周りに合わせられないわが子を見て、「障害かも?」と不安になっていませんか?その原因は、子どもの脳の特性にあるのかもしれません。けれど、AI時代は自由な発想力・行動力が求められる時代!違いを強みに変えて、「天才の芽」を育てるママの関わりを紹介します。
【目次】
1.「協調性がない」のは発達障害?それとも才能?
2.「AI時代は協調性のない子が活躍するチャンス」と言える理由
3.協調性がない子の違いを「強み」に変えるママの関わり3選
①天才の芽・「強み」を発見!協調性がないことの裏返しは「強み」
②「強み」を使って、とことん伸ばす
③自分らしさの中で、人と協力することを教える
「協調性がない」のは発達障害?それとも才能?
「うちの子、みんなと同じ行動ができない」と悩んでいませんか?
友達と合わせるのが苦手で、いつも一人で自分の好きなことをしている子どもの姿を見ると、「協調性がないのは、発達障害のせい?」と不安になることもあるでしょう。
しかし、「協調性がない=発達障害」とマイナスな捉え方をする必要はありません。協調性がないと見える中に、AI時代にこそ輝く、子どもの才能が隠れていることだってあるんです。
私には小学3年生の息子がいます。保育園や学童に迎えに行き、一人で遊ぶ息子の姿を見ると、よく不安になっていました。
けれど、今振り返れば、みんなと一緒に楽しく遊ぶ息子の姿を見て、安心したかっただけなのかもしれません。

確かに、発達障害グレーゾーンの子どもたちの中には、人と同じように行動するのが苦手な子も多いです。脳の特性上、
・他人の声や表情、言い回しから空気を読むのが苦手
・自分の好きな行動に集中しやすく、切り替えができない
・マイルールやこだわりが強い
・光や音、手触りなど感覚が敏感で気になってしまう
といったことがあるからです。
けれども、見方を変えると、自分なりの考えを持ち、独自の感性で世界を見つめる力を秘めていると言うこともできるのです。
「協調性がなくて、問題の多い子」と思ってわが子を見るのか、人とは違う才能、「天才の芽」を隠し持っている子としてわが子を育てるのかで、大きな違いが生れるとは思いませんか?
私は「みんなと同じ」を求める子育てを手放し、息子の違いを強みに変える子育てを始めることで、息子の将来が「心配」から「楽しみ」に変わりました。
なぜなら、見方を変えれば、人と違うことこそが、これからの社会を生きる力になると思えるようになったからです。
まして今はAIが急速に進化する時代。これからの時代は「みんなと同じにできる子」ではなく、「人とはちょっと違う子」が活躍するチャンスかもしれません。
この記事では、協調性がない子どもの違いを「強み」に変え、AI時代に活躍する力を育てるお母さんの関わり方をお伝えします。
2.「AI時代は協調性のない子が活躍するチャンス」と言える理由
「協調性がない」と聞くと、少し心配になりますよね。
しかし、AI時代は、みんなと同じように動けることよりも、「自分にしかできない考え方や発想」が大きな力になります。
なぜなら、AIは、すでにある情報をもとに「正解」を出すのはとても得意です。けれど、「まだ誰もやっていないこと」「これまでにない視点」を生み出すのは苦手。
だからこそ、発達特性をもつ子どもたちのように、独自の感性で世界を見つめる力が、これからの時代には必要なんです。

歴史を見ても、いわゆる常識から外れた人が新しい道を切り開いてきました。
ホンダの創業者である本田宗一郎さんは、学校の勉強よりも機械いじりに夢中な少年でした。
周りからは「変わり者」と言われていましたが、人とは違う道を歩むその情熱が世界を動かす技術を生み出したのです。
アインシュタインも、スティーブ・ジョブズも子どもの頃から、周りの子とは違うことで、目立っていました。
もしかしたら、「協調性がない」と見られていたかもしれません。
でも彼らは、同じであることよりも、自分の感じたことを信じる勇気を持っていました。
協調性がないように見える子ども達は、周りに流されない強さと独自の感じ方、発想力を隠し持っています。「協調性がない=障害?」と悩む必要はありません。
人とは違うことこそが、これからの時代に必要な力なのです!
この力は、日々の関わりの中で育っていきます。次に、子どもの違いを強みに変えるお母さんの関わり方を見ていきましょう。
3.協調性がない子の違いを「強み」に変えるお母さんの関わり3選
隠された才能もそのまま放っておいては、力を発揮することができません。お子さんの違いを強みに変えるお母さんの関わりを今日から始めましょう!
◆①「強み」発見!協調性がないことの裏返しは「強み」
まず、お子さんの「強み」が何かを発見することから始めましょう。
・お子さんが夢中になっていることは何ですか?
・他の子はしないのに、お子さんが好んですることは何ですか?
・人から言われなくても、お子さんが自分からとる行動はなんでしょうか?
「問題」として見ていることの中に、「強み」が隠れている可能性は大いにあります。
例えば、私の息子は見本に合わせて、みんなと同じものを作る工作がとても苦手で、私はそのことを悩んでいました。
けれど、息子は材料のかたちや色、質感から自由な発想を働かせ、人が思いつかないようなものを作ることは得意だと気づいたのです。
◆②協調性を求めるより、「強み」をとことん伸ばす
「これが強みかな?」ということが見つかったら、子どもの「強み」をとことん伸ばしましょう。
子どもが自分の「強み」をたくさん使えるように導くことがポイントになります。
私の息子は独自の発想や興味があり、夕食で食べた魚の骨を洗って、標本にしたいと言い出したことがあります。
正直、「面倒だな」「嫌だな」と感じたのですが、考えを変え、自由にさせてみることにしました。

そのことがきっかけになり、魚について詳しく学ぶオンライン授業を受けたり、息子の興味関心がぐんと深まりました。
強みを極めるには、本人が「これが自分の強みだ」と自覚することもとても大切です。
皆さんは、「あなたの強みは何ですか?」と聞かれて、すぐに答えられますか?
きっと、なかなか難しいのではないでしょうか。なぜなら、当たり前にできていることこそが、自分の強みであることが多いので、「これが強みだ」と自分で気づくことが難しいのです。
「〇〇くんって、魚に興味があるんだね。」 「〇〇ちゃんの考え、とても面白いね。」 「〇〇くんは、ものを混ぜたり、実験することがすごく好きなんだね」
お母さんがたくさん言葉にして、子どもに自分の強みを教えてあげましょう。そして、自分の強みを使うことを教えてあげると良いでしょう。
「う~ん、困ったね。でも、〇〇ちゃんはいつも新しいアイディアを考えるのが得意だよね。何か、いいアイディアないかなぁ」
こんな会話をしてみて下さいね。
◆③自分らしさの中で、人と協力することを教える
子どもの得意なことを伸ばしつつ、「苦手なこと」は、それが得意な人と協力することを会話を通して教えると効果的です。
いつの間にか、協調性=「周りに合わせること」と考えていませんか?
しかし、本当の協調性は、違いを認めながら、互いを活かしあうことです。
本田宗一郎と共にホンダを世界的な大企業に育てた人物として、藤沢武夫さんという人がいます。
本田が夢と技術で突っ走るタイプであったのに対し、藤沢は会社の経営を担い、人との調和を大切にしたことで知られています。
「〇〇が得意なAくんと、〇〇が得意なBくんが協力すれば、最強だよね。」
そんな考え方ができるようになるといいですね!会話を通して、子どもが自分の強みを活かしながら、相手とつながる道を教えてあげましょう。
「協調性がない子は発達障害?」と悩む子育てよりも、子どもの可能性を信じ、天才の芽を育てる子育ての方が子どもは必ず成長します。
この記事を読んで下さった方の心が軽くなり、子どもの成長に期待しながら、子育てを楽しめるようになることを願っています。
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協調性がない子に関するお悩みとよくある質問
Q1:うちの子、協調性がなくて心配です。発達障害の可能性はありますか?
A1:協調性が育ちにくいのは、必ずしも「障害」とは限りません。 発達のペースや感覚の特性によって「関わり方を学ぶ途中」という場合も多いです。 家庭や学校で安心して自分を出せる場が増えると、自然に協調の芽も育ちます。
Q2:学校で「空気が読めない」と言われています。家庭ではどう対応すれば良いですか?
A2:学校で誤解される子ほど、家庭で「味方がいる」と感じることが大切です。 「あなたの感じ方はおかしくないよ」と伝え、安心できる環境を整えてあげてください。
Q3:「協調性がない=天才肌」というのは本当ですか?
A3:すべての子がそうとは言えませんが、実際に歴史に名を残した人の多くは、 子どものころ「協調性がない」と言われた経験を持っています。 「人と同じことをしない」発想力は世界に新しい風を吹かせてきました。 「みんなと違う」は、「問題」ではなく「可能性の種」なのです。
子どもの特性を活かし、伸ばすママの関わり方を毎日学べます!
執筆者:春風なおみ
(発達科学コミュニケーションアンバサダー)
(発達科学コミュニケーションアンバサダー)




