息子の子育てで後悔してもしきれない、二次障害を起こさせてしまったこと。しかし息子に理解を示し、叱り方や褒め方の対応を変えたことで親子の関係は変えられた!今お子さんの暴言・暴力・癇癪で悩んでいるお母さんは早急に対応を変えましょう!
【目次】
1.息子の子育てで後悔してもしきれないこと
2.暴言・暴力・癇癪・二次障害のあるお子さんに効果的な内発的動機づけとは
3.息子の変化を産んだ私の徹底的に非常識な方法
1.息子の子育てで後悔してもしきれないこと
お子さんとの止まらない口論、暴力で困っていませんか?
私は息子の子育てで後悔してもしきれないことがあります。
それは、ADHDの特性が強かった息子に誤った対応を続け、二次障害を起こさせてしまったことです。
ところが、私が息子に理解を示し、叱り方や褒め方の対応を変えたことで、息子と穏やかな会話ができるまで関係を修復することができたんです。
私の息子は、幼少期から注意をされることが圧倒的に多く、叱られることばかり。
やがて、小学校3年生頃になると、注意や指摘を受けると癇癪や脱走するのではなく、口論に発展するようになりました。

次第にエスカレートし、ほうき、農機具など大きく危険な物を持ち、友達や私を追いかけまわすようになりました。
このままでは息子は誰かを傷つけてしまう。
そう恐怖を感じた私は息子と病院を受診しました。衝動性を抑える薬のお陰で次第に周りへの危険はなくなりました。
ところが、長年の積み重ねからの怒り、執念深さは全然消えていきませんでした。
一度怒り出すと、昔のことを思い出し、口論がどんどんエスカレートして、薬の効果の限界を感じました。
終わりが見えなかったのです。
しかし、正しく理解をして早急に対応を変えてあげることでお子さんも家族も救ってあげることができます。
2.暴力・癇癪・二次障害のあるお子さんに効果的な内発的動機づけとは
子どもへの対応を変えるとは?
子どもの成長が加速する内発的動機づけのお話をしますね!
内発的動機づけとは?自分の心の中から湧き上がってくる、何かをしたい!という気持ちのこと。
たとえば、
・大好きなゲームをもっと上達するために練習したり攻略動画を見る
・面白い本の続きが気になってどんどん読み進める
・工作に夢中で、時間を忘れて没頭する
これらは、お母さんにやりなさいって言われなくても自らする行動で、内発的動機づけです。
なぁんだ、うちの子、やってるじゃんって思いましたか?
内発的動機づけは誰かに褒められたいからでもなく、報酬がもらいたいわけでもなく、楽しくてワクワクしながらする行動であり、脳が成長しやすい状態なのです!
やるべきことをしない状態でゲームやYouTubeに夢中な姿は受け入れ難いのもわかります。
ですが、暴力・癇癪・二次障害のあるお子さんでしたら、迷わず、ゲームやYouTubeを通してできるコミュニケーションを大切にしてほしいのです。
お子さんの「好き」な気持ちを認め、親子の信頼関係を良くしていけば、子どもの可能性は大きく広がっていくと思います。
子どもが自分で決めたルールを守ることで、主体性や責任感が育まれます。

自分で決めたのに守りません!というご相談をよくいただきますが、口うるさい親を静かにさせるためにその場を乗り切るための約束になっていることがあります。
信頼関係がない状態では、本人は納得をして返事をしていないことが多いのです。
まさに過干渉子育ての弊害です!
私はこれまでのやり方をガラッと変え、内発的動機づけをつかって脳が育つ方法を選択しました!
3.息子の変化を産んだ私の徹底的に非常識な方法
私が息子にやった非常識な方法をお伝えしますね!
次男はゲーム人口1万数千人中、上位40位前後しか参加できない大会に出たいと夢を語ってくれました。
ゲームの大会に出たいという夢をきっかけに、小さな成功体験を積み重ねて、行動範囲がグッと広がりました!
全国ランキングに入るためには三重の田舎で勝負していても太刀打ちできないことに気づき、中3の夏に”ママ、電車の乗り方教えて”と言ってきました。
そしてアプリの使い方と、乗り方を教えて、隣の市まで 1人で電車で行けるようになりました。
不注意傾向の強い忘れ物キングの次男が、1人で行き先もちゃんと調べ、時間も調べ、見知らぬ土地で大会のハシゴをするようになりました。
すると、さらに予想外の展開が起きました。
高校には行かないと言っていた次男は、カードゲームで出会った先輩方に刺激され、「高校受験したい」と言い出したのです。

私はお母さん達に声を大にしてこう伝えたいです。
お子さんの今していることを否定せずに、迷いなく、受け止めてあげて!
全力で味方になってあげて!
どの子にもいいところがあるので、それを磨くのがあなたの課題です。
中途半端でなく、徹底的に非常識なお母さんになってくださいね!
次男の変化の過程はこちら→

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執筆者:宮田かなこ
(発達科学コミュニケーショントレーナー)
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