「また泣いて行けない…」そんな1年生は、甘えているのではなく“安心が足りていない”サインです。休み明けや月曜日に泣く小学生には、叱らず寄り添う声かけが効果的。登校しぶりがラクになる関わり方を解説します。
【目次】
1.小学校行きたくないと泣く1年生はどうすればいい?
2.なぜ休み明けや月曜日に「学校にいきたくない!」と子どもが泣くのが多いの⁉
3.「小学生いきたくない」の行き渋りをラクにする5つの対応
1.小学校行きたくないと泣く1年生はどうすればいい?
入学式が終わり、ランドセル姿も様になってきた頃。「行きたくない!」「ママと一緒がいい!」と泣いて玄関で立ち止まる1年生に戸惑いや不安を感じていませんか?
まず無理に登校させるのではなく、「気持ちに寄り添ってから一歩ずつ」が大切です。
私には注意欠陥多動性障害(ADHD)傾向と繊細気質の息子がいます。息子が小学生1年生のころとくに月曜日の朝は、学校へ行きたいないと泣くことが続きました。
入学して2ヶ月、やっと小学校生活に慣れてきたと思ったのに、登校時間になると必ず大泣きして
「ママ、学校行きたくない!」「やだ!無理!」
と玄関から一歩も動けなくなり、ランドセルを放り投げて床に寝そべる息子。
私は、ワーキングママなので、時間との戦いの毎日です。
息子が泣いているのに、あと5分で家を出なければならず、ゆっくり話を聞いてあげる余裕がありませんでした。
出勤時間が迫って焦るばかり…
子どもの気持に寄り添った対応は一切せず、「またか…」「どうしてうちの子だけ?」「私の育て方が悪かったの?」
そんなふうに自分を責めながらも、つい「早くしなさい!」「いい加減にして!」と声を荒げ、毎朝親子喧嘩に発展していました。
そして、気が付くと、息子の登校しぶりは、「月曜日」が多かったのです。

しかし、子どもの「気持ち」に寄り添うことで、登校しぶりは解決できました!
最後にわが子の登校しぶりを解決に導いた秘訣をお伝えしますね!
外ではいい子なのに
家では癇癪に悩むママへ
家では癇癪に悩むママへ
指示出しゼロの子育てで
たった3週間で
手が付けられない癇癪が着く!
↓↓
▼無料ダウンロードはこちらから▼
2..なぜ休み明けや月曜日に「学校にいきたくない!」と子どもが泣くのが多いの⁉
小学1年生の子どもたちは、4月からの新しい生活で本当によくがんばっています。
慣れない教室、知らないお友達、新しい先生、ルールの多い毎日。子どもにとっては毎日が挑戦の連続です。 外からは見えにくいですが、多くの刺激にさらされることで、心身ともに負担を感じやすい時期でもあります。
そのがんばりの反動が、5月〜6月頃に出てくることもよくあります。
それが、「行きたくない」という涙になって現れるのです。なんとか頑張って夏休みを迎え、ママも一安心かもしれませんね。
とくに夏休み明けに登校しぶりが多いのは、長期休暇の楽しい時間から学校生活への切り替えが難しく、生活リズムの乱れや学校への不安が強まるからです。
夏休み明けの登校しぶり予防するためにも、なぜ子どもが学校にいきたくないと泣き叫ぶのか理由を知っておくことが大切です。
具体的な理由として
①安心できる週末からの“ギャップ”
子どもにとって、家は一番安心できる場所。特にADHD傾向や繊細な気質がある子どもにとっては、家庭が「安全基地」そのものです。
週末はママと一緒にゆっくり過ごしたり、自分のペースで遊べたり、思いきり甘えられた場所。
そこからまた、「先生や友達に気を遣う場」「自分で頑張らないといけない場」である学校に戻るのは、ものすごく大きなエネルギーを必要とします。
そのギャップに戸惑い、不安になり、月曜日の朝は「泣く」「拒否する」といった行動で現れるのです。
②ADHD傾向・繊細気質の子は「切り替え」が苦手
ADHDの特性のひとつに「切り替えの困難さ」があります。
休日モードから平日モードへのスイッチの切り替えがスムーズにいかず、気持ちの混乱が大きくなります。
「行かなきゃ」と思っても、心と体がうまく動かないことがあります。特に切り替えが苦手な子には、週末と平日のギャップが大きなストレスになることも。
③見通しが立たず不安が大きくなる
子どもは「先が見えること」で安心します。
しかし月曜日は1週間のスタートであり、予定がまだ曖昧。
「今日は何するの?」「先生は優しいかな?」「誰と一緒に帰るの?」そんな小さな不安が積み重なって、心の中にモヤモヤが広がります。
④学校側も忙しい・冷たい印象になりやすい
週明けは先生たちもバタバタしがち。
朝の迎えも事務的になりやすく、子どもが安心して着地できる「居場所」を見つけにくいのです。

だから、夏休み明けはお子さんに寄り添った対応が必要になります。
「行きたくない」という気持ちを否定せずに受けとめ、子どもが安心できる声かけや小さな一歩を一緒に探すことが大切です。
具体的な対応策を次に説明しますね。
毎日の声かけで“脳のクセ”は変えられる!
子どもが持つ力を発揮できるようになる
4ステップの声かけ
↓↓↓

無料ダウンロードはこちらから
↓↓
https://www.agentmail.jp/lp/r/21301/169708/
3.「小学生いきたくない」の行き渋りをラクにする5つの対応
小学1年生の「学校へ行きたくない」には、子どもなりの理由があります。
それは、決して「弱さ」ではなく、ちゃんと毎日がんばっている証拠。
泣く日があってもいい。大切なのは、子どもの「気持ち」に寄り添うこと。
お母さんができることとして、5つの対応をご紹介します。
◆①「そうだよね、行きたくないよね」とまず気持ちに寄り添う
大人だって月曜日はつらい。子どもにとってはなおさらです。
「行きたくない」と言われたら、「うん、そうだよね。ママも仕事行きたくないなあ」と共感するだけで、子どもの心はすっと緩みます。
◆②見通しを伝えて安心させる
「今日は給食の後に帰れるよ」「帰ったら好きなゲームできるよ」と、「その日のゴール」を明確に伝えると、不安が軽減されます。
時間割がわかるなら、前日に一緒に確認するのも効果的です。
◆③家から出るだけでもOKとハードルを下げる
「今日は門のところまで一緒に行こうか」「学校の前まで行くだけでもいいよ」と、全部を一気に求めず、ステップを細かく分けて提案してみましょう。
◆④月曜日だけの安心ルーティンを作る
●お気に入りのお守りを持たせる
●出かける前に必ずハグ
●「ママはいつでも応援してるよ」と一言かける
小さなルーティンでも、子どもにとっては大きな安心材料になります。
◆⑤ 学校側と連携して“安心の着地地点”をつくる
担任の先生に事情を伝え、「登校後は図書室で静かに過ごしてから教室に行く」など、その子に合ったサポート体制を一緒に考えてもらいましょう。
わが子は体調が悪かったら、「いつでも保健室へ行ってもいいんだよ」と伝え、毎日授業を抜け出して保健室へ行っていました。
学校との連携で、子どもは「行っても大丈夫なんだ」という安心感を得られます。
泣くのは弱さじゃない、がんばってる証拠です。
「行きたくない」と泣けるのは、自分の気持ちをちゃんと表現できている証拠です。
そしてそれは、ママという「安全基地」があるからこそできること。
夏休み明け、または月曜日に「学校にいきたくないと泣く」ことは珍しいことではありません。むしろ、子どもが一歩踏み出すために、必要な通過点なのかもしれません。
焦らず、責めず、「今日もよくがんばったね」とぎゅっと抱きしめてあげてください。
ママのまなざしが、きっと子どもの勇気になりますよ。
小学校行きたくないと泣く1年生のよくある質問(FAQ)
Q1:1年生が「学校に行きたくない」と泣くのは甘えですか?
A: 甘えではありません。入学やクラス替えなど、環境の変化による不安や疲れが原因で泣くことが多いです。子どもにとって学校はまだ安心できる場所ではないため、「ママが味方でいてくれる」と感じられる関わりが大切です。
Q2:休み明けや月曜日に特に泣くのはなぜ?
A: 休日中にリラックスした分、気持ちの切り替えが難しくなるからです。特に1年生は体力も心もまだ発達途中。登校前のスキンシップや「つらいんだね」とママの共感した声かけが効果的です。
Q3:「学校行きたくない」と泣くとき、休ませてもいい?
A: 無理に行かせるより、まずは子どもの心の状態を見ましょう。疲れや緊張が強い場合は、一度休んでリセットすることで次の日から行けるようになることもあります。大切なのは「休む=悪いこと」と思わせないことです。
▼▼勝ち負けにこだわる癇癪もちのお子さんをもつママ必見!▼▼

発達凸凹グレーゾーンの子育でのヒントをお伝えしています。
執筆者:神田久美子
(発達科学コミュニケーションアンバサダー)
(発達科学コミュニケーションアンバサダー)



