発達障害グレーゾーンの子どもの発達をうながすには親子関係がとっても大事!なのに、できない事がやたらと目についてガミガミ叱ってしまい、気づけば声をかけただけでイヤそうな顔…。そんな場合は要注意!親子関係をまず回復させましょう! |
【目次】
1.発達障害グレーゾーンの子育て、叱ってばかりで親子関係大丈夫?
2.子どもの発達をうながすには親子関係がとっても大事
3.親子関係を良好にする親のためのプログラム「ペアレントトレーニング」
4.親子関係を回復する一番カンタンな方法をご紹介します
1.発達障害グレーゾーンの子育て、叱ってばかりで親子関係大丈夫?
発達障害グレーゾーンのお子さんを育てていると、できないことばかりが目についてしまう。そんなことありませんか?
・片付けできない
・宿題しない
・字が汚い
・話を聞いてない
などなど。
できるようになって欲しくて、ガミガミ叱ってしまっていませんか?でも、何度言っても、何度叱ってもできるようにならない…。
それどころか普通に話をしたくて声をかけただけなのに、嫌そうな顔をするようになってしまうかもしれません。
答えてくれたとしても、生返事か「わからない」「忘れた」との答え。さらに反発されてしまう…。
そんな悩みをかかえているお母さんさんはたくさんいらっしゃると思います。
子どものためを思ってあれこれ言っているのに、親子関係がギクシャクしてきてしまっているかもしれない。
我が家の親子関係大丈夫かな!?と不安に思ったあなたは、とっても大事なことに気づいたと思いますよ。
2.子どもの発達をうながすには親子関係がとっても大事
発達障害グレーゾーンの子どもの発達をうながそうと思うとき、必要なのは良質なコミュニケーションです。
子どもが「話を聞いてくれない」「コミュニケーションがとれない」。そんな状態では、子どもをやる気にもさせられません。
ましてや「楽しませる」こともできないですよね。そこで、子どもが話を聞いてくれる、コミュニケーションがとれる親子関係を取り戻すのがとっても大事なのです!
3.親子関係を良好にする親のためのプログラム「ペアレントトレーニング」
「ペアレントトレーニング」という言葉を聞いたことがありますか?
療育センターや発達障害の支援機関でも取り入れられている親のためのトレーニングです。一度は、体験されたことがあるかもしれませんね。
ペアレントトレーニングとは「子どもが困った行動を取ってしまうのは、なぜなのか?」そういったことを理解することで、「叱ってばかり」という親の接し方を変えて親子関係を良好にする、子どもの困った行動を軽減させる親のためのプログラムと言えます。
このように、子どもを理解し、親の接し方を変えて親子関係を良好にすることが発達支援には重要であるとして、療育センターなどでも、活用されているのです。
4.親子関係を回復する一番カンタンな方法をご紹介します
親子関係を良好にする有効な手段は「褒める」ことです。
最近はよく言われるようになってきたので、子育ての中でなんとなく「褒める」のが良いのだなと思っている方もいらっしゃると思います。でもいざ褒めようとすると…難しいですよね。「褒める」って。
発達障害グレーゾーンのお子さんで、あれもこれもできていない!と日々思われている場合、 突然「褒める」場所を探すのは難しいと思います。
そこでとっておきの方法をご紹介します!それは 実況中継です!
その子の「今、当たり前にできていること」、それを声に出して伝えてみましょう。
・元気に帰ってきたね!
・喉渇いてたんだ!すごい飲みっぷり!
・おやつおいしそうに食べてるね!
・これもう食べちゃったんだ
・このゲームやってるんだ
・どうなったら勝ちなの?
・このテレビ面白いね!
親が話しかける事は全てイヤなことじゃない。ダメなところ以外も見てくれている。
それが子どもに徐々に伝わっていきます。話しかけられただけでイヤな顔をしなくなれば、親子関係が回復しているきざしあり!!
さらに、親子関係回復スピードを早めるとっておきの秘策は、親子関係が回復するまでは出来ないところは見ないふり、叱ったり指摘したりするのはしばらくお休みしましょう!
ちょっと頑張って2週間試してみてください!
親子関係を回復して、親子の会話が楽しめるようになると、子どもの成長スピードは、グーン と加速しますよ。楽しみながらトライしてみましょうね。
執筆者:広路貴代江
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)
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