不登校の子が学校に行けるようになった“きっかけ”には共通点があります。小学校の子に「学校に行きたくない」と言われると不安になりますよね。この記事では、親が今日からできる1つの関わり方と再登校のスイッチをわかりやすく解説します。
【目次】
1.不登校の子が動けなくなる理由と動き出すきっかけ
2.「学校に行きたくない」小学生の息子への間違った対応
3.不登校の子が学校に行けるようになったきっかけとは!今日からできるたった1つの対応
4.たった1つの声かけを変えただけで、息子は動き始めました
1.不登校の子が動けなくなる理由と動き出すきっかけ
朝になると「学校に行きたくない…」と涙ぐむ子どもを見ると、胸がぎゅっと苦しくなりますよね。
「どうすればまた学校に行けるようになるんだろう…」
「行けるようになったきっかけって何…?」
そんな気持ちで毎日を過ごしているママへ。
まず知ってほしいのは、不登校は「怠け」でも「わがまま」でもない ということ。
そして、必ず行けるようになったきっかけはママ自身が見つけられるということです。
子どもの脳は「今はつらい」「動くと危険」と判断しています。
そして、自分自身を守るために止まっている状態=「学校に行きたくない」となっているのです。
だからこそ、無理に行かせようとすると防御モードが強まり、もっと動けなくなってしまいます。

不登校から再登校につながるきっかけには共通点があります。
◆学校に行けるようになるきっかけ4つ
・人との関係の変化(信頼できる大人との出会い)
・興味・関心からの動機づけ(好きがエネルギーになる)
・環境の変化(場所・時間の変化)
・心理的な変化(安心の回復、自己効力感の復活)
この4つのどれも、土台に「安心感の回復」 があり、その中心にあるのがママの受け止めです。
実は私自身も息子が不登校になりましたが、学校に復帰できた!という経験をしました。
この記事では、不登校の子が学校に行けるようになったきっかけについてお伝えしていきます。
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2.「学校に行きたくない」小学生の息子への間違った対応
「学校に行きたくない」
ある日突然、小学校の息子が言ったのです。
朝になると動けなくなるわが子に、私自身も「このままどうなるんだろう…」と涙が出そうな日を何度も経験しました。
焦り、不安、孤独。
どう声をかければいいのかも分からなくて、
・励ましすぎたり
・理由を聞きすぎたり
・無理に起こしたり
空回りばかりしていました。

◆転機は「声かけの方向が違うんだよ」と言われた日
発達科学コミュニケーションに出会い、「不登校の子は怠けているんじゃなくて、自分を守っている」と聞いた時に、初めて腑に落ちました。
私は【動かす声かけ】ばかりしていて、【安心させる声かけ】ができていなかったのです。
ここで初めて、「子どもを変えるのではなく、私自身が変わることが、子どもが動けるきっかけになる」ということを心から理解しました。
まずママにこの視点を持ってほしいのです。
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3.不登校の子が学校に行けるようになったきっかけとは!今日からできるたった1つの対応
不登校の子が学校に行けるようなったきかっけは、ママの声かけが変わることです!
ママに今日からやってほしいことは、たった1つ。
子どもができていることだけに注目して伝えてあげることです!
たとえば…
・布団から少し体を起こしたら「今、起きようとしてるんだね!」
・顔を洗おうとしたときは「顔を洗うんだね、すごいよ」
・ご飯を食べていたら「ご飯食べてくれてうれしいな」
この声かけによって、
✔小さな行動の積み重ねが生まれる
✔自己効力感(できるかも!)が育つ
✔脳の安心スイッチが入る

そして、この積み重ねこそが子どもの心の安心につながり、学校に行けるようになるきっかけになっていきます。
4.たった1つの声かけを変えただけで、息子は動き始めました
私は毎朝、息子にかける声かけを変えました。
「起きなさい」 → 「起きようとしてるね」
「早く準備して」 → 「制服に着がえるんだね」
これだけを続けた結果、1ヶ月後、子どもは自分から「保健室なら行けるかも」と言い始めたのです。

その瞬間、私は心の底から思いました。
不登校の子が学校に行けるようになったきっかけは、ママの受け止めを変え、声かけを変えることなんだ!と。
「学校に行きたくない」というお子さんに悩んでいるママは、ぜひこの視点をもってみてくださいね!
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不登校についてのよくある質問(FAQ)
Q1:不登校は早く戻した方がいいですか?
A1:無理に戻す必要はありません。焦るほど子どもの脳は防御モードになり、動けなくなります。まずは家庭で安心が満たされることが最優先です。
Q2:小学校の子が「学校に行きたくない」と言い始めたとき、まず何をしたらいい?
A2:最初にやることは 「原因探し」 ではなく、「安心を戻すこと」です。初期は子ども自身も理由を言葉にできないため、無理に聞き出すと防御モードが強くなり、動きにくくなります。
Q3:理由を話してくれません。聞いた方がいいですか?
A3:無理に聞き出さなくて大丈夫です。話さないのはまだことばにできないというサイン。「話したくなったらいつでも聞くよ」という姿勢が一番安心を育てます。
発達障害グレーゾーンの子どもの不登校について不安があればこちらをチェックしてくださいね!
執筆者:石井花保里
(発達科学コミュニケーションアンバサダー)
(発達科学コミュニケーションアンバサダー)



