運動会が終わると休む暇もなく、また別の行事が…。2学期は一番長くて忙しく、発達障害・グレーゾーンの幼児がストレスを抱えやすい学期でもあります。この忙しい学期を上手くのりこえるために我が家で実践した家での対応をお伝えします。 |
【目次】
1.発達障害・グレーゾーンの幼児にとって2学期は大変!
2.発達の気になる幼児の特性が2学期に色濃く出てしまうのはストレスが原因
3.まずはお母さんの対応と子どもの反応を記録する
4.お母さんだからこそできる!子どもに寄り添う対応
1. 発達障害・グレーゾーンの幼児にとって2学期は大変!
運動会が終わり、ほっとしているご家庭が多いことと思います。
皆さんのお子さんの様子はいかがですか?楽しく幼稚園や保育園に行けていますか?
今年はコロナウイルスの影響で例年とは異なることばかり。
縮小や学年別の実施など様々な対応の中での行事で先生方も対応に追われて忙しく、お子さんも落ち着かないことが多かったかもしれませんね。
例年であれば、運動会が終わると、お遊戯会や発表会がありますよね…中止の場合もあるかもしれませんが、運動会と同様に、いつもとは違った対応で行うこともあるかもしれません。
2学期は1年のなかで一番長い学期です。しかも目玉というべき大きな行事が多いのではないでしょうか?
発達障害・グレーゾーンの幼児にとってこの2学期は
・集団で何かをやり遂げなくてはならない
・短期間で色々なことを覚えなくてはならない
・苦手なことを人前で発表しなくてはならない
という苦行ともいえる学期です。
実際に「幼稚園や保育園に行きたくない!」というお子さんも多くいるのではないでしょうか。
発達が気になる幼児は色々な刺激に過敏に反応してしまい、疲れやすいと言われています。
そんな疲れを癒すべく、家でお母さんができる対応をお伝えします。
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2.発達の気になる幼児の特性が2学期に色濃く出てしまうのはストレスが原因
発達が気になる子どもはそれぞれ特性を持っていることが多くあります。
疲れが溜まったときや自分のキャパシティを超えてしまったとき、元々持っている特性が爆発してしまうことがありますよね。
例えば
・癇癪が落ち着いていた幼児が、ちょっとしたことで怒りっぽくなり手がつけられないほど癇癪を起こす
・幼稚園や保育園に問題なく行けていたのに、急に登園しぶりをするようになった
これらの色濃く出る特性は疲れや緊張からストレスとなり、出ている可能性があります。
ストレスというと大人のだけのものと思われがちですが、子どもにとっても大きな問題です。
さらに、子どもはストレスを感じていることを自覚することが難しいので、お母さんに言葉で伝えることもできません。
そのため、癇癪やぐずり、行き渋りなど様々な行動で訴えているのです。
ですからお母さんがそれをいち早く発見してあげることが大切です。
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3.まずはお母さんの対応と子どもの様子を記録する
実際に我が家であった話をさせてください。
娘は現在幼稚園の年長さんです。娘が年少さんのときの2学期に期間限定で娘の癇癪という特性が多く出る日が続きました。
もともと癇癪持ちの娘でしたので、行事の練習や疲れがストレスとなって表れているからだろうと思っていました。
しかし、癇癪がない日もあったのです!絶対に疲れていると思われる日でさえ。
そこで私は家での環境を考えるようになり、娘と穏やかに過ごせた日、癇癪が出た日の私自身の娘に対する行動や言動を2ヶ月ほど記録しました。
そこで、わかったことがあったのです!
4.お母さんだからこそできる!子どもに寄り添う対応
記録から分かったこと。それは、ずばり…
・何も言わないこと
・要求量を減らす
この2つができていた日は娘の様子が安定していたと言うことです。
発達が気になる幼児は、園でも家でも注意を受けることや怒られることが多くあると思います。
園では慣れない行事の練習を頑張り、疲れて帰ってきて家ではのんびりしたい気分のときもありますよね。また、すぐに動けないことやグズグズすることもあります。
そこで、お母さんからガミガミ言われたらどうでしょう?
さすがに、子どもも嫌になりますよね。さらに、ストレスがたまり癇癪やぐずりがでるのも当然です。
ストレスは園など家の外での生活に原因があると考えてしまいがちです。しかし、実際のところは家でのお母さんの対応がストレスの原因となっていることもあるのです。
ですから、お母さんが何も言わずに要求量を減らすことで、子どもの特性も減らして疲れを癒すことができるのです。
発達障害・グレーゾーンの幼児は、つい小言を言いたくなる状況が多々ありますよね。色々言いたくなる気持ちはわかりますが、子どもに「〇〇しなさい!」の要求をすることを一度やめてみてください。
園で頑張ってきたお子さんの気持に寄り添って、家では心が落ち着く時間を作ってあげてください。 きっと穏やかに一日が過ごせますよ。
我が子に行った対応があなたの困りごとの解決のヒントになれば幸いです。
執筆者:みずおち絵梨
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)