オリンピックは、スポーツの楽しさや、努力すること、勇気を出すことの素晴らしさを教えてくれますよね。今年行われる東京オリンピックを観戦して楽しむためには、実際に体験するのが一番!カヌーのおすすめポイントをたくさん伝えます。 |
【目次】
1.オリンピック観戦で子どもに勇気を!
2.カヌーはパステルの子どもにオススメ
◆おすすめポイント①自然と一体になれる
◆おすすめポイント②揺れる感覚が心地よい
◆おすすめポイント③親子のコミュニケーションがとれる
◆おすすめポイント④体力がなくてもできる
3.親子で感じた感動体験とオリンピックをリンクさせよう
4.現役ママ・アスリート、小林可奈子選手の講演会を開催します!
1.オリンピック 観戦で子どもに勇気を!
今年2020年は、東京オリンピックが開催されますね!
私は小さな頃から運動音痴…
「人のスポーツを見て何が楽しいんだ…」
「脚光を浴びられるのは特別な人たちだけの世界のこと。自分には関係ない。」
と、運動に対してかなりひねくれた考えを持っていたため、元々オリンピックに興味はありませんでした。
もしかしたら、発達障害・グレーゾーンで運動が苦手な子どもたちと同じ気持ちだったかもしれません。
しかし! 今年は違います!
「子どもには健康のためにも楽しんでできるスポーツをしてほしい」
「子どもと、もっともっとコミュニケーションをとりたい!」
「オリンピック選手のがんばる姿を見て、何ごとにも 希望をもって努力できる親子になりたい」
こんな想いをかなえるため、 今年はオリンピック観戦を楽しみたいと思っています!
運動音痴の自分も、子どももオリンピックを楽しむためには、オリンピック競技を自分ごととして体験するのが一番です。
我が家が体験したオリンピック競技のスポーツを紹介しますね。
2.カヌーはパステルの子どもにオススメ
昨年の夏休み、湖にキャンプに行った時にカヌー体験をしてきました。
カヌーは、数千年の昔から、水上の移動手段として 世界各地で人々に親しまれてきました。スポーツとしてのカヌーは19世紀にイギリスで発祥し、1936年のベルリンオリンピックからオリンピック正式種目となりました。
競技で使われるカヌーのタイプは2種類です。ブレード (水かき)が片端だけについているパドルで行うカナディアンと、両端についているパドルで行うカヤック。
さらにシングル(1人乗り)、ペア (2人乗り)、フォア(4人乗り)の区別があり、距離も 200m、500m、1,000 mの3種類もあるんですよ。
我が家が体験したのは、2人乗りの両端にパドルがついているカヤックというものでした。なんとなく楽しそうという気持ちで参加した体験でしたが、パステルな子どもたちにオススメなポイントがたくさんありました!
◆オススメポイント① 自然と一体になれる!
カヌーに乗り込み湖面を進むと自分たちを取り囲むのは水面のみ!さらに、自分たちがいる場所は湖面の上!いつもの地上での生活とはまるで違う感覚でした。
湖面の下をじっと見つめると小魚が泳いでいて、上を見上げると視界をさえぎる建物は何もなく綺麗な空が見えるのです。
子どもたちも、
「うわぁープカプカ浮いてるー!」
「あっ魚がいるよー」
「空が広いねー!」
と大興奮でした。
我が家の子どもたちは、聴覚過敏や視覚過敏があるので人混みや音の大きな空間はすぐに疲れてしまいます。感覚過敏に対して無理強いして苦手を克服させることはオススメできません。
その点、自然の中で行うカヌーは聴覚過敏や視覚過敏があっても取り組みやすかったです。
苦手な感覚が少ないことで魚の泳ぎに注意を向けたり、波の動きに関心を寄せてじっくりと考えたりと、カヌーを漕ぐだけではなく思考して学習するという面にも良い効果がありました。
◆オススメポイント②揺れる感覚が心地良い
我が家の子どもたちは、ブランコやトランポリンなどで体を揺らしたり、ジャンプしたりすることが大好きなタイプです。小さな頃は、つま先立ちで走り回り、腕をぐるぐる回しながら動いたり、どこでも裸足で歩いたりしていました。
前庭感覚(平衡感覚とも言われます)が鈍く、たくさんの揺れや回転を体に入力することで、気持ちが落ち着いたりやる気が起きたりするのです。
カヌーは漕がないときは静かにユラユラしていて、漕ぎ始めると左右に揺れながら前進したり後進したりしていきます。その揺れがとても心地よかったようで、体験時間1時間ほどの間、集中して楽しめていました。
「カヌーが揺れてひっくり返らないかな?」と心配もしましたが、カヌーの上で立ち上がったり、暴れたりしなければ転覆することはありません。
しかし、普段からブランコが怖い、体を大きく動かすことが苦手なお子さんは、水上で揺れることがとても怖いと感じるかもしれませんので、無理しないでくださいね。
◆オススメポイント③親子のコミュニケーションがとれる
2人乗りのカヌーに親子で乗るときは、前に子ども、後ろに大人が座ります。パドルを動かすときは、2人が息を合わせて漕がなければうまく進みません。そのため、親子で声をそろえて「右、左、右、左」と漕いで進む必要があります。
集団で一斉に同じことをするのが苦手な発達障害・グレーゾーンの子どもたちも、お父さんお母さんが子どものペースに合わせてあげてあげることで周りを気にすることなく漕ぐことができます。
うまくいったときは、
「タイミングよく焦げたね!」
「うまく進んだね!」
「かけ声いいね!」
と褒めてあげると子どもも喜んで自信を持つことにもつながりますよ!
また、行きたい方向へ行きたいのに、うまくカヌーを進ませられない!など、どうやって漕いだら良いのか思考錯誤しなければならない事態もやってきます。
そんなときは、
「回転させるためには、右と左どちらを焦げばいいかな?」
「もっと右へ進むためにはどうしたら良い?」
と、子どもの意見を聞いてみてください。
たとえ間違っていたとしても、実際に子どもの意見通りにやってみて、うまくいかなければもう一度考えてやってみる。
そんなトライアンドエラーを繰り返すことで、普段失敗を恐れて考えを言えないお子さんでも、
「うまくいかなくても、やり直して成功することができた!」
という成功体験をして自信を持つことができますよ!
◆オススメポイント④体力がなくてもできる
子どもと一緒にスポーツを楽しみたいと思ってはいても、お母さんがもともと運動が苦手な場合、楽しめるスポーツを見つけることが難しい場合もありますよね。
カヌーは座ってできるスポーツです。パドルを漕ぐための腕力や耐久力が必要ではありますが、個人で楽しむ範囲であれば休憩もできますし、それほどハードなスポーツではありません。
普段、運動が苦手なお母さんも子どもたちも十分に楽しみながら体験することができます。
もともと運動音痴の私でも十分に楽しくできたので、同じように運動が苦手なお父さんお母さんでもできると思いますよ!
3.親子で感じた感動体験とオリンピックをリンクさせよう
カヌーのオススメポイントを紹介しました。
カヌー体験は、南は沖縄から北は北海道まで、海、川、湖などで4〜11月に行われているところが多いです。体験可能な年齢は小学生以上ということが多いようです。
春休みや夏休みに親子で体験してみてはいかがでしょうか?
自然の中でお父さんお母さんと楽しく体験することで、きっとオリンピック観戦も興味をもってできること間違いなしですよ!
我が家も、今年はまたカヌーをしたいと思っていますし、想い出話をしながらオリンピック観戦も楽しみたいと思っています。
自分が体験したスポーツを懸命に頑張っている選手の姿を見て、頑張ることの素晴らしさや感動を親子で共有できるといいですね!
4.現役ママ・アスリート、小林可奈子選手の講演会を開催します!
発達障害・グレーゾーンのお子さんを育てるお母さんに、子どもの才能を伸ばすヒントを手に入れて欲しい!
という思いから、パステル総研では1月26日にマウンテンバイクの小林可奈子選手の講演会を開催します。
小林選手はアトランタ五輪出場経験をお持ちの、現役ママ・アスリートです。母親・選手・コーチの3つの顔を持つ、とってもパワフルな女性です。
第一線で活躍するママ・アスリートに会える貴重なチャンスです!ぜひ参加してくださいね!
『東京オリンピックにかけるママアスリートの軌跡
〜母として、選手として、コーチとして挑戦を諦めない理由~』
▶︎日時:2020年1月26日(日)
13:00~15:00
(受付:12:30~13:00)
▶︎場所場所:コートヤード バイ マリオット
東京ステーション
トラストシティカンファレンス京橋
▶︎住所:〒104-0031東京都中央区京橋
2ー1-3 京橋トラストタワー4階
執筆者:すずき 真菜
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)