発達が遅い発達凸凹キッズの成長の芽をつぶさない!お母さんの気持ちの整え方

子どもが友達と関わる機会が増えると自分の子どもの発達が遅いと感じることがあるかもしれません。癇癪が頻繁、周りの子よりできないことが多いなど気になってしまいますよね。そんな時、お母さんがどのようにお子さんを見たらよいのかお伝えします。
 

【目次】

 

子どもの発達が遅いと感じるときはいつ?

 
 
子どもが成長をすると友達と関わる機会が増えてきますよね。幼児と小学生では生活環境も変わり、友達との関わり方も違ってきます。
 
 
子どもの成長と共に人との関わりや生活範囲が広がるにつれて、自分の子どもの行動が気になったり、発達が遅いかも…と感じてしまったりする場面が出てくることがあります。
 
 
いつ、どこで、わが子の発達が遅いと感じるのかには個人差があります。
 
 
➀1歳半ころに支援センターなどに行って
➁幼稚園や保育所の集団生活に入る3歳から
➂小学校入学してから
 
 
発達が遅いと気が付く時期は、おおよそこの3つのターニングポイントがあると考えられます。
 
 
幼稚園や保育所に入る前から気になる子もいれば、集団生活に入ってから気が付くこともありますよね。小学校に入学してからはっきりとわかる子もいます。
 
 
わが子の場合は、小さいころから気になることはありました。しかし、許容範囲内で、幼稚園でも大きなトラブルなく過ごしていました。
 
 
それが、小学校1年生の秋頃から突然の出来事のように様々な問題行動が起こり始めたころです。
 
 
明らかに自分の子どもの発達が遅いと痛感しました。
 
 
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2.発達の遅れに気が付きにくい発達凸凹キッズ

 
 
・成長には個人差がある
・一人ひとり違って当たり前
 
と、分かっていても自分の子どもが他の子と何か違うというところに注目してしまいますよね。
 
 
・落ち着きがなく常に動いている
・活動に参加しない
・一人で好きなことをしている
・言葉が遅い
・大勢の輪に入れない
 
など、少しでも周りよりもできないことがあると「発達が遅いのかな…」と気になるお母さんが多いはずです。
 
 
しかし、検診で特に指摘されることもなければ、気になることを聞いても「問題ない」と言われては、安心してそのまま「様子を見よう」となりますよね。
 
 
ちょっと気になるくらいでは、幼稚園に入れば追いつくかな…小学校に入ったらできるようになる…と思えるくらいの子どもが発達障害・グレーゾーンなのです。
 
 
ですから、周囲との歩調が合わなくなったり、学習が分からなくなってきたりすることでお子さんの発達が遅いことに気が付くことになるのです。
 
 

 
 

3.子育て支援をしていたのに自分の子育ては上手くいかない事実

 
 
私は大学を卒業後、子育て支援の仕事をしていて沢山の親子と出会いました。
 
 
子育て経験のない私に悩みを話してくれるお母さんたちに、なんて答えてよいのかとても戸惑いました。しかし、お母さんたちは答えを求めるというよりは、話を聞いてほしいんですよね。
 
 
話を聞いて共感してほしい、そんな気持ちで話しているのかな…と感じていました。
 
 
ですから、安易に「大丈夫です」とも「発達が遅いのでは…」とも言えませんでした。
 
 
しかし、遊びに来る回数が多くなり関わる時間が長くなるにつれて、私は自然とその子の良いところやできていることを伝えていました。
 
 
例えば
 
 
・絵本を見ない
→見ていないけど同じ空間にはいる
 
・活動に参加しない
→自分のやりたいことがハッキリしている
 
・控えめな子
→周りをよく見ている
 
・落ち着きのない子
→エネルギッシュで活動的またはすぐに行動できる
 
・元気な子
→いつも笑顔であいさつしてくれる
 
 
といったように、できないことには注目はしませんでした。
 
 
しかし、自分に子どもが生まれて子育てが始まるとそのように考えることができませんでした
 
 
・手をつないで歩けない
・物への執着心が気になる
・「やめようね」と言ってもすぐにやめられない
 
など、周りの友達とは違ったところが気になるようになりました。
 
 
それでも、幼稚園に入るまでは「男の子だし、こんなもんだな」と落ち着いてみることができていました。
 
 
しかし、幼稚園、小学校と成長するにつれて困りごとが増えていくほど「できないところ」ばかりが目についてイライラしたり心配してばかりでした。
 
 

 
 
「○○ができない」
「○○しないとダメ」
「どうして教室に居れないの!ちゃんとしなさい」
 
 
など、できないところやダメなことばかりに注目して息子のことを否定してばかりいました。さらに、ちゃんとさせなくてはという一心で、命令や指示出しが多くなり、完全に親子関係が悪くなっていました。
 
 
子育て支援の仕事をしていて、子どもの発達のことも大学で勉強してきたのに、こんなにうまくいかない子育てに心底自信を失くしました
 
 
息子の困りごとが解決しないまま小学1年生が終わり、学校生活や親子関係に悩み、ネットで発達障害や学校での困りごとを検索していた時に出会ったのが発達科学コミュニケーションでした。
 
 
これしかない!と思って上級講座の受講を決めました。そして、学び始めて自分が忘れていた大切なことに気が付きました。
 
 
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4.子どもの成長には子どもを○○○に見ることが大事

 
 
学びの中で「子どもの苦手を伸ばそうとするのではなく、良いところや得意なことをさらに伸ばすサポートをする」という言葉で私が忘れていたことに気が付きました。
 
 
それは客観的に子どもを見ることです。仕事をしていたころは、子どもを客観的に見ていたので、その子の良いところやできているところを見つけることができていました。
 
 
しかし、自分の子どもとなると一歩下がって客観的に見ることができなくなっていたのです。
 
 
発コミュを学んで
 
 
・子どもは自分とは違う一人の人であること
・自分の思うようにならないのは当たり前
 
 
という大切なことに気が付きました。
 
 
さらに、発達凸凹キッズの子どもはなおさらその子の得意なことを伸ばして成長させる関わりが必要ということも、私にとっては大事な気づきでした。
 
 
それからの私は、自分の子どもを見る目を育てることで落ち着いて子どもの特性や困りごとと向き合うことができました。
 
 
さらに、発コミュで学んだ親子のコミュニケーションを実践していくことで崩れかけていた親子関係が少しずつ修復されていきました。
 
 
子どもを客観的に見て、子どもの一番の理解者になれるのは母親だけです。
 
 

 
 
もしも、自分の子育てに悩んでいたら、わが子の一番の理解者になり、自分も子どもも楽しい毎日が過ごせるようになるためにも、子どもを一歩下がって客観的に見てみてください。
 
 
すぐにはできないかもしれませんが、意識するだけでも違ってきます。
 
 
少しでもお母さんの気持を整えることができれば、お子さんのできているところや良いところが見えてきます。それが子どもの成長の芽です。
 
 
完璧にできなくても大丈夫です。時にはイライラして怒ってしまうことがあっても良いと思います。
 
 
何度も繰り返しながらでも良いので少しずつ子どもの成長の芽を伸ばしていきましょう!
 
 
発達凸凹キッズの子育ては難しいことが多いです。普通の子育てよりも難しいのですから、お子さんのことで悩んで考えていること自体にまずは大きな○をあげましょう。
 
 
お母さん自身が自分の事を認めて褒めて自信を失わないように心を整えてくださいね!
 
 
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執筆者:さとうみな
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)
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