毎日発達障害の子どもにイライラしていませんか?どうしてイライラしてしまうのか、本当に感情を知ればそのイライラは解決できます!お困りのお母さんも多い、朝の支度を例にイライラを解消しませんか? |
【目次】
1 発達障害の子どもにイライラしていませんか?
どんなお母さんも、子どもに対して
「○○してほしい!」「○○はするべきではない!」「〇歳なら△△できるはず!」
という思いをお持ちのはずです。
「○○してほしい!」「○○はするべきではない!」「〇歳なら△△できるはず!」
という思いをお持ちのはずです。
まじめなお母さんほど、子育てに対する理想や目標が、高い傾向があると思います。発達障害の子どもを育てているお母さんの場合、子どもの将来を不安に思うあまり、あれもこれもしっかりできるようにならないと…と思っていませんか?
お母さんの理想と正反対の行動を、子どもがとってしまったら、お母さんはどんな気持ちになるでしょうか。どうしてできないの…と落ち込み、これぐらいやってよ!とイライラして子どもを叱っていませんか?
イライラの裏には、本当の感情が隠れていると言われています。焦り、心配、不安、悲しみ、落胆…これらの感情が満たされないとき、イライラが生まれます。
この場面でいうと、「どうしてできないの…」という落胆の気持ちです。
イライラをコントロールするには、イライラの裏に隠れた本当の感情を知ることが大切なのです!
2.イライラの裏側にある感情をもとに対策を考える
具体的にみていきましょう。新学年がスタートしてほぼ半月。朝の支度はスムーズでしょうか?学校に行く時間なのに、子どもはテレビにくぎ付け!しかもまだ支度が終わっていない!
よくある朝の光景かもしれません。こんなとき、お母さんはイライラして「何してるの!早く準備しなさい!!」と叱りますよね。
このイライラの裏にある、本当の感情は何でしょう。
「学校に遅刻してしまったらどうしよう!」「子どもが登校しないと私も出勤できない!」という焦り、
「急いで登校して事故に遭ったらどうしよう!」という心配、
「遅刻したら先生に何て言われるか…」という不安、
「今日も全然動かない…」という落胆。
これらのイライラの裏に隠れた本当の感情を知ることが、イライラをコントロールする第一歩です。
お母さん自身が「朝の準備が進まないイライラ」の原因が分かれば、対策がとれるものも出てきます。この場合、どんなお母さんも見直そうとするのが、テレビをつけるタイミングでしょう。
朝からつけっぱなしにするのをやめる、テレビは〇時までと決める、支度がすべて終わってから見る、見る番組を決めて時間を制限する。などが考えられます。
それ以外にも、もし可能であれば、通学路を交通量の少ない道に変えたり、先生に事前に相談しておき、もし遅刻したときに、先生がどんな対応をとるのか事前に教えてもらっておけば、お母さんの心配や不安を和らげることができるかもしれません。
どうしてイライラするのだろう?子どもにどうしてほしいんだろう?子どもが○○しないことで、私は何が困るんだろう?
こんな風に考えると、イライラの裏にある本当に感情を知ることができます。特に毎日同じ場面でイライラしている、という場合には、対策をたてて解決につながると、大きな効果が得られます。
ぜひお試しくださいね!
執筆者:丸山香緒里
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)