新学期が始まっても中学生のスマホ使用時間が減らず、不安になっていませんか。やめさせようとするほど親子関係が悪化することも。親の関わり方を少し変えることで、ガミガミ言わなくても子どもが自分でスマホを切り上げやすくなるヒントをお伝えします。
1.スマホ使用時間が増える中学生を今すぐ止めたくなるのは当たり前
2.中学生スマホ制限を急ぐほど悪化する「先にやってはいけない関わり」
3.スマホ使用時間でぶつかった私が「順番が違った」と気づいた理由
4.中学生スマホ制限の前に親が変えると子どもが切り替え始める関わり方
1.スマホ使用時間が増える中学生を今すぐ止めたくなるのは当たり前
新学期が始まったのに、朝起きられない。
帰ってきたらすぐスマホ。
そんな姿を見て「このままで大丈夫なの?」と感じていませんか。
春休みの延長のような生活が続いていると、このまま学力も生活も崩れてしまうのではないかと不安になりますよね。
だからこそ「今すぐやめさせないと」と強く思うのは、とても自然なことです。
本当は怒りたいわけではない。
だけど、このまま何もしなかったら取り返しがつかなくなる気がして、ついガミガミ言ってしまう。
しかし、良かれと思ったその関わりが、子どもが自分でスマホを切り上げる機会を、かえって遠ざけてしまっている可能性があります。
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2.中学生スマホ制限を急ぐほど悪化する「先にやってはいけない関わり」
「このままじゃダメだ」と思うと、まずスマホをやめさせようとしますよね。
・時間を決める
・取り上げる
・強く言い聞かせる
ここで多くのママがやってしまうのが子どもの行動を止める声かけです。
実は、子どもの行動だけを止めようとすると、うまくいかないことがあります。
なぜなら、その行動の裏には子どもの置かれている環境や本当の気持ちがあるからです。
発達科学コミュニケーションでは、こうした子どもの「状態」に目を向けることを大切にしています。
新学期が始まった直後は、子どもも見えない疲れや不安を抱えやすい時期です。
そんなときのスマホは、ただの遊びではなく気持ちを外に逃がす時間になっていることがあります。
その状態のまま取り上げると、子どもにとっては“逃げ場を失う感覚”になりやすいのです。
すると、暴言や癇癪、暴力といった形で反発が強くなることがあります。
スマホ制限そのものが悪いのではなく、「順番を飛ばすと悪化しやすい」ここが見落とされやすいポイントです。
3.スマホ使用時間でぶつかった私が「順番が違った」と気づいた理由
私も同じでした。
新学期が始まってもスマホ時間が減らず、昼夜逆転ぎみの生活が続いていくのを見て、不安が止まりませんでした。
「このままではダメだ」そう思って、スマホを制限し、取り上げました。
すると息子は、
・キレる
・暴言を吐く
・暴力が出る
親子関係はどんどん悪くなっていきました。
当時の私は「やめさせること」に必死でした。
しかし、発達科学コミュニケーションを学ぶ中で、自分が子どもの「行動を先に止めよう」としていたことに気づいたのです。
本当はその前に、見ておくべきものがあったのかもしれません。
4.中学生スマホ制限の前に親が変えると子どもが切り替え始める関わり方
ここで私が変えたのは、スマホのルールではありませんでした。
軸はひとつです。
子どもの行動の裏にある気持ちを受け取ること。
そのために、まずやったのはこの3つです。
① 行動を否定する前に一呼吸おく
「またスマホ?」と言う前に、一呼吸おく。
これだけで、ぶつかり方が変わります。
② 子どもの置かれている状況を言葉で伝える
「スマホばっかり」ではなく「新学期って疲れるよね」と子どもの行動の裏にある気持ちを言葉にして添えます。
③ 興味のある話を前のめりで聞く
ゲームの話でも「何が面白いの?」と聞いてみる。
会話の空気が変わると、子どもの反応も少しずつ変わっていきます。
ここで大事なのは、すぐにやめさせることではありません。
まずは、家の中を安心できる場所に戻すこと。
すると少しずつ、自分で切り替える動きが出始めます。
新学期が始まった今からでも、関わりを変えることは遅くありません。
もし今、スマホ時間に悩んでいるなら
・止めたいのはスマホなのか
・それとも、このまま続く状態なのか
一度立ち止まって考えてみるところから始めてみてください。
よくある質問(FAQ)
Q1. 中学生のスマホ制限はしない方がいいのでしょうか?
A. スマホ制限そのものが悪いわけではありません。ただ、子どもの状態を見ずに先に制限を強めると、反発が大きくなることがあります。まずは今どんな状態でスマホを使っているのかに目を向けることが大切です。
Q2. 中学生のスマホ使用時間が長いと学力は下がってしまいますか?
A. 使用時間だけで学力が決まるわけではありませんが、生活リズムや気持ちの状態が影響することもあります。時間だけに注目するのではなく、その背景にある状態に目を向けることが大切にされています。
Q3. 話しかけてもスマホに夢中で無視されるときはどうしたらいいですか?
A. すぐに反応が返ってこないと不安になりますよね。ただ、その場でやめさせようとするよりも、まずは子どもの状態を受け取る関わりが大切にされています。関わり方が変わる中で、少しずつ反応が変わることもあります。
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執筆者:平野 可奈子
(発達科学コミュニケーションアンバサダー)