最近の子育てでは、自己肯定感の高い子どもを育てましょう!とよく言われますよね。子どもの自己肯定感が低い場合、その原因は何だと思いますか?実は、親の自己肯定感も関係していたのです。ここでは、親子で一緒に自己肯定感を高める方法をご紹介します! |
【目次】
1.自己肯定感の低い子どもの特徴は?
2.私にも原因が!?親の言動と自己肯定感が子どもに影響
3.子どもだけじゃもったいない!発コミュで親の自己肯定感も高めよう!
1.自己肯定感の低い子どもの特徴は?
「自己肯定感」とは、自分のいいところも悪いところも含めて、自分のありのままを肯定できる感覚のことです。
つまり、自己肯定感が高い子どもは、自分を信じて様々なことに挑戦し、失敗をしても諦めず、困難を前向きに乗り越えていくことができるのです。
逆に、自己肯定感が低い子どもはどうでしょうか?自分はできないと感じてしまうことが多い自己肯定感が低い子どもは、がんばろうというパワーが不足しがちなため、次のような特徴があります。
・挑戦しようとしない
・すぐに諦める
・人の目を気にする
・ネガティブな発言が多い
では、なぜ子どもの自己肯定感が低くなってしまうのでしょうか? それには、親の言動と自己肯定感の低さが関係していたのです。
2.私にも原因が!?親の言動と自己肯定感が子どもに影響
今、子育てには、厳しい「しつけ」よりも、「肯定」して育てることが大事、と色々なところで言われています。それは、「しつけ」が、子どもの自己肯定感を低くしてしまう原因の1つでもあるからです。
パステル総研の基本の考え方である「発達科学コミュニケーション(発コミュ)」も、子どもを肯定することで、脳を発達させ、子どもの成長を促す方法です。
褒めることが大事とわかっていても、どうしても子どもを褒めるのが難しい、ついつい叱ってしまう、などというママもいらっしゃるかもしれません。実は私も、子どもを肯定したり、褒めたりするのがあまり得意な方ではありませんでした。
しかし、発コミュでは、子どもを肯定するやり方が決まっているので、その方法を忠実に実行することで、何とかできるようになってきました。
そして、発コミュを始めてから、子どもの癇癪が明らかに減り、素直さが前面に出てくるようになり、ネガティブな面も減ってきました。
子どもを肯定する育児が、子どもにとって良い効果をもたらすことを実感しました。つまり、発コミュのおかげで、子どもの自己肯定感が少しずつ高まってきたのです。
もしあのとき、発コミュに出会わず、ずっと自己流の「しつけ」の育児を続けていたらと思うと、発コミュに出会えたことに本当に感謝です。
私が発コミュを始めたとき、自分は子どもを肯定するのが苦手な方だと感じていました。その頃、よく言われる「人は無意識に、自分が育てられたように自分の子どもを育てる」という言葉を思い出しました。
自分が幼い頃のことを思い出そうとしても、特別褒められた記憶もなければ、厳しくしつけられたという記憶もありません。
そこで、両親に私を育てたときのことを聞いてみたところ、私を育てたときは、どちらかと言えば「しつけ」の育児だったとのことでした。当時は、あまり褒めることの大事さなどが語られることはなかったようです。
つまり、「しつけ」の育児で育てられた私の自己肯定感が低かったため、子どもを肯定することが苦手だったのだと分かりました。
当時も、褒める育児をしていた人はいるはずですので、おそらく、私の母も、自分の母親(私の祖母)から、「しつけ」の育児をされて育ったのだろうと思います。
やはり、かなり意識しないと、「自分が育てられたように、子どもを育てることになる」のが一般的なのかもしれません。
このように考えると、「しつけ」の育児で育てられた私が、子どもを同じようにしつけようとしてしまうのは、自然な流れなのかもしれません。だから、私にとって、褒める育児(発コミュ)を徹底することは、かなり意識することが必要なのでした。
そのような中でも、発コミュに出会うことで、褒めることや肯定することが、育児には必須であるということに気づけたことは、大きな一歩になりました。
3.子どもだけじゃもったいない!発コミュで親の自己肯定感も高めよう!
先ほどお話ししたように、発コミュで子どもの自己肯定感が高まりつつあるのを感じていましたが、親である私自身の自己肯定感は変わりませんでした。
そこで、あまり褒める育児で育っていない私も、自己肯定感を高めるために、今からでも自分自身に肯定(発コミュ)をやってみたらどうかと考えました。
そうは言っても、今更、自分の両親に褒めてもらうわけにもいかないので、自分自身を意識的に肯定する(発コミュを実践する)、という作業を日々繰り返したのです。
例えば、
・レトルトばかり使った夕食になっちゃったけど、夕食に間に合ったし家族が喜んでくれたからOK!
・イライラしてつい子どもに怒ってしまったけれど、その分フォローしてしっかり向き合って遊ぶことができたからOK!
・仕事ばかりで子どもと向き合う時間が少ないけれど、少ない時間を大切にしているから、OK!
など、このようにママが自分自身を肯定し続けることで、子どもを肯定することが苦手と感じていても、苦手感が減っていきます。
自分を肯定できない人が、自分以外の人を肯定するのは難しいとも言われます。とにかく自分を日々肯定することを意識すると、子どものことが肯定しやすくなっていきます。
子どもを肯定しやすくなれば、「肯定」の効果はさらにアップし、子どもの自己肯定感はどんどん高まります。また、子どもに素直さが出てくるなど、子どもとのコミュニケーションの質もさらに向上していきます。
そして、ママが自分を褒めて、肯定していくことを意識することにより、ママ自身の自己肯定感もあげることができます。
自分を肯定したり褒めたりすることは、自然とできる人にはできるものです。でも一方で、「肯定」の効果が必要な人ほど自分自身の肯定が苦手、という面もあるのではないでしょうか。
子ども時代の自分に必要だった「肯定」を補う気持ちで意識的にやってみることが、育児だけでなくママ自身の将来への投資になります!
私自身、発コミュに出会って、育児に肯定が必須だと気づけたことは非常に幸せだと感じています。
さらに子育てを通じて、私が自分を肯定することが苦手だと気づけたことは、私自身と家族の将来をよくするための、子どもからのプレゼントだと感じています。
子どもを肯定する育児に少しでも苦手さを感じる方は、子どもを肯定しつつ、自分自身も肯定してみてはいかがでしょうか?子どもだけじゃなく、親子一緒に自己肯定感を高めることで、さらに育児を楽しめるようになりますよ!
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執筆者:三島希実
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)