執筆者:笹原みらい
(発達科学コミュニケーショントレーナー)
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