一度言い出したら聞かない!頑固な子どもに困っていませんか?ママが会話を工夫するだけで、こだわりの強い小学生が素直になり、人の意見を受け入れることができます。こだわりを長所に変えて、行動力までUPする対応をお伝えします。
【目次】
1.言い出したら聞かない!頑固な子どもにイライラ…
2.こだわりが強いのは長所?小学生の子どもが頑固な理由
①脳がまだ未熟なため
②自我の芽生え
3.頑固な子どもが素直になる意外な会話術
1.言い出したら聞かない!頑固な子どもにイライラ…
一度言い出したら聞かない!
思い通りにならないとすぐにふてくして、癇癪!
そんな頑固な子どもに困っていませんか?
実は、ママの会話を変えるだけで、頑固な子どもが人の意見を受け入れて素直さがUPする方法があるんです!
「自分がいいと思うことしかやらないなんて大丈夫?」
「わがままになってしまうのでは…」
「お友達とトラブルにならないかな…」
そんなふうに、不安や心配を抱えながら毎日向き合っているママも多いですよね。
しかも、一度言い出したら聞かないわが子に、つい「いい加減にして!」とイライラして叱ってしまうこともあるかもしれません。

毎日向き合うのは本当に大変です!
しかし、頑固になる理由を知って、わが子に合った対応ができるようになると、本来持っている素直さを引き出し、長所に変えるチャンスになりますよ。
2.こだわりが強いのは長所?小学生の子どもが頑固な理由
子どもが頑固になるのは、まだ脳が発達途中で、他人の考えを理解する力が未熟だからです。
◆①脳がまだ未熟なため
特に関係しているのが、「前頭前野」という脳の部分です。
ここは感情をコントロールしたり、自分の行動を客観的に見たりする働きをする場所ですが、子どものうちはまだ発達の途中です。
そのため、小学生の子どもは自分の気持ちを整理したり、人の立場になって考えたりするのが難しいのです。
◆②自我の芽生え
小学生はちょうど「自我」が育ち始める時期でもあり、自分の考えを持てるようになってきた一方で、「自分の意見は正しい!」と強く思いがちです。
しかし、これは自立心が芽生えている証拠でもあるんです。
脳がまだ発達途中なため、柔軟な対応や妥協がうまくできず、「頑固」と見える行動がでやすくなってしまうのです。
つまり、小学生の「頑固さ」は性格のせいではなく、脳の発達や成長の過程で、「理解の幅がまだ狭い」状態なんです。

だからこそ、親がちょっとした関わり方を工夫することで、子どもは少しずつ柔軟に考えられるようになっていきます。
頑固な子どもがひとつの考えや選択肢にこだわりすぎないように、ママが頭をほぐすサポートをしてあげることが大切です。
その関わり方次第で、こだわりや頑固さは「粘り強さ」や「意志の強さ」という長所として、将来の武器になります。
次に、そんな子どもの頑固さを“才能”に変えていく関わり方をお伝えしますね。
3.頑固なこどもが素直になる意外な会話術
1つの思考だけにとらわれて頑固になっている子どもには、ママが「思考の幅」を広げる手助けをしてあげることがポイントです。
それは、子どもの好きな人、憧れの人を会話に取り入れることです!
例えば、
好きな歌手がいるなら、
「小学生の頃、歌の練習しながら漢字覚えてたんだって!」
好きなサッカー選手がいるなら、
「毎日リフティングの練習してたんだって!」
など、親が情報提供をしてあげます。
子どもは憧れの人の話だと素直に耳を傾けやすくなります。
「なりたい人」がいることで、子どもは「あの人ならどう考えるかな?」と、今までとは違う視点で物事を見ようとするようになります。
すると、自然と自分の考えが固まっていることに気づいたり、「別のやり方もあるかも」と思考の幅が広がったりします。
また、子どもが憧れの人の真似をしながら新しいことに挑戦したり、 自分に合ったものを取り入れて、行動したりすることもできます。
真似をして成功&失敗を繰り返しながら、憧れの人の長所が子どもの力に備わっていきます。

お子さんの好きな人、憧れの人は誰ですか?
ぜひ、今日から、その憧れの人を活用して頑固な子どもの素直さをUP!そして、行動力を伸ばしていきましょう!
頑固な子どもの子育てが楽になるコツをお届けしています!
執筆者:北華 ゆか
(発達科学コミュニケーショントレーナー)
(発達科学コミュニケーショントレーナー)