いよいよ入園まであと少しですね。「言葉の発達がゆっくりだけど大丈夫?」「集団生活すぐに慣れる?」等、お母さん達も不安でいっぱいかと思います。発達障害グレーゾーンの子どもが安心して入園を迎えられる為にお母さんが今やるべき対応策をお伝えします! |
【目次】
1.発達障害グレーゾーンの子どもの入園前に不安になっていませんか?
2.不安で質問を繰り返す息子にどう対応したらいいのか分からなかった私
3.入園ギリギリでもできた我が家で実践した対応策をお伝えします!
◆毎日わざと園の近くを通る
◆園のイメージ作り
4.入園後は子どもの言葉の発達もぐんと伸びてスムーズに園生活をスタートできました
1.発達障害グレーゾーンの子どもの入園前に不安になっていませんか?
もうすぐわが子が入園!でも
「言葉の発達がゆっくりだから心配」
「一斉指示ちゃんと聞けなかったらどうしよう」
そんなことばかり考えてお母さんが不安になっていませんか?
そして、ついつい真顔が増えていませんか?
はじめての集団生活。
特に発達障害グレーゾーンの子どもの中には、新しいことや見通しの立たない出来事に対して不安を敏感に感じてしまう子もいると言われています。
知らない人達に囲まれて慣れない場所で過ごすことは、私たち大人だって緊張しますよね。
発達障害グレーゾーンの子どもは、過度に不安になったり緊張することがありますので、怖いと感じてしまうと、上手く気持ちを処理できずにさらに不安が強くなってしまいます。
そんなときに、子ども達はお母さんの不安げな顔を見ると、より一層不安になってしまうものです。
わが子の入園前に不安でしょうがなかった私の様子を見て、さらに不安になってしまった息子。ギリギリでやった対応で、スムーズに入園することができた我が家の経験をご紹介しますね。
2.不安で質問を繰り返す息子にどう対応したらいいのか分からなかった私
私も息子の入園前は、不安で仕方がありませんでした。
心配になりすぎて、子どもが園で困って泣いている夢を何度もみたぐらいです。
「もうすぐ幼稚園はじまるけど、大丈夫だからね」
などと、余計に息子にプレッシャーを与えるようなことばかり伝え、間違った対応を続けていました。
恐らく笑顔も少なくなっていたでしょう。
それくらい毎日心配していたのですから。
不安の強い息子は、私の様子をとても敏感に感じます。
ですから、息子の不安も徐々に強くなり、何度も質問をしてくるようになりました。
言葉の発達がゆっくりでしたので、自分の気持ちを伝えることが難しく、質問を繰り返すことで、自分自身を安心させようとしていたのだと思います。
3.入園ギリギリでもできた我が家で実践した対応策をお伝えします!
不安になるだけで、特別何も対応していなかったことに気づいたのは、なんと入園の2週間前!
私が悪かったと猛省しましたが、もう時間はありません。
私が実践したことはたったのふたつでしたが、これがうまくいきました!
◆毎日わざと園の近くを通る
息子と一緒に、入園する園の近くを毎日通ることにしました。
「お友達元気に遊んでいるね」
「みんな、給食何食べたかな?」
「今日は雨だからお散歩行かなかったかな?」
息子は、聞いているのかどうか分からない時もありましたが、私が独り言のように話し続けることで、次第に息子も園に対して興味がわいてきたように感じました。
◆園のイメージ作り
ふたつ目に実践したことは、園内の写真を撮らせてもらい、毎日一緒に見たことです。
エントランス、廊下、トイレ、園庭など、園の様子が分かる写真を何枚か撮らせてもらいました。
一緒に写真屋さんへ行き、「自分で写真を現像できた!」という、ちょっとした成功体験を積ませてあげ、その写真を毎日見てお話をしました。
その際にも気を付けたことはただひとつ!
「笑顔で・優しく・ゆっくりと!何気ない会話を楽しむ」ことだけでした。
4.入園後は子どもの言葉の発達もぐんと伸びてスムーズに園生活をスタートできました
結果、息子はスムーズに入園することができました。
もちろん全く不安がなかったわけではありませんが、
「少しドキドキする」
「不安だから手繋いでいて」
と自分で言えるようになり、言葉の発達もぐんと伸びたのです。
もしあの時私が 「ギリギリだしもういいか」 と何も対応せず入園を迎えていたら…
行き渋りが酷くなっていたかもしれませんし、不安で何か別の症状が出ていたのかもしれません。
事前準備をするかしないかは、お母さん次第!
どんなにギリギリでも何かしら実践できる対策は必ずあります。
どうか諦めずに、お子さんをよく観察して、今できることをぜひ考えてみてくださいね。
みなさんが笑顔で入園を迎えられますように。
発達障害グレーゾーンの子どもたちの入園・入学準備はこちらから!
執筆者:渡辺咲
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)