「協調性がない」「発達障害かも?」という悩みは「天才の芽を育てる」視点に変えることで強みになります!協調性がない子は「みんなと同じ」が苦手なだけ。この記事では、協調性を無理に育てず、好きや得意を生かして才能を伸ばす方法を紹介します。
【目次】
1.協調性がない子は“天才の芽”を持っている!
2.協調性を“育てよう”としなくていいのはなぜ?
3.協調性よりも好きなことに没頭!成長が加速したADHDの息子
4.ママだからできる!“天才の芽”を伸ばす関わり方
1.協調性がない子は“天才の芽”を持っている!
学校で「協調性がない」と言われ、「発達障害なのかな?」と悩んでいませんか?
一見困りごとに見える協調性のなさは、実は視点を変えれば「天才の芽」でもあります。
そして、その芽を育てる力を持っているのが、お母さんです。

みんなと同じことができない姿を見ると「できない面」に目が向きがちですが、「協調性がない=困った子」ではありません。
自分の考えを持っているサインでもあります。
例えば「興味のあることには驚くほど集中し、納得するまでやり抜く力がある」と捉えると、その子の持つ「才能」に見えてきませんか?
「協調性がない」のは、視点を変えれば「独創性」「探求力」「芯の強さ」…
天才の原石なんです!
2.協調性を“育てよう”としなくていいのはなぜ?
学校での様子を聞いて、「協調性を身につけさせなきゃ」と焦って叱ったり、「どうしてみんなと同じようにできないの?」と正そうとしたりしていませんか?
実はそれ、逆効果です。
「協調性を育てる」よりも、その子の「好き」や「得意」を生かす関わり方のほうが、結果的に成長につながるからです。
◆苦手を克服するより、得意を伸ばすほうが成長が早い
「協調性がない」と言われる子の中には、発達障害やグレーゾーンなど、脳の特性が関係していることもあります。
自閉スペクトラム症(ASD):興味の幅が狭く、こだわりが強いけれど、集中力や観察力がずば抜けている
注意欠陥多動性障害(ADHD):思いついたことをすぐ行動に移すけれど、発想力と行動力が人一倍豊か
こうした特性は、「欠けている」ではなく、「伸びている部分が違う」だけ。
脳の発達に凸凹があるからこそ、得意分野が光るんです。
脳科学の視点では、好きなこと・得意なことに夢中になるとき、脳は最も活発に働くと言われています。
凹んでいる苦手な部分を伸ばそうとするよりも、好きなこと・得意なことに視点を当てた方が、成長が早いのです。
それが結果的に、協調性や人とのつながりを生む土台になります。

◆AI時代を生き抜く強みになる
これからの時代に求められるのは、自分で考え行動できる子。
学校という「みんなと同じ」が安心な環境では協調性が重視されますが、社会に出ると「自分の考えを持つ力」が価値になります。
「嫌なことを嫌」と言えるのも大切な力です。自分の感情を感じ取り、言葉にできることは、「自分の軸」を育てている証拠です。
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3.協調性よりも好きなことに没頭!成長が加速したADHDの息子
「学校の授業がつまらない!」
「なんでみんなと同じことしなきゃいけないの?」
私の小学生のADHDの息子は、まさに「協調性がないタイプ」でした。
授業中は落ち着かず、集団行動が苦手。
心配で学校に様子を見に行くこともありました。

当時の私には、2つの思いがありました。
1つめは、「困りごとを解決したい」「みんなと同じようにできるようになってほしい」という思い。
そしてもう1つは、「息子の良さを信じて伸ばしたい」「人と違っていいから、突き抜ける何かを育ててあげたい!」という思い。
息子は好奇心旺盛で、好きなことへの集中力はバツグン!
親が驚くほどの行動力と探求心を発揮します。
「この子の良さを上手に伸ばすにはどうしたらいいんだろう?」と夜な夜なネットサーフィンを繰り返す中で出会ったのが、「発達科学コミュニケーション(発コミュ)」でした。
・好きなことから伸ばす
・得意の中で苦手を伸ばす
この考え方は、まさに私が探していた子育てそのものでした。
それからは、「できないことをどうにかしよう」とするのをやめ、息子の「好き」や「興味のあること」にとことん付き合うようにしました。
・乗り物(電車・飛行機・船)
・料理
・スノボ
・カードゲーム
一緒に出かけ、調べ、体験する中で、「行動力」や「考える力」「探求心」「コミュニケーション力」など、協調性を育てようとしていたらきっと育たなかったであろう強みの芽が、今まさにメキメキと伸びています。
同時に、苦手だった協調性も、好きなことの中で少しずつ変化しています。
興味のある分野では相手に合わせたり、やりとりを楽しんだりする姿が見られるようになりました。
4.ママだからできる!“天才の芽”を伸ばす関わり方
協調性がない子の「天才の芽」を伸ばすカギは、お母さんの関わり方にあります。
今日からできる2つのポイントを紹介します。
◆①肯定8割を意識して、心の土台を育てる
どうしても、お母さんの目は「困りごと」に向きがちです。
ですが、子どもが伸びるのは「叱られたとき」ではなく、「認められたとき」。
脳科学の研究では、「否定の言葉」は割り増しで伝わり、「肯定の言葉」は目減りして伝わることが分かっています。
だからこそ、意識的に「肯定8割」を目指しましょう!
コツは当たり前にできていることを見つけて言葉にすること。
「元気に起きてきたね」
「たくさんご飯食べたね」
「すごい集中力で絵を描いてたね」
お母さん自身が子どもを肯定的に見る力がつくことで、子どもの自信を育てるだけでなく、子どものよさがどんどん発見できます!

◆②“好き”をとことん応援する
好きなことをしている時間は、子どもの脳が最も活発に動いている時間です。
夢中になっているその瞬間にこそ、思考力や創造力が育っていきます。
お母さんはそのチャンスを逃さず、好きを応援する人になりましょう。
・好きなものを実際に見に行く
・体験できる機会をつくる
・一緒にやってみる
お母さんが少し意識を変えるだけで、子どもの世界がどんどん広がります。
「協調性がない」と言われがちな子ほど、自分の興味にとことん向き合う中で、探求心・集中力・行動力といった未来を生きる力が育ちます!
なにより、お母さんがその姿を楽しそうに見守ることで、「僕の好きは認められている」「私はこのままでいいんだ」という安心が、新しい挑戦へのエネルギーになっていくのです。
「困りごとを強みにする」視点で関わることで未来は大きく変わります。
天才の芽を信じて、子どもを伸ばせるお母さんになってみませんか?
協調性がない子どものよくある質問(Q&A)
Q1:協調性がない子は発達障害ですか?
A1:必ずしもそうではありません。脳の発達の凸凹や興味の方向によって“みんなと同じ”が難しいだけのことも多いです。
Q2:協調性を育てるにはどうしたらいい?
A2:無理に教えるより、好きなことを通して人と関わる体験を増やすと、自然に育っていきます。
Q3:ママができる一番のサポートは?
A3:“肯定8割”を意識し、子どもの「好き」を応援すること。安心感が才能を伸ばす土台になります。
「みんなと違う」を強みに変えるママになるヒントをお届けしています!
執筆者:若月綾
(発達科学コミュニケーションアンバサダー)
(発達科学コミュニケーションアンバサダー)




