ネガティブでもいい!発達障害グレーゾーン・アスペルガータイプの子に授けたい『行動力』

 

発達障害グレーゾーン・アスペルガータイプの子どものネガティブ思考に悩んでいませんか?ネガティブになって行動がなかなかできない場合には、行動力をつける声かけをすると子どもは変わっていきます!ここでは筆者の例を挙げながらその方法をお伝えします。
 

【目次】

 

1.ネガティブ思考のお子さんに『行動力』ありますか?

 
 
発達障害グレーゾーン・アスペルガータイプのお子さんが、自己肯定感が低く自信がなくて、ネガティブになりがちと困られているお母さんがとても多いです。
 
 
「どうせ、できない…」
「ぼくは、やっぱりダメなんだ…」
「やっぱり行きたくないよ」
「やりたくない…」
など。
 
 
ネガティブなことを記憶しやすい特性があったり、集団行動が苦手だったり、見通しがたたないことや初めてのことに不安を感じるなど…
 
 
ネガティブな言動も必然的に増えてきてしまいます。
 
 
では、ネガティブは悪いのでしょうか?
 
 
いいえ、ネガティブでもいいんです。ネガティブ思考でも一人で考え込むタイプでもOK!
 
 
ネガティブでも、行動力があればいいんです。
ネガティブ発言がありながらも、行動していたらいいんです。
 
 
しかし…
 
 
・ネガティブ思考で、アウトプット(言葉や表現力)が少ないタイプ
・ネガティブ思考で、周りを巻き込むタイプ
 
 
のお子さんは要注意です。
 
 
次に、なぜ要注意なのかをお伝えしますね。
 
 
 
 

2.行動できない発達障害グレーゾーン・アスペルガータイプの子どもは困っています!

 
 
先の2タイプのお子さんが要注意なのは、行動力が伴わない場合が多いからです。そして、子ども自身がどう行動していいか分からず困っているからなんです。
 
 
子どもが困っているなら助けたいですよね。では、どうしたらいいのか?
 
 
まずその理由を知ること。脳の特性や環境、そして、今までのコミュニケーションや対応などいろいろ関係しています。
 
 
そして、その理由にあった対応に変えてあげることです。
 
 
対応を変えて、ネガティブ思考のお子さんに、行動力をつけてあげることが重要です。
 
 
行動すると、脳が発達するんです。脳が発達していくと、さらに行動できるようになり、自信もついていきます。
 
 
自己肯定感も上がり、ますます行動したくなっていきます。すると、困りごともだんだん減っていきます。
 
 
なので、行動するということは、子どもの成長・発達のためにはとても大切なのです。
 
 
次に、実際に筆者が対応を変えて、子どもの行動力を上げることができた経験をお伝えします!
 
 
 
 

3.ネガティブ思考の子どもに『行動力』をつける声かけ~ある日のわが家の例~

 
 
引越し後、初めて息子が登校したときの話です。
 
 
私は、前日から「大丈夫かな…」「教室に入っていけるかな…」と心配でソワソワしていました。
 
 
前日まで特に何も訴えなかった息子ですが、
当日はというと「行きたくないな〜」と予想通りの会話が始まりました。
 
 
ここで、どんな声かけをしたのか?
 
 
「そうだよね~~(←ここが共感ポイント!)今の気持ちをピースサインで表現するとどんな感じ?」と聞いてみました。
 
 
するとちょっと考えて、息子は“元気のない自信なさげなピースサイン”をしました。そして「行きたくないな~」と言いながらも、学校へ出発したんです。
 
 
このように、自分の思いを表現すること、自分の思いを共感してもらえることが子どものパワーになります。
 
 
下校時にお迎えに行きましたが、ホッとした顔で戻ってきました。ここで私もようやくホッとできました。
 
 
ここでも、今の気持ちをピースサインで表現してもらいました。
 
 
今度は“ピーンと指を伸ばした元気なピースサイン”ピースサインも復活です!
 
 
こんな感じでちょっとした表現でも、きちんと自分の思いをアウトプットできることは子どもの心のつっかえをとり、行動力を与えてくれます。
 
 
もちろん、表現したことに共感し、肯定してあげてくださいね!
 
 
 
 
いかがですか?このように、子どもがネガティブ思考であっても、行動できれば自信をつけていくことができます。
 
 
ぜひ、ネガティブ思考で行動できないお子さんには、ネガティブな気持ちを表現させること、共感することを心がけてくださいね!
 
 
「自分の気持ちをだせた」「お母さんがわかってくれた」そんな成功体験の積み重ねで、どんどん自信がついていくのです。
 
 
これがあるか、ないかだけでお子さんの将来が変わってくるといっても過言ではありません。
 
 
ぜひ、一緒に取り組んでいきましょう!
 
 
▼ネガティブ思考に偏りやすいときはこちらのコミュニケーションもおススメ▼
 
 
 
ネガティブ思考の発達障害グレーゾーン・アスペルガータイプの子どもの行動力をあげる声かけをお伝えしています!

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執筆者:今村裕香
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)

 

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