発達障害ADHD特性のある我が子。親としてはやる気がなさそうな様子を見てはイライラしていましたが「3つの対応スキル」で接したところ息子のやる気がアップ!そんな、やる気を引き出す対応についてお伝えします。 |
【目次】
1.やる気がなさそうな我が子にイライラしても、まずはぐっと我慢です!
今回は、発達障害グレーゾーン・ADHD傾向のある息子とのやり取りからやる気を引き出す対応についてお伝えします。
やる気がなさそうなお子さんを見ていると、どうしてもお母さんの方がヤキモキして、イライラしてしまう…そんなときってありませんか?以前の私はしょっちゅうでした(笑)
ADHD特性のある我が家の息子が中2の時の出来事です。陸上競技会に向けて前日は走高跳の練習をして、そして駅伝の選考会へ行く日のことです。実は駅伝の選考会へ行くのは乗り気ではなかったようなのです。
まず、その日の息子の感情は…
「走り高跳びの練習疲れたー」
「体だるいわー」
「明日、駅伝の予選会?朝8時集合?はやっ!」
「駅伝って、俺じゃなくて他の人が出てもイイんだよね?」
…といった感じです。 親としてはヤキモキしますよね。
走り高跳びも駅伝も陸上なんだからまとめて頑張ればいいのに…
体育くらいしか得意教科がないんだから、もっと必死でやってくれればいいのに…
と、私だってもちろん思いました。
思うのは自由です。でも!その言葉、口に出してはいけません。そこはお母さんの堪えどころなんです!そこで私は、息子を励ますワザをあれこれ繰り出して、息子を送り出しました。
2.発達障害ADHDの息子のやる気を引き出した「3つの対応」とは?
では、子どもを励ますための「3つの対応スキル」について具体的に説明していきますね!
◆①スキンシップをとる
昨夜は「足が疲れたー」と言っていたので、足をマッサージしながら起こしました。耳からの情報の処理が苦手な子に朝からたくさんの言葉を浴びせると、やる気もダウンしがちです。
つい「今日は、駅伝の選考会だよ!」「ちゃんと行くんでしょうね?!」「早く起きなさい!」なんて言いたくなりますが…。そんなときは、いっそのこと言葉を封印してマッサージで「応援の気持ち」を伝えてみてください。
◆②「行くの?」「行かないの?」は封印
子ども自身が心の中で葛藤しています。葛藤しているその最中に「どうするの?」という、イライラしたお母さんの声が届いたものなら 「じゃあ、もう行かない!」となってしまいがちです。
そして「行かない!」という答えに対してお母さんが「なんで行かないのよ!」と追い打ちをかける…。そんな負のループにも陥りがちなので注意が必要です。
そんなときは、一番の核心に触れる会話を避けつつ、さりげない会話をすることをお勧めします。
例えば、
「パン、1枚にする?2枚にする?」
「今日、体育着、白と紺どっちにする?」
「ソックスは白にする?黒にする?」
など。これなら、どちらの答えが返ってきてもお母さんもOKですよね。しかも、質問することで「ああ、それ準備しなくちゃな」と気づかせることができるので子どもの行動を促す効果もあります!
◆③ポジティブトークを繰り出す!
熱い男として有名な、あの松岡修造さんのようなポジティブな会話で 「君ならできる!」と思わせるのがポイントです。
我が家の場合は、
「走り高跳びの練習、頑張ってたね!駅伝選考会もその調整でいけそうだね!」
「走り高跳びが得意で、長距離も得意だったら、めっちゃかっこいいよね!」
こんな感じです。
ADHD傾向のある息子には、ポジティブでワクワクするイメージの方が伝わりやすいという特性もあるので、この「松岡修造さん式」は時々使っています。
やる気のなさそうなお子さんの姿にイラっとしたら、文句を言いたくなる気持ちをグッとこらえて「3つの対応スキル」を試してみてくださいね!
執筆者:清水畑亜希子
(発達科学コミュニケーショントレーナー)
(発達科学コミュニケーショントレーナー)
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