次年度から小学校の通常学級(普通学級)から特別支援学級へ転籍を決めたものの、子どもが転籍後のクラスでうまくやっていけるか、友達が少なくて寂しくないか、と不安を感じていませんか?我が子の転籍の経験からどうやって不安を解消したかをお伝えしますね! |
【目次】
1.小学校の通常学級(普通学級)から特別支援学級へ転籍を子どもが嫌がらないか不安になりませんか
2.不安に感じた理由とは?
◆娘がこれまで過ごした環境が大人数だったから
◆支援学級へのイメージが薄いから
3.そもそも人間は新しいことに対して不安がある
4.お母さんの不安が解消できる方法とは?
5.支援学級に転籍した娘の姿に安心
1.小学校の通常学級(普通学級)から特別支援学級へ転籍を子どもが嫌がらないか不安になりませんか
早いもので2月も後半に入りました!来年度に向けて動きがある季節ですね。
来年度の進級のタイミングで小学校の通常学級(普通学級)から特別支援学級へ転籍させようと決められている方もいらっしゃるかと思います。
大抵の親御さんはとても悩んで、転籍が子どもにとってベストだと判断して転籍を決められたことと思います。
自分の中でしっかり結論が出ていたとしても、ときおり不安な気持ちがでてくることってありますよね。
・子どもがこれまでのクラスのお友達と離れて嫌がらないだろうか
・少人数のクラスだから寂しがらないだろうか
・前の方がよかった!学校に行きたくない、なんて言わないだろうか
このように通常学級(普通学級)から特別支援学級へ転籍することでのお友達関係への不安が出てくるかもしれません。
実は私も同じように不安に感じたのです。
娘は1年生の時は通常学級(普通学級)で過ごしていましたが、2年生から特別支援学級への転籍を決めました。
小学校の通常学級(普通学級)から特別支援学級への転籍を決めた経緯はこちらです。
子どもにとって特別支援学級への転籍するのは良い選択だと思っていても、本人ではなく親の希望で転籍を決断しています。
子どもが友達と離れることを嫌がったり、前のクラスがよかった、と言い出したりするのではないかと不安に感じてしまいました。
この記事では、小学校の通常学級(普通学級)から特別支援学級へ転籍する時に子どもが転籍を嫌がるのではないかという不安の解消方法をお伝えしますね!
2.不安に感じた理由とは?
娘が小学校の通常学級(普通学級)から特別支援学級へ転籍する前に感じた友達関係の不安はどこからきたのか、その理由をお話しますね。
◆娘がこれまで過ごした環境が大人数だったから
娘は長年大規模な保育園に通い、小学校一年生の時は私もフルタイムの会社員でしたので、学童に通っていました。
娘は幼いころから、お友達がたくさんいる環境にいました。
娘は発達障害で感覚過敏があり音に敏感なところがあるので、少人数で落ち着いた環境がいいとは思いましたが、元気で友達も好きな子なのです。
新設の特別支援学級なので人数も少なく、スタートがたった3人だと聞いて、娘が寂しがったり嫌がったりしないか心配でした。
少ない人数の特別支援学級のクラスで、娘に合うお友達がいなかったらどうしよう…などと考え不安になってしまいました。
◆特別支援学級へのイメージが薄いから
私自身がこれまで特別支援学級が近くにある環境にいませんでした。
自分が在学していた学校にも特別支援学級がなかったのです。
子育てをするようになってからも、特別支援学級に通わせているママに出会ったことがありませんでした。
娘が転籍する時にできた特別支援学級ですので、地域に住む知り合いのママ友には特別支援学級を経験している人がいなかったのです。
これまで、長男の小学校入学のときにも、なにか初めての経験があるときには先輩ママに学校の様子を聞いたりできたのでイメージが付きやすかったのです。
ところが今回特別支援学級へのイメージが乏しいまま、転籍を決めてしまったのです。
3.そもそも人間は新しいことに対して不安がある
新しい環境に変わるというのはとても不安ですよね。
人間というのは新しいことに対し不安を持ってしまいます。
それは変化が怖いというのは動物の本能だからです。
動物は生命維持が一番大切です。失敗は命の危険につながります。
なるべく失敗がないように、これまで経験があることを選ぶように脳ができているのです。
動物の本能はこれまで通った経験がある安全な道を通るし、食べたことがあるものを食べようとします。
むやみに新しいものに飛びつくと、その先に命の危険があるからです。
だから、新しい環境に変わることに対し不安に感じてしまうのは人間だから当然のものなんです。
不安が強いというのは個人差はありますが、多かれ少なかれ皆あることと考えればちょっと安心できませんか?
では、その不安はどうやったら解消できるのでしょうか?
次項では不安を解消する方法をお伝えしますね!
4.お母さんの不安が解消できる方法とは?
不安の解消方法とはズバリ!
「最悪の事態を考えておくこと」です。
この場合の最悪の事態って何だろうか、と考えあらかじめリストアップしてみてください。
私が考えた最悪の事態はこんな感じでした。
・娘が「前のクラスがいい」と言って小学校に行きたがらなくなる
・特別支援学級で友達ができなくて悲しむ
・通常学級(普通学級)の子たちから何か言われる
こうして書き出してみると対処方法がでてきます。
この場合の対処方法とは
・前のクラスがいいといって小学校に行きたがらなければ、普通学級へ交流に多く行かせてもらう。
・それでもどうしても無理なら、事情を話して次の進級の時に普通学級に戻してもらえるように動く。
・特別支援学級で友達ができなかったら、習い事などをさせて他のところで友達を作ればいい。
・友達から何か言われてそれがいじめに発展したら、他の小学校に転校したらいい。
となります。
こうしてみると私の不安には解決策があることがわかるんです。
解決策があることがわかると、とても安心できました。
5.通常学級(普通学級)から特別支援学級に転籍した娘の姿に安心
私が感じていた不安は実際どうだったかというと、結局なにも問題はありませんでした。
特別支援学級のクラスのお友達と仲良くやっていますし、通常学級(普通学級)での交流でもうまくやっているようです。
寂しいということは聞いたことがありません。
むしろ、毎日学校に楽しく通って「私、なかよし学級でよかった!」と言っています。
また、娘と歩いていると私が知らない子からもたくさん声をかけられます。
娘にどこの子かと聞くと、近所の公園で知り合った保育園に通っている子だったり、学年の違う子だったりします。
放課後等デイサービスに通っていてそこにもお友達がいます。
私自身が友達は同じクラスで作るものと勝手に思い込んでいましたが、そうではなかったのです。
娘は娘で学校内だけじゃなく私が知らないところでもたくましく自分の人間関係を広げているのです。
友達関係の不安もこれまでの自分の常識にあてはめて考えてのことです。
これまで通っていた普通学級や大人数の環境こそ一番良いとはずだという思い込みが根底にあったんだと気が付きました。
いかがでしょうか?
ここまで子どもが友達関係から特別支援学級への転籍を嫌がるかもしれないという不安を解消した方法をお伝えしました。
お母さんの不安は早めに解消して自信をもって来年度を迎えられるといいですね!
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執筆者:笹原みらい
(発達科学コミュニケーショントレーナー)
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